犬猿のレビュー・感想・評価
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江上さん、すごい上手くて驚いた。真面目で堅物で、軽く物事うまくやっ...
江上さん、すごい上手くて驚いた。真面目で堅物で、軽く物事うまくやってるように見える妹に嫉妬して、でもそれ出せなくて。同じお姉ちゃんとしてすごい共感する部分も多くて切なかったな。
つらくなったりもしたけど、兄弟のやり合うシーンはすごい見応えあった。
邂逅して仲良くなって終わりじゃなくて、やっぱり好きも嫌いもなくなる訳じゃない、でもきょうだいがいて良かったんだって思わせてくれる作品。
性格設定が面白い
破天荒で男気のある兄と真面目で優しい弟、頭が良くて要領の良い姉と、ルックスが良くて愛嬌のある妹。この4人の性格設定が、とっても面白い。
相手の事を理解しているからこそ辞められない犬猿の関係。嫉妬と喧嘩と自己嫌悪を繰り返しながら、少しずつ広がっていく歪み。
正義とか悪とかハッキリしないのも、とっても納得できて好き。
ウザいけど大事な人
笑えた。
印刷会社を経営する姉妹の姉が面白い。
取引先の営業マンに事あるごとにアプローチするが、いつもさらりとかわされる。
美人の妹との比較で姉の魅力がより一層浮き彫りになる。
「近くに美味しいステーキの店ができたの、行きたいよね」と独り言のようにつぶやき、遠回しに誘うも「そうだね、行きたいね」と社交辞令風に断られる。
それが妹の場合は「一緒にいこう」と態度が様変わりする。
それを近くで見ていた姉は呆然自失。
また、取引先の無理な注文を承諾した見返りとして、約束した遊園地でのデート。
そこで、「彼女できたよ」と予期せぬ宣告を聞き、思わず口の中のものを吹き出したシーンはツボにハマり笑いを噛み締めた。吹き出し方が豪快だった。
他にも親戚が集まる場で、姉が妹への嫌がらせで、妹が出演しているエロいDVDを突然TVで流したこと。
その時、場の雰囲気の固まり具合が抜群に笑える。
このようなに笑える場面を盛り込んでコメディ風に仕上がっているが、この作品は兄弟げんかを通して、どんなに仲が悪く、いがみ合っていても、根底には深い愛情があるという人間模様を描いた暖かなストーリーとなっている。
物足りない
兄弟(姉妹)と言う切っても切れない関係にスポットを当てた興味深い作品と思いきや。
不思議な感覚。
新井浩文さんが事件を起こす前に見れば、さすがの迫力と賛辞されるが、あの後に見ると「そのまんまやん!」とツッコまずにはいられなくなる。
それはさておき。
ストーリーとしては、怪我の無い程度にまとめたか。
これだけ沸沸と不満をチャージしたなら、鑑賞者にえっ!?となる展開を用意してもよかったんじゃないかと、物足りなさを残してエンド。
筧美和子の安定の下手さと裏腹にニッチェはスーパーファインプレー。
彼女の名演無けりゃ⭐️1.5が限界でした。
【兄弟、姉妹の愛憎、嫉妬をリアリティ感溢れる映画に仕上げる吉田恵輔監督のセンス】
吉田恵輔監督の4年ぶりオリジナル脚本とくれば当然、鑑賞する。
[兄弟]
・真面目で優しく、ちょっと姑息な金山和成(窪田正孝)
・暴力的でトラブルをしょっちゅう起こす兄卓司(新井浩文)
[姉妹]
・仕事は出来るがやや器量の劣る幾野由利亜(江上敬子:ニッチェ)
・ルックスは良いがちょっとおバカさんな妹真子(筧美和子)
由利亜が密かに想いを寄せる和成に真子が近づき、恋人になる辺りから
物語の動きは加速し始める。
犬猿の兄弟、姉妹の姿をリアリティ感溢れるストーリーで描き出し、そして、期待を裏切られない面白さに仕上げる吉田恵輔監督の手腕。
<2018年2月11日 劇場にて鑑賞>
メイン4人、とくに女性陣は予想を上回る好演
兄弟姉妹の愛憎半ばの複雑な感情。肉親だから余計こじれることもある。ラストシーンはいいね。鑑賞前は女性陣2人は正直どうかと思っていたが、予想以上に良かった。複雑な役柄のクボタンもいい。新井浩文のセクハラシーンがワラエナイデス。
え!最高!!!!
上も下も居る身からしてどっちの兄妹の気持ちが痛い位に分かってもう....共感の嵐....!!!!
兄妹、姉妹ってうざくてうるさくて鬱陶しくてたまに殺したいと思うけどそれ以上に大切で捨てきれなくてほっとけなくて愛しい存在....親とはまた違う感情とゆうか立ち位置ですよね
一人一人のキャラクターがみんなドンピシャにハマってて違和感なく観れて観入っちゃいました!!!
特に江上さんと新井さん!!
え?本当に芸人!?めちゃくちゃ演技上手くてびびった...
あーなんか久々に大当たりの映画でテンション上がった
うん 、家族大切にしよう
陳腐
キャストは良かったけど‥
なんか色々ありえなくて。2組の兄弟姉妹がそんなにうまく絡み合うかな?とか、同時に病院運ばれるかな?とか、そんなとってつけたように仲良くなるかな?とか‥
まあ最後は逆にホッとしましたが。
新井浩文、事件後だと妙に怖くてそう見えちゃうよね。
女性陣健闘
新井浩文さんや窪田正孝さんの演技が素晴らしいのは想像できたが
女性陣にあまり演技のイメージが無いにもかかわらず思いのほか良かった。
最後のガン飛ばしのシーンが好き。
自分は異性の兄妹で良かったな…としみじみ
極端やなぁー
まあまあ面白かった。
兄弟いてる自分は、けっこう共感できるとこ
ありました。
年齢を重ねてくると
愛おしさが増してくると思いますけどね。
(兄弟いて良かったとしみじみ思いますもん)
ニッチェ良かった。
犬猿の割には弾けていない
兄弟と姉妹の主人公達が容姿、性格などの違いから生まれる兄弟(姉妹)喧嘩物語。
兄弟がいない人にはつまらないだろう。
兄弟がいる私でも大人になってまでも、ここまで兄弟に干渉しないかな?と言う内容でした。
新井浩文が演じる兄貴はそんな怖くも無く、喧嘩シーンもさほど強さを感じず。
ニッチェの江上は後半キレて弾ける訳でも無く。
筧美和子は可愛かったがもっと露出あってもなぁと。
窪田正孝は昨年観た「東京喰種」の金木の様に大人し過ぎるし、、、。
なんだかな〜!!このメンツが活きていない!!!
淡々と兄弟&姉妹の違いを観せて、後半「犬猿の仲だけど、やっぱり兄弟&姉妹。お互い大事なんだよね」を少し観せてエンド。大人し過ぎる、、、。
映画なんだから、映画らしく弾けてもいいのでは?
橋田壽賀子の様にドロドロでも無く。
伊丹十三の様に弾けた展開でも無い。
どこを目指したかったのか?
私的には大人しく弾けなさ過ぎる兄弟・姉妹映画でした。
愛憎犇めく間柄。
所謂犬猿の仲である他人とは近づかなければ済む話だけど、
兄弟姉妹となるとそうもいかない。近すぎる分嫉妬も軽蔑
も容赦なく圧し掛かり、自分がいかに計算高く小さい器か
と気付かされる。よくもこれだけ頷けるエピソードを揃え
たものだと吉田監督の観察眼に恐れ入ったが、個人的には
遊園地でのエピソード、自分は悪口を言うくせに他人から
言われると面白くない場面で大いにウケた。そうなんだよ、
出所一緒なんだもんね。家族の悪口言う人に限って、他人
から言われるのを嫌うものだ。結局そこに甘えが出ている。
だけど本当に合う合わないの相性は存在する。愛憎犇めく
家族にはなるべく近づきたくないものだがなかなかそうも
いかない。上手くかわすコツを次の作品で提示してほしい。
役者陣大健闘。特に姉役のニッチェ江上には若干涙が出た。
怪優新井浩文とニッチェ江上の存在感
良くこれだけ濃いメンツを集めたなと思うキャスティング。特に新井浩文の狂気に近い(北野映画っぽい)暴力性や人間の寂しさと、ニッチェ江上の頭が良いからこそモテない事実を深刻に捉える深さの描写が良かった。
新井浩文は韓国ハードボイルド映画に出ていてもおかしくないダークな魅力がある。
ニッチェ江上演じる醜い姉と、性的にだらしなく美しい妹の対比は、一瞬藤山直美の「顔」とかぶるが、本作は姉が頭脳的にはズバ抜けて優秀という設定や、根底に相手への嫉妬と尊敬がある点が、異なる。
江上演じる姉の、外人から電話かかってきた時の「学校で英語ならったら普通に話せるでしょ」的ソツのない態度と、モテなくてカラ周りし自室で身悶える演技の使い分けが、とくに秀逸だった。
弟役の俳優は脱いだらマッチョだったが、もっとガリガリの小柄タイプのが合っていたと思う。
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