「残念」友罪 にこうさんの映画レビュー(感想・評価)
残念
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少年犯罪、それも神戸連続殺傷事件を背景にした映画ということで、昔から少年犯罪について興味があり、かなり調べ、深く考えてきた自分にとって期待をかなり裏切るものだった。
小説が原作であることを知っていたので、原作を読んでからにしようと思ったが、訳あって映画からみることになった。他のコメントを見る限り、原作は面白いのだろう。
内容について、まず大きく3つに別れている(人によっては違うかもしれないが)これがあまりにも分かりにくいすぎる。2hということを考えると1つの事件の被害者と加害者に絞った方がよかった。話が分散しすぎて内容が入ってこなかった。また、何を言いたいのか、伝えたいのかがこれっぽっちもわからなかった。
映画だけの評価になるが、加害者にフォーカスしすぎていて、面白くない。もっと重い話であるべきなのに、かなり薄っぺらでひどく不愉快であった。いかにも少年犯罪を犯した子供や家族に同情を促す感じで気分が悪い。(ここについては少年法なり色々な考え方がありそうだが)
はっきりしておきたいのは、一番の被害者は被害を受けた本人とその家族だ。少年犯罪をテーマに作品を作るならもっと深く考えて作るべき。
映画の内容としてはもちろん1だが、俳優の演技は悪くなかったので、星2とした。
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