「罪を償うとは。」友罪 羊さんの映画レビュー(感想・評価)
罪を償うとは。
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本作を鑑賞して感じたこと。それは、
“罪を償うとはいったいなんなのだろうか…?”
過去に罪を犯した人間とその家族は一生幸せになってはいけない。
悔やんで苦しんで、赦されないことがわかっていても謝り謝り、謝り続ける。それしかできない。
そう考える山内(佐藤浩市)。
自分にはまだ人生があるのだから、
罪を償いながらも自分は幸せに生きる権利はあるのだと考える山内の息子(無免許運転加害者)
“裏切り”によって自分が友人を殺してしまったと後悔し、またそれを隠して友人の母に会いその度感謝される益田(生田斗真)。
真実をいうことがいつも正しいとは限らない。
真実をいってしまえばそこにある幸せも一瞬で崩れ落ちるのだ。
罪の償い方がわからない。その方法を探しながら爆発しそうな苦しい気持ちを押し殺して生きる鈴木(瑛太)。
罪や、過去の後悔は一生消すことは出来ないのかもしれません。
罪を償うことなんて出来ないのかもしれません。
加害者、その家族。
被害者、その家族。
そしてその周りの人。
どう生きるべきなのか。
考えても答えのでない問だと思いますが、
それを考えさせられる映画でした。
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