セブン・シスターズのレビュー・感想・評価
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世界観!!
異常な人口増加により調管理社会が誕生。世界観は素晴らしい。今までずっと一緒だった7つ子はとある月曜の出来事により分岐する。7つ子にはみんな違って個性があったのいいポイント。サスペンス、スリラー、アクション、ヒューマンドラマでもある。
純然たる悪役が存在しないサスペンス
ノオミ・ラパスの7変化が兎に角スゴイ。
スゴイ、などという表現で片付けて良いものか分からないけれど。
7人もいれば誰かが霞みそうなのに、確立されたそれぞれの曜日のキャラクターに、確固たる個性と萌え要素が備わっている。他の映画を観てきた中では美人だとかセクシーだなんて思ったことなかったんだけど、この映画1本見たらラパスの魅力が溢れすぎてて一気にファンになれるし、色んな彼女を観た!と思える満足度の高さよ。
特殊なセットが用意されているわけでもないのに、いずれ訪れるかもしれない1つの『近未来』という空間にリアリティを感じられるのもこの作品の魅力だと思う。雑踏の雰囲気や、退廃的な観念を受け入れるわけでもないのに抗えない住民達の存在によるものか。
ストーリーは割とシンプル。今回は邦題がナイスで、原題ではオチが明白に分かってしまうと思うんですが。悪役に位置づく人物が複数名いるにも関わらず、彼らなりに人類の行く末を思い悩んでいるだけに悪役と呼びきれない。人々に抱く希望や個人の願いが絡み合い、敵対しあう哀しさがぶつかり合った上で到達するエンディング。私は非常に好きでした!
灰色
灰色の未来
人工爆発による2073年の世界
増え続ける人口に高い生活水準を保ったまま地球で暮らすのは無理かも
人間社会の行く末を誰が責任を持ち、決めるのか
誰かが全ての人間を管理していかなければ生きていけないのかもしれない。
もし人口増加が止まらず、将来産まれてくる子供や生きてる人間が生きることに制限を設けられたら?ともしもを考えさせられた。
姉妹バンバン死んでくし、生き残る奴が誰かも大体予測がつく。
オチの黒幕も火曜日への刃物が出てきた時とアンロックの為の目玉が出てきたシーンで。
何でだろう?って肝心な所が最後まで分からなかったけど、
そうかーだから主人公は全員姉妹だったんだ、そりゃ将来考えたらこの入れ替わり生活は無理がある、成り立つ分けないと納得した。
そりゃ共有は不可能だし嫌だね。
PR見て、強制一人っ子政策に抗う7人姉妹の華麗なチャーリーエンジェル並のドタバタ劇を想像してたら全然違った。
あの姉妹は手強いわよとかいうシーンあったら手を組んで撃退していくのかと思うじゃん!
でもビル跳び移る姉妹には生き残ってほしかった…ハードボイルドな雰囲気でカッコよかった。
そういうキャラがいたら被るから仕方ないのかも知れないけどー!
面白かった!
「ミレニアム」のノオミ・ラパスが1人7役を演じるデストピアSFスリラー。
100%の悪役は登場しないのにはビックリしたし、観終わったあとの尻の座りの悪さにも繋がってると思う。(褒めてます)
途中で「ははーん、こういう事ね」と思ってると、そこからもうひと捻りあるのも面白いし、7人姉妹を一人で演じきったノオミ・ラパスも素晴らしい。
どんでん返し
人口増加のため政府が実施してる家族計画に反し、7つ子が成長したあとに起こるできごとをアクションを交えながら描いた近未来SF物。
常に緊張感があり、最後にどんでん返しもあって、なかなか見ごたえのある作品でした。
7人とも顔が同じなので誰が誰だか途中わからなくなることだけが難点w
でも悪くないヨーロッパ映画
映画はふつうの映画。どこかすばらしいところがある?って言えば、「どうかな」が回答。すきじゃない。でも悪くないヨーロッパ映画。
はじまりは悪くない。
地球の未来へのひとつの現実として興味深い。
どこか古い都市を舞台にした映像は、先の英国の「アトミック・ブロンド」のように暗い。
未来は彼らにとってヨーロッパの中世的で疫病の世界観なのかもしれないし、それを大陸的と認識しないぼくが間違っているのかもしれない。
いつもすきな米国映画と比較してしまう。
でも、だから米国とヨーロッパの差異に気づくのかもしれない。
七つ子をひとりで別々の人格と傾向をもったひととして演じるのは不可能にちかい。「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」の印象の深いノオミ・ラパスだが、どうするのか興味があった。
ただ外見の髪型や服装を変えるだけで済むわけじゃない。と、思ったが実はそうでもない。中身はおなじだが、髪型や服装だけでも結構印象が変わる。見た目って相手への印象操作にはいいかもしれない。うん、ビジネスでも使える。もちろん恋愛にも。
子役たちは本当に七つ子らしい。なにか微妙に個別的な表情をする。祖父役はウィレム・デフォ。それが全体を締めている。
ノオミ・ラパスもそうだけど、どうしてこれほどエロで動物的なんだろ。米国はもうすこし軽さがあるんだけど、ロシアもそうだけどヨーロッパ大陸の女性達は日本人には理解できないくらいに動物的に見える。彼らの歴史観やバイキングの末裔である彼女達も多様性として受け入れるべきなのかもしれない。
かなりむずかしい事だけど。
途中でも飽きない。
緊張感がある。
でも、いつも土砂降りの雨だ。ロシア映画も雨がすきだ。大陸は雨や雪がおおいのかな? 映像的にはほとんど意味がない。そう思うけど。大陸的な共感があるのかな。
オリジナリティーのない映画は論外だけど、さ。
最後に、評点をつけないのはまた観ることのない映画だから。
つぎに観ない映画を評価してもしかたない。
She is all about us. ノオミ・ラパスが素晴らしい!
ノオミ・ラパスが1人7役演じる近未来のディストピア物です。意外とサスペンス・アクションしてます。一番最初に「遺伝子組み替えの食料の影響で多産が増えて人工爆発が起こった」という時代背景が一気に説明されるので何かイマイチそうな雰囲気で始まるのですが、観ていて次第に引き込まれました。
7つ子というとおそ松さん以上の姉妹ですがキャラが一人一人異なっているんですよね。最初は誰が誰だかわからなくても、キャラが立っているので観ている内に区別が付くようになります。分かりやすく演じ分けてるノオミ・ラパスってスゴい!
ストーリーとしては犯人が途中で予想が付くのが残念!更に政府がやってる「クライオスリープ」の実態も予想通りです。でもリーダーっぽいサンデーが速攻殺されたのはビックリしました。その曜日のキャラが自分の曜日に殺されていくのかと思えばそうでもなかったですね。
1日何があったか皆で報告しあってるはずなのに、マンデーだけ彼氏作るって可能なのかな?なんてツッコミ所は多々あるのですが、気にせずに楽しめばいいと思います。時代背景は複雑にしてても、姉妹を裏切った理由は分かりやすくなってましたね。時代が変わろうと人間の根本は変わらないってことかぁ。でもこの映画、最終的にグレン・クローズは悪事がバレて捕まっても人口爆発の問題は何ら解決してないですね。
多分自覚のない方が多いでしょうけど今の日本は国が滅ぶレベルの超少子高齢社会なので、実際問題この映画のように子供がいっぱい産まれるのは羨ましい限りだなっと思いました。産んで育てる方は大変だろうけどね!
よかった
結末を知ると、なるほど〜と思わなくもないのだが、殺し合いが始まった途端、知性が下がる感じがした。もっと何かいい方法があったのではないだろうか。一人の人が演じているとは思えないほど演じ分けがすごかった。
彼女らがクラスマンションの秘密基地感がよかった。
多子化問題だからと言って一人っ子政策は高齢化社会になるから二人っ子にして現状維持にした方がいいのではないだろうか。
たった一人の裏切りが最悪の引き金
一人っ子政策中に7つ子隠しって、発想が面白い。街の雰囲気が『ブレードランナー』に似てません⁉️一人七役に違和感無く、のめり込めた。日々の隠匿生活の崩壊理由はもちろん、一人っ子政策の隠された事情やアクションとお楽しみ要素が沢山あって面白かった。
昨今のディストピア作品の中では良作
出た!安易な横文字改題!
本作冒頭で「WHAT HAPPEN TO MONDAY?」という原題を知ってまず最初に思った感想である。
「何が月曜に起きたのか?」という題名は1週間の初めの月曜日に7人姉妹の1人である「月曜」の身に何が起きたのか?という2重の意味がかかっていると思うのだが、こなれた邦訳にできなかったのか、結局は件の邦題になってしまった。
それなら日本語の題名で「7姉妹」じゃ駄目なのか?
主演はノオミ・ラパス、彼女の出世作である原作小説の本国スウェーデン版『ミレニアム』3部作は未だ観ていない。
小説は3作全部読んだし、ハリウッドリメイク版の第1部『ドラゴン・タトゥーの女』は観ているのだが、自分の中のリスベット・サランデルのイメージとラパスの外見がどうにも折り合わない。
筆者の思い描くリスベットのイメージはハリウッドリメイク版のルーニー・マーラの方が近いが、評価が高いのはラパス主演のスウェーデン版である。
作者のスティーグ・ラーソンが死んで大分経つが、近年第4部『蜘蛛の巣を払う女』を別人が書き上げ、それをハリウッドが配役を一新して映画化するのだとか。
とはいえこの代表作以外は、エイリアン前日潭であり『エイリアン コヴェナント』の前編でもあった『プロメテウス』から始まり、ブライアン・デ・パルマ監督スリラー作品の『パッション』、アクション作品『デッドマン・ダウン』、やはりスリラー作品の『ラプチャー 破裂』とラパスの出演作品を観ている。
たしかに演技はうまいのだが、なんだかいつも顔も含めてゴツゴツした印象しか受けず、『プロメテウス』はまだしも他の作品では観ていてヒロインには向かないなと思うことが多かった。
『ラプチャー』では恐怖の演出よりも恐怖にひきつるラパスの顔の方が怖い。
しかし、本作は久しぶりに彼女がハマり役のように思える。
ただし本作でもあったボカシ付きの過激?なラブシーンはいらない。
なんで小さい時にあれだけ可愛かった7人の少女が大人になって男性ホルモンを注射されたかのようにごっつい女性になってしまったのかはさておき、話の筋はなかなか面白い。
最近腐るほど存在して本当に腐っているディストピア作品とは違い、同じディストピアものながらも一工夫も二工夫もあり単純ではない。
人口過剰に食料生産が追いつかないため1人っ子政策をかかげ、遺伝子組み換え作物で食料増産を計ったらそれが一卵性多生児出産につながってしまったという皮肉な結果になる。
2人目以降は「クライオスリープ」で眠らせる児童分配局預かり(実際には殺していた)になるため、祖父さんのウィレム・デフォーが産まれた7つ子を訓練して1人の人格になるよう育てる。
そして、その真実が分配局に予見することで物語が動いていくという凝った設定である。
そりゃあお腹に7人も赤ちゃんがいれば出産時にお母さんは死んでしまいそうだ。
いやいやむしろその前に十月十日も母体が持つのか、未熟児のある程度の時点で帝王切開が必要そうだが…と後から冷静に考えると突っ込みどころ満載なのだが、1週間に7人を当てはめるのが必要不可欠な絶対条件なので目をつぶる。
また7つ子ならあそこまでくっきり7人が7人とも性格が違うとも思えないが、あるいはそれも遺伝子組み換え作物の影響だろうか?
他にも観ていて不思議に思ったのは、普段「月曜」とベッドを共にしている恋人のエイドリアン・ノレスは処女の「土曜」を抱いて違和感は感じなかったのだろうか?という点である。
あとは児童分配局の面々が総じてポンコツ。
追いつめる指揮官のジョーも大人数を繰り出しながらほぼ素人の姉妹にまんまと裏をかかれたり、局員にも相当の犠牲者を出している。
「木曜」に施設内に踏み込まれて死んだ振りをされてそれに引っかかった抹殺担当の局員2人も機械であっさり消去されたりする。
ただ上記の御都合主義は、姉妹側もほとんどが死んでしまうことを考えれば昨今のSF作品の中ではマシな方だと思う。
最後に子どもを身ごもった「月曜」が止むに止まれぬ想いから他の6人を裏切ったことが真実として明かされるわけだが、本作を愛の作品へ導く意味でそれ相応に説得力がある。
ラパスの演技とごっつさを活かし、アクションも交えてたたみかける構成は全く飽きさせない。
本作は漢族の1人っ子政策を意識していることは容易に想像できるし、実際2人目の子どもを役所に届けられずに無戸籍人口が多数存在したり、わざと出生届を送らせて2人目が産まれた時点で双子として届けるなど様々な問題を抱えている。
さすがに日本以上の急激な少子高齢化を招きそうなので、最近になって第2子出産を許可する政策に転換したが、産まれた子どもの経済状況を気にする都市部住民はむしろ2人目を産みたがらず、内陸部の貧しい農村家庭では人口が増えそうな状況でますます都市と農村の貧富の格差が開きそうである。
また先進国はどこも少子化していて、人口が増えているのは基本発展途上国である。
東南アジア諸国は日本が援助の一環としてインフラ整備をしたので順次発展していくにつれてある程度人口増加に歯止めがかかる可能性が高いし、いずれ人口が漢族を抜くと言われるインドも着実に自ら経済発展しているので同様である。
問題は欧米が搾取するだけでまったく経済発展を援助してこなかったアフリカである。
インフラが整備されていないので工場などの労働施設自体が少なく、成人年齢に達しても職につけない。だから現在はヨーロッパへ押し寄せているのである。
むしろ食糧難になるとして起こりうるシナリオは産児制限ではなく自国民の囲い込みと他民族の追い出しである。
職を奪われ文化を壊されるという理由から世界で既にその兆候は表れている。
ただ希望的な観測もある。
シンギュラリティと呼ばれるAIやスパコンが発展することでエネルギーフリーの世界が訪れるという展望である。そうなると食料生産能力も飛躍的に増大する。
いずれにしろ筆者は本作のような未来は到来しないと推測している。
ラパスを含めて制作側は起こりうる未来として本作を観て欲しいようだが、筆者の中ではSF作品の1つとして単純に楽しむ作品である。
最後に1点、改めて予告動画を観ての感想になるが、察しのいい人は予告を覚えていて本作を観ると誰が黒幕か早々にわかってしまうかもしれない。
エゴ
人間が何から何までコントロールできる気になって、人口調整も支配層にコントロールされるって、将来無きにしも非ずなことだなと思ったら、中国にひとりっ子政策というものがありました。逆に、アメリカ大陸のある先住民族(確かメキシコ)は、列強の奴隷になるくらいなら自ら子孫を残さないようにしていたとか。
後進国の人口について先進国がとやかく言うことも、戦時中の産めや増やせやも、年金貰えなくなるから産めや増やせやも、実はこの作品のテーマと繋がっているのですね。だから、SFだと思いきや、妙にリアルな話でした。
SF・ミステリー・アクション全部出来が良い!
原題がヒントになっているので、ベタに見えてよくできた邦題。
ベッドシーンで見せるエイドリアンのムキムキマッチョが無駄に終わらない。
グレンクロースの皺のない顔が怖さ倍増。
ノオミ・ラパス七変化!!!
試写会拝見です。ノオミ・ラパスの一人7役に驚き‼️ とても同じ人と思えないくらい別々の個性を出し切っていた。
隣の国でも一人っ子政策をとっていたので、ストーリー的にはあり得ないことではないが、その処置が映画でなければゾッとします。
女性のアクションものが最近目に付きますが、この作品もなかなかです。
ノオミ・ラパスお疲れ様…
1人7役だとギャラも7倍になったりしないのかなと思いながら見ていた。
ノオミ・ラパスの演じ分けはもちろん見事だったけど、子役の子も巧いなぁと感心しました。
ストーリーは御都合主義展開も多いし、正直先は読めたけど、1シーン1シーンはワクワクしたし、重めのアクションもカッコよかった!
タイトルは原題のWhat happened to Monday?の方が洒落てると思うんだけど、ネタバレになってるのかなぁ…
面白い!
1人7役が話題先行してて、大して期待していなかったけど、脚本もしっかりしていて、傑作だった。
ウィレム・デフォーやグレン・クローズといった大物も出ているのに、この規模の公開館数は残念。
近未来を描いたディストピア映画だが、そういった設定よりも最後まで見ている側の次々に予想を超えていくストーリー展開が見事だった。
2017-85
何がマンデーに起こったか?
映画館で見る予告編より先に、映画.comのあらすじでワクワクしてたまらん映画があります。
期待しすぎると、だいたい見たあと期待を超えられないのですが、
今回は超おもしろかった!
こんなに迫力あるアクションなら、大きいスクリーンで見たかった。
ある意味アベンジャーズというか、ジャスティスリーグというか、
姉妹で結託して立ち向かっていく。
こんなに応援したくなるのも久々。
それぞれ頭がいい子、体力がある子、コンピューターに強い子……長所を生かして戦うのがおもしろい。
SF、アクション、サスペンス、ミステリーの要素があり、いやぁほんと楽しかったです。
「何がマンデーに起こったか?」
っていうそのままのタイトルのほうがいい。
『何がジェーンに起ったか?』みたいで。
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