ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめのレビュー・感想・評価
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2018-22
パキスタンの慣習ではないけど、自分の母親の言ってたことを思い出した。
バブリーなときに大手の会社に就職して、女子はお茶汲みしとけばいいと言われ、結婚して寿がシアワセ、25過ぎたら女は終わりだから~という時代で、
好きな仕事をすることもできず、それが苦痛だったし、そんなときにお見合いして、さくっと結婚して、やめてやったわ!と言ってた。
結局早く結婚して、子供も産まれて勝ち組やんって言ったら、「早く結婚して子供もいたから、遊べなかった」とか言われ、それ娘に言っちゃう真っ正直さ、娘に確実に遺伝してます。
話はそれましたが……。
わたしはエミリーママが好きだった。
自分の母親みたいに正直で、お酒飲んで娘の彼氏にのろけちゃう可愛さが魅力的。
実話と知らずに見た方がよかったかもなぁ。
期待上げすぎたからか、普通にいい話、という感じ。
すみません正直で。
アメリカン・ジョークわからん
実話でなければ、ふーんという内容だと思う。そもそも、アメリカのスタンダップ・コメディがわからないので、笑い所がつかめなかっった。
内容には関係無いけど、お見合い相手のパキスタン人が全員美人で、自分が主人公なら、気持ちが揺らいでいたかも。
自分は内科医なので、このビッグシックを診断したことはあるが、あのような症状を呈することは稀だと思う。
花粉辛すぎて集中して見れなかったこともあり、全然響かなかった。 実...
花粉辛すぎて集中して見れなかったこともあり、全然響かなかった。
実話だし難病乗り越える系だけど、ポップでギャグいっぱいで楽しかった。両方の両親との話が良かった。
普通に良かったけど、響かなかったなー…。花粉つらひ。
社会、周囲、本人、すべてが病気だったのかも
実話を下にした作品。
パキスタン出身の男性コメディアンとアメリカ人女性のカップルが、結婚に向けて様々な障壁を乗り越えていく様を描いた物語。俳優クメイル・ナンジアニと、ナンジアニの妻である脚本家のエミリー・V・ゴードンが自分たちの体験をもとに脚本を作り、ナンジアニ自身が主演を務めている。
エミリーがリアルに大病になっていますが、ここはやっぱり、二人の幸せを阻む因習が“病気=ビッグ・シック”なんですよね。確かに、その因習に悩まされている側からすると、因習そのものが“病気”であり、因習にとらわれている人たちも“病気にかかっている”様にも思えてくるのかもしれませんね。
また、邦題のサブタイトルも“ぼくたちの大いなる目ざめ”なんてなっています。これは、やっぱり“ぼくたち”となっているところが、ミソなのでしょうか?この“ぼくたち”は、因習にとらわれている人たちと言う解釈もありますが、実は、『本当に愛しているのは誰であるのか』と言う事を、病気を通じて改めて感じた、クイメルとエミリーの二人なのでは無いかとも思いました。
結婚は、日本人同士であったとしても、育った環境の違いによっていろいろな違いがあって、なにかと障壁になりますが、国際結婚はそれ以上。しかも、少なからず宗教も絡んできてしまっていますから、余計に大変。口で言うのは簡単ですが、作品からはリアルな苦しみが感じられます。
この作品の素晴らしいところは、“リアル”なところ。脚本も当事者たちが書き上げ、且つ、演じているのも(男性側は)本人。そりゃ、リアルになりますよね。
2人が良くても
色々な家族、文化がある。
人は人の中で生きているから、家族や文化もその人の一部。結婚は2人がすることだけれど、家族同士の結びつきでもある。
女性が1対1の関係にシリアスすぎるように思えた。
映画はたくさんの内容にもかかわらず、テンポよく最後までハラハラした。
人との出会いって不思議で大切と思った。
ベスとテリーが良かった。
パキスタン人の両親も実は、、良かった。
ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ
2018年18本目の劇場鑑賞。
人気コメディアンのクメイル・ナンジアニが、
自身と妻エミリー・V・ゴードンとの馴れ初めにまつわる驚きの実話を、
エミリーとともに脚本を手がけ、
自ら主演して映画化。
白人女性と恋に落ちたパキスタン系移民のクメイルが、
まるで文化の異なる家族と恋人のはざまで揺れ動くさまと、
思わぬ障害に直面した2人の恋の行方を、
移民を巡るアメリカ社会の実情とともにユーモラスなタッチで描き出す。
主役のクメイル・ナンジアニと奥さんとの出会いを描いた自伝的映画。
主人公がパキスタン人といのが新しい。
ゾーイ・カザンとホリー・ハンター以外は、
ほとんどコメディアンで構成されたキャストはみんな面白い。
中でもベス演じるホリー・ハンターが素晴らしく、
クメイルに対して差別発言をした男に食ってかかるくだりは胸が熱くなる。
クメイルの両親は、
厳格なイスラム教徒の家族という部分だけに終わらず、
彼らの日常やユーモア溢れる部分にも触れている内容は良かった。
本作はどんなに深刻な状況においても、
必ずユーモアが描かれている。
一見クメイルの自伝的映画のようで、
大いなるアメリカンドリームの話でした。
異人種間にある「偏見」という病
笑ったり泣いたり、泣きながら笑ったりの繰り返しで大変だった〜
これは大好きだー
パキスタンからやってきた移民のクメイルと、白人の女の子エミリーが恋に落ち、付き合い始めるけれど、クメイルがエミリーに内緒で親から勧められたお見合いをしていたことが発覚
エミリーはそのことに激怒し、二人は別れてしまう
そして、その直後、エミリーが原因不明の病気になり、昏睡状態になってしまう
これは、主人公を演じたクメイルの実話を映画化した作品で、
アメリカにおける異人種間の恋愛を描いている
パキスタン出身の青年クメイルは、その見た目から「テロリスト」と言われて差別されることもある
しかし、クメイルの家族もまた、アメリカで暮らしているのにもかかわらず
「パキスタン人はパキスタン人と結婚するべき、白人と結婚なんてありえない」
という「偏見」をクメイルに押し付けている
クメイルは、エミリーが病気になり、彼女の両親と長い時間を共に過ごすことで、クメイルが当たり前だと思っていたパキスタン式のローカルルールが、彼女を傷つけていたことに気づく
これは、原因不明の病気でエミリーが昏睡状態になり、そこからクメイルが気づきを得る話であるけれど
異人種間にある「偏見」という「病」にクメイル本人が気づき、克服し、周りの人たちを変えていく話だった
アジア系の家庭には、このクメイルのように「家のしきたり」を守りたがるゆえに「親が反対するから」という理由で、うまくいかないカップルがとても多いように感じる
しかし、それは白人の人たち(エミリーのお母さんのような)からしたら「とてもバカげたこと」なのだけど
クメイル本人が、それが「バカげたこと」だと気づかないように、多くのカップルが不幸になってしまう
だから「差別しないでください」と言う前に「自分は相手に対して、差別や偏見は一切ないのか」と考えてみるといい
みんながその「病」を克服したら、世界はもっと平和で幸せになるということを、クメイルとエミリーは証明してくれたのだ
いやしかし、
私はクメイルがそのことに気づいて過ちを正しただけでも立派だと思う
アジア系の家庭の中では「家族が正しい」と思い込み、勘当されることを恐れ、親が決めたローカルルールの中で生きている人も多い
クメイルは、そのローカルルールから抜け出して「真の自立」をしたからこそ、本当に結婚したい相手に出会えたのだと思う
異人種間にある様々な問題について、時には笑いを交えつつ、楽しみながら観られたところが良かった
多くの人に観て欲しい作品
多様なものが認められたこの世の中、四方八方周りにいる人々は言うこと...
多様なものが認められたこの世の中、四方八方周りにいる人々は言うこと様々、そのジレンマに挟まれた時にゃ、もうどうすればいいんだ❗️❗️
こう叫びたくなる時が珍しくないのはお互い様、この映画は現実で実際に起きた実話をラブコメディ仕立てに調理しつつ幾多のジレンマという病に悩まされる人を描いた物語
実際この映画主人公は頑張ったよなぁ、俺はもう主人公がハンバーガー屋でキレるまでに3回はヤケクソにキレてたよ、尖った思いながらも、結局いくら色々ルールが前横後ろから何と言おうが、親子の糸は切れないし、相手に向けられた愛情や自分の思いは早々無下に出来ない
こんだけ多様な世の中なったんだもん、やってみたいことに1回果てるまでやってみなきゃねと、終わった後前向きになれるハートフルな映画でした
彼女がもし、病気になっていなかったら‥‥
・2人は別れたままで、よりを戻すことはたぶん無かった。
・彼女の両親と極限状況(彼女の命の瀬戸際)だからこその相互理解の機会はうまれていなかった。ISIS絡みのタチの悪い野次への怒りをホリー・ハンター演ずる母親と心の奥底で共感することも無かった。
・お見合いは続き、どこかで妥協し、イスラム教のパキスタン人と結婚していた⁉︎(敬虔な信仰の崇高さや母親の愛情よりも信仰に縛られる頑迷さへの『やるせなさ』しか印象に残らなかったかもしれない)
・信仰を持たないことを明かすことが出来ず、正直な心持ちで家族と向き合うこともなかった(家族を騙し続けることになっていたし、NYへ旅立つ前の父親との男同士ならではの心のひだに触れる交流もなかったと思う)。
しかしながら、彼女の病気がもし回復せずそのまま亡くなっていたら、これ以上の悲劇はないわけで、「病気になって良かった」などと安易で軽率なことは言えません。
彼女の生命の危機を一緒に経験していなかったら、生まれなかったであろう相互理解や信頼関係の再構築を目の当たりにして、人生の運不運や巡り合わせについて正解のない堂々巡りの思索にはまり込んでしまいました。
結末はこうでなくっちゃっね。
ビッグシック、って、まさかそのままの展開になるとは…。雑誌だとお国の慣習、生活感の違いが恋愛関係の妨げになる的な。こちらがメインかと思いきや、うまくいろいろかけてるんだろうなー、と。
好きなだけでは進めないし日々難問だらけ。これが人生だよな、ほんとに。結末も超ハッピー。幸せで泣ける。良かった。
連日の劇場鑑賞、やっぱ楽しい!3-F-5席、今日も靴下脱いでくつろ...
連日の劇場鑑賞、やっぱ楽しい!3-F-5席、今日も靴下脱いでくつろぎつつ…スイマセン。でもいいよね、鑑賞人数3人だったし。会員にまでなってしまったのに大丈夫か(笑)
評判通りとっても良い作品でした、見る価値大いにあり。
・相変わらずすぐ寝るとこから始まる。どういう文化なんだ!羨ましいだけだろって…うるせーうるせー(笑)
・主人公の見合い相手がみんな美人。こっちでもええんちゃうの(笑)
・ジョークは正直イマイチです。
以下、微妙なネタバレになるかも、お許しを。
感動ポイント
・信仰からの決別を宣言する主人公。『祈ってなんかいない、ゲームやってたんだ』 私は快哉を叫んだ。
・勘当された主人公に最後に会いに来た父親。思わず涙してしまいました。昨日、息子を怒鳴りつけたのが影響したかも(笑)
主人公二人の愛情にも心動かされるのだが、多くの人が抜け出せない宗教の闇を乗り越えた、それこそが素晴らしい、凄い。
あなたは信仰と家族とどちらを選びますか?
当然…ですよね。
手放しに好き!って気持ちに臨場感! 少し気になったのは、ムスリム文...
手放しに好き!って気持ちに臨場感!
少し気になったのは、ムスリム文化をわかりやすく描く事が、物語にとって重要な点であると共に、ムスリム文化を詳しく知らない人にとっては、やや片寄り気味に理解されないのだろうか?という所。
知的でハートのあるコメディ・ドラマ
「ハートフル・コメディ」っていうジャンルがあって、それは心温まるような映画というような意味合いで、逆にその当たり障りのない生ぬるさを揶揄するような言葉だったりもする。しかし、本来ハートフル・コメディって、この映画みたいな作品を指すものであるべきなんじゃないか?とふと思った。この作品は、いわゆる「ハートフル・コメディ」と呼ばれる作品とは種を異にしている喜劇だけれど、何しろ「ハートのあるコメディ」だと感じたからだ。登場人物一人一人に「ハート」があって、善も悪も長所も短所もある人々のハートがぶつかりあう可笑しみや面白さであふれていると思った。まさしく「ハートのあるコメディ映画」という意味で「ハートフル・コメディ」ではないか、と。もちろん、全面的に誉め言葉。
パキスタン系の青年と白人のアメリカ人女性が出会い恋をするボーイ・ミーツ・ガールから、人種と文化の相違とパキスタン系の青年の等身大のリアリティ、そして知的なセンテンスが生み出す上質な笑いによって、なんとも可笑しくて楽しくてハートであふれたコメディになった。文化の違いによる「恋愛」や「結婚」の概念の衝突と言えば、なんとなく「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」あたりを思い出すけれども、この「ビッグ・シック」はただ文化の違いだけで笑いを引き出そうということではなくて、ちゃんと登場人物たちの内面を見つめて、そこから生まれるドラマを喜劇に転換しているところがとても知的だなぁと思ったし、それこそが「ハートのあるコメディだなぁ」と思う所以。ヒロインが昏睡状態に陥ってしまったことで家族を巻き込んだ展開になっていく悲しみと可笑しみ。彼女が昏睡状態の数日の間で起きた出来事で気持ちが変わった青年と時間が止まったままの彼女との絶対的なすれ違い。切ないんだけど、やっぱりどこか可笑しい。可笑しいんだけどすごく切ない。二人の出会いを思い出させるラストシーンも含めて、どこを取っても気持ちのいい映画だった。
個人的にはゾーイ・カザンの母親を演じたホリー・ハンターがやっぱり良くって、日常の中に普通に存在する風変わりな人を演じさせると実に巧い女優さんだと思う。そして本当に巧い女優さんだと、例えば終盤で実は夫婦仲が危うい状態でベッドも別々で寝ている二人が、「Would you mind?」と言って同じベッドに入るシーンだとか、すごくさりげなくて、ともすれば見過ごしてしまいそうな瞬間を印象的に演じることが出来る。娘から聞いていた悪印象で最初は主人公を憎んでいたのが、次第に主人公を愛おしく思うようになっていく様子なんかもやっぱりベテランならではの巧さを感じて、しかもどこにも押し付けがなくって気持ちがいい。久しぶりにホリー・ハンターの姿を見たら、なんだかとても懐かしい「ブロードキャスト ニュース」を見たくなって家でDVDを引っ張り出してしまったよ。
暖かみのある家族のドラマ
実話ベースなんですね。主人公のまっすぐな生き方に惹かれ最後まで飽きずに見ることができました。
民族のしきたり的な障害を含め自分の両親にハッキリとものを言えない主人公にもどかしさを感じつつも、逆に彼女の両親との関わりの過程がとても素敵に描かれています。教師と軍人の娘という対照的な両親のキャラ設定は最初から最後までブレずに描かれ、特にお父さんのちょっと残念なユーモアにクスクス笑い、クールなお母さんと上手く絡みあっています。そんな彼女の両親に影響を受けながら少しずつ変っていく主人公。でも肝心なところでは一押しがきかない。それなのに最後の最後は簡単にまとめちゃった感じで、そこだけがちょっと勿体ないかな。感動はしたんだけどね。
でも、暖かみのある家族のドラマ、ラブストーリーとしてとても楽しく見ることができました。
不明の病気昏睡、奇跡の回復
ここ数ヶ月で、洋画2本、邦画1本鑑賞しました。病名がわからなくて昏睡に落ちる映画なんですよ。全て実話、新作。これはそのうち一番爽やかでした。途中どうなるのかと心配しましたが、結末まであり、良かったです。主役が、売れない芸人なんです。但し外国のジョークは、全く理解出来ず、トークショーは全く不明。わざと面白くなくしているのかも。恋人が謎の闘病昏睡、後は素晴らしい映画でした。
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