さよならの朝に約束の花をかざろうのレビュー・感想・評価
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素敵な時間をいただきました
よく作りこんでいて多くの方が泣ける映画だと思います。
ただし、対象としたターゲット層がみえない、幅を広げすぎた感があるため、世代や男女によっては世界観についていけないところが出ると思います。
個人的にはセンシティブなところにはまって感傷的になってしまい、感想をまとめるのに時間がかかってしましました。
試写会と映画館と2回目を見たところですが、やはり時々でぐっときて涙が落ちました。
悲しいでもうれしいとも少し違う気がして、、、切ないが近いかもしれません。
魅力的なキャラクターが多いので、誰に感情移入するかによっても見方は違うと思いますが、優しい涙を流すことができました。
穏やかな素敵な時間をいただきました。
おっさん、我慢できず
惜しい。無駄な材料を使ったせいで料理に失敗している
おそらくこの作品の主題は、長命と短命との差による出会いと別れ、そして親子関係の2つでしょう。主人公格のキャラクターはマキアとエリアル、この2人だけです。
作品を見て感じたのは、それら以外にレイリアの虜囚の悲嘆、クリムらの復讐劇、非人道的な王に対する軍人イゾルの反発、伝説である長命種レナトの種としての最期、国家間戦争などなどが、脇役・サイドストーリーというよりは準主人公格・サブストーリーとして描こうとされているということです。
約120分、TVアニメでいえば本編約5.5話分しかないにも関わらずそれらの要素も描こうとすれば、必然的に時間が足りず、そうなると自然、主題や主人公格が描かれる時間は短くなります。そうなると、主題の描写は足りずもやもやするし、サブストーリーも不完全でもやもやして、あまり作品に集中出来ません。
具体的には、マキアが感慨を受けて回想するシーン、あれは見る人には新規の情報であり、本来ならば事前に描いておいて視聴者も一緒に思い出す、という方が効果的です。レイリアの孤独についてはなんとなく察せられますが、あれほどまでに狂う様子に納得するには描写が少なく、クリムの狂信的とまで言える復讐の念や別れの民についての思想についても描写が少なく頭で理解できても心がついていきません。イゾルについては王に反感を抱いているようですが結局なにも無かったので、描写するだけ時間のむだだと思います。
切るべき所はバッサリカットして、主題をじっくり描写すべきだったと思います。TVシリーズなら2クールでじっくりやるべきレベルの要素の多さだと思います。
キャラはかわいいし、声もよいし、作画もよいし、音楽も良いし(ただし音量がちょっと大きすぎたのと、戦争の剣戟音は耳障りでした)、扱う内容も良いのですが、内容については料理に失敗したようです。
材料が良かったので泣けましたが、作品にないたわけではないという実感があります。
評価が分かれるでしょう
気がついたら号泣していました
良くも悪くも「マリー」節
「長命種と短命種の、生の尺度の違い」をテーマとした作品は悲劇ものや感慨ものとしてはポピュラーですね。本作もその路線を踏まえつつ、母と子の物語を加え、より普遍的なテーマを描こうとしています。
ありがちな男女の恋愛ものとせず、最後まで「母と子」という視座で描ききった点は良かったと思います。普遍的であるからこそ胸に迫るものが確かにあります。映像も音楽も素晴らしく、劇場でこそ見る価値あり。特に、背景の奥行き感と背景動画(CG含め)が秀逸。
基本的に見て損はない作品ですが、やや展開が早すぎて、分かり辛い部分も。
本作は個人的なテーマを描いている割に、背後のお話が大掛かりなんですね。イオルフの民が離散したり、人間世界の大きな戦争を描いたり・・かなり展開が激しいのですが、マキアと成長していくエリアルの人生を追いかけるため、碌な説明が無いままに、どんどん時代が進みます。何がどうなっているのか、キャラクターを取り巻く背景をきちんと把握出来ないままに、次々と新しい展開へと進むため、ちょっとモヤモヤして気持ち悪い。
中盤、マキアの動きがキビキビとしてきた(それを作画でちゃんと見せる)酒場のシーンで、彼女の「働く母親」としての経験が積み上がっている様を表現する演出はとても良い。それなのに、終盤になるにつれ台詞による説明過多が目立ってきます。脚本家出身の監督さんだからでしょうか?「とにかく台詞によって伏線を回収したい、そして綺麗に締まる台詞をキャラクターに言わせるぞ!」という欲のようなものが垣間見えますね。もう少し映像に委ねつつ、視聴者に解釈の余地を残しても良かったかも?
個人的には、岡田麿里さんの初監督作品という事なので、荒削りでもいいのでもっと伸び伸びとした映画を作って欲しかった気もします。岡田麿里さんは監督をやってない(脚本家の)時の方が伸び伸びと無茶をしていたので、そういう意味では逆になっており面白いですが笑
雰囲気で押し流しただけの駄作
かなり批判的なことを書くので、嫌な人は読み飛ばして下さい
まず設定が意味不明過ぎて最初置いてけぼり感が半端ない
シーンの繋ぎもちゃんと説明されて無くて、何がどうしてそうなったのかひたすら分かりづらい
なのに後半は感動の押し売りでやたらと冗長
そこいらんからもっと説明に回せ
あと只々キャラを不幸な目に合わせて、泣かせてやろうとしてるのが無性に鼻につく。
そのくせ悪役は最後まで結末が書かれなくてすっごくモヤモヤする。
キャラの心情も意味不明
あんだけ娘に会わせてって頼んでおいてあの別れってどういうこと⁉︎
あとあの黒い騎士の団長は結局何なの⁉︎いい人なの?悪い人なの?中途半端
あとエリアル?だっけ?
あいつもあいつで頭おかしい
別れるなら別れるでちゃんと心理描写してくれ
あのヨルフ?の男は何で生きてたの?
ちゃんと描けや!!
最後の戦いは結局主人公は何しに行ったの⁉︎
死にに来たの⁈
戦争するならあの竜使えや!
ただの空飛ぶタクシーじゃん
御都合主義のオンパレードでキャラが舞台装置としてしか機能してない
全然感情移入できない
設定もその場その場で取ってつけたような感じ
軽くて薄っぺらいなろうラノベみたい
見終わった後、ひたすら首を傾げることしかできなかった
良かったのは映像の綺麗さと音楽くらい
久々の胸糞映画でした
時間を無駄にしたわ
恋愛モノではなくて良いです!
子育てに悩み疲れているお母さんに見てほしい作品です。
ヒロインがかなり精神的に弱いので、感情移入すると少し疲れるかもしれません。
キャラの「成長を見守る感じ」で鑑賞するのをオススメします。
不老長寿と人間のチープな恋愛モノだろうと期待していませんでしたが、ラスト2シーンほど泣きそうになりました。
人間の見た目の変化で月日の流れを感じさせるストーリーになっていて、恐らく80年分くらい。
単純だけどテーマがぶれることなく「良い」と思わせるところまできちんと描かれています。
強者による理不尽な略奪や殺しなどがあるためか重く長い感じですが、目を逸らしたくなる描写はなく、きれいにまとまっています。
難点を挙げるとするなら、不老長寿の人々の顔が同じに見えます。
髪型と声優で判断する感じで、「姫は幼馴染みの娘だよね?」ラストのほうでヒロインが髪型を変えたときも「ヒロインのほうだよね?」ってなりました。
エンドロールの後にイラストが用意されているので、席を立たずに最後まで見て欲しいです!
友達、恋人、家族と見ても「いい話だったね」「あれはどうなってたのかな?」など鑑賞後に会話ができる作品だと感じました。
やられた
誰だって新しい映画を見る前にこんなことを思う筈で、この作品は果たして自分の中の「十年に一度」になってくれるだろうか・・・みたいな、「映画なんてアニメなんて何の役にも立たない!」なんて思っている人でも、映画を見る前は、心のどこかでは、恋する乙女のような、そんな微かな期待を抱いている。
それで、これがわたしにとっての十年に一度だった。
ぶっちゃけて言ってしまいます。
これが私にとってのアニメのオールタイムベストで
私の「ヒビオル」です。
ソフトではなくて、劇場でそんな作品に出会えたことが初めてで
本当に嬉しかった。
隣のお姉さんの、その隣のお姉さんの、さらにその隣のおじさまの、真後ろのカップルの、通路を挟んで隣のお兄さんの、聞こえてくる、掠れた息遣い。
そんな映画体験、1800円
ちょっと残念
事前知識少なめで観に行ったため、世界観と子育てに初めのうちは入り込めないかなと不安でしたが、文句のない映像美と素晴らしい音楽、そして声優たちの安心できる布陣に徐々に見入っていきました。日本のアニメのクオリティの高さにはいつもながら感心です。
主人公マキアとエリアルの主軸のストーリーは、生と死、愛情、繋がりがしっかりと描かれ感動的で胸を打つ。数カ所で落涙。「あの花」「ここさけ」の脚本家ならではの運びです。
しかしレイリアとクリムに関わる展開は人物描写があいまいで違和感あり。国の攻防の理由付けも弱く陛下や王子などの悪さが出ていないため感情の移しどころが掴めないし、イゾルのポジションも無駄遣いになってしまっている。全体を大きく描こうと広げすぎたのか上手く収拾されていないように感じる。そこが残念なところ。
サブストーリーまで演出しきれないのなら、マキアとエリアルにラングを含めたストーリーを最前面に押し出しても良かったのかなと。
まぁ不満もありますが、冒頭に書いたように映像・音楽・声優でかなり楽しめました。
観ないと後悔するところでした。
CMから気になっていて、歌や背景、内容など、そこそこ感動するんだろうなって思って軽い気持ちで観に行きました。
シンプルに言ってしまうと最高でした。
私が観てきた映画の中で一番泣きました。
後半もう泣きすぎて前がぼやけて…^^;
少年の成長、子供から大人まで詳しく描かれていて、逆に主人公は最初おどおどしていたのに少年に出逢って変わって育てていく、自身も育っていく。
でも主人公はある族で見た目は変わらない…自分が育てた少年は自分を越えていき、大きくなって…最後の方の別れは本当に立派な【母親】で。優しくて儚くて美しくて。
自分がちゃんと本当の母親になれているか分からなかったと感じていた主人公は、最後の方にきちんと家族を持って守れる人が出来た、愛する人ができた、そう感じたと思います。きっとちゃんと育てられたと感じたと思います。
だからもう、この子は離れても大丈夫だと。
もうここまでが【母親】の役目だった。
本当に素敵でした。
周りの描写も感動しました。
恋仲の存在がいるにも関わらず強制的に婚約させられて、子供を産んだのに、自分の子供に会わせてくれない、本当の独りぼっちを感じていた女の子。
でもそちらも最後には子供にきちんと会えて、さよならを伝えた。
もし、あの時、子供も母親に会えていなかったら結局何も変わらず同じように「独りぼっち」だったのでしょう。
でも、飛べた。高く高く。飛べた。
凄くすごく言葉では伝えきれないほど美しくて…。
主人公も他のキャラクターも感情豊かに描写されていて、本物の愛とはこういうことなのだと知りました。
現実はこんなに美しい世界はあまり無いけれど愛があるだけでこんなにもキラキラして輝いて見えるものなのですね。
独りぼっちが独りぼっちと出逢った。
素敵なことです。
何だかんだあっても最後にはしっかりさよならを飾るんですよね。
人生を変えてくれるような作品です。
ファンタジーで異次元の作品はあまり想像出来なかったけれど主人公目線になって考えていたら涙が止まりませんでした。
次の日、目が腫れているほど泣きました。
タオル、ティッシュ必須です。
この作品が沢山の方の眼に写るように。
沢山の方々に観てもらえるように。
みんなに愛を知ってもらいたいです。
本当に素敵でした。
ありがとうございます。
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