寝ても覚めてものレビュー・感想・評価
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【真に"一人の人"を愛することの魔法のような不思議な力を描いた作品】
同じ顔をした誠実に朝子(唐田えりか)を愛する亮平(東出昌大)と自由人、麦(東出昌大・・)との不思議な恋愛関係に浸る。
原作小説では、亮平と麦を”そっくり”と思っているのは、朝子だけかも知れないとも読み取れるのだが、映像化されるとその思いは砕け散る。
そして、その分、朝子の愛を貫く行動の残酷さと、愛する事は外見だけではないという事も、小説以上に伝わってくる。
<特に印象に残った俳優さん>
・獏の他人の感情を忖度しない(出来ない)浮遊感漂う佇まいを飄飄と演じる東出昌大のスキルの高さ
・友人、島を演じる伊藤沙莉さん("ひよっこ"の勝気なお米屋さんの娘さんを演じた方)
・仲本工事さん!
鑑賞後、不思議な余韻が残る作品。
<今作の独特な雰囲気は、今作が商業作品デビューになる濱口竜介監督ならではのものなのだろうか。次回作が楽しみである>
<2018年9月1日 劇場にて鑑賞>
吸い込まれた
映画館で観れずレンタルで鑑賞。
麦との出会いから独特な音楽気付けば世界観に吸い込まれ、この映画をずっと観ていたいと思った。
主人公達のみならず、周りの人達も時間が経過すると共に変化していく
麦の不思議な雰囲気と人を惹きつけるなにか
りょうへいの誠実で真っ直ぐな人柄
ただ、ただあさちゃんが人生に2人も惹かれる人に出逢えていることに幸せだなとも思った。
静かに物語は進むけど、熱は高く激しい物語だと思った。
映画館で観たかったなと切に思いました。
オチがない
唐田えりかさん主演。
これがこの映画に見どころだろう。
演出なのか実力なのか、セリフは棒読み。
俳優らしさはありません。
主要登場人物の殆どが関東圏出身にも
関わらず、学生時代を関西で過ごした事が
起点になり、関西弁でセリフを語ると言うチャレンジ。
大阪人の私としてはこの出来不出来は重要だ。
東出昌大さんは、朝ドラ経験からまぁまぁ問題なし。
田中美佐子さんはさすがのベテラン。
違和感ないにしても、時折濃い語り。
何より驚いたのは伊藤沙莉さんだ!
彼女は耳がいいのか、練習して習得したというより、
元々話せますレベルだ。千葉出身やで!
若手でここまでの表現力はなかなか見出せない。
元々、演技力もあり与えられたキャラを見事に
演じられる女優としてみていたが、協力な武器を持ってますね。
朝ドラのひよっこで知り、獣になれない私たち、この世界の片隅に、これは経費で落ちませんでも活躍を見ています。
益々期待大!
内容に戻ります。
タイトルから期待するラブラブ映画をどう見せるのか。
これが注目。
きっかけはありえないと思いつつ、今の世代の人にはあるのか?と譲歩し、その後の恋人同士と友人の群像劇をなんとなく見ていく。
何か起きるのか、考えさせられるテーマを突きつけてくるのかと思っていたが、何もないんかいっ!
と分かってきたら、オチに期待するしかなかったが、
普通やん!!っていうか、これじゃ締まらない。
唐田えりかさんの透明感を見せたかったのね。
であれば納得⤵️⤵️
もっと多くの人に観て欲しい
カンヌでパルムドールノミネートされたものの、「万引き家族」に光が当たりすぎてあまり話題にならなかった今作。
少女漫画原作にして、滝口監督初の商業映画にしてノミネート。実はカンヌでは異例の作品。
個人的に近年の日本映画の中で一番の出来だったと思う。まずOPの花火で遊ぶ子供を挟み出会う朝子と麦のシーンで心を奪われた。終始、朝子のクズっぷりにイライラするも、そのイライラさせる演出は本当にうまい。
展開もスリリングでサスペンスを観ている様な気分になる。次に何が起きるか予想が出来ない脚本、ずっと観ていたくなる作品だった。
「小骨」の映画
諦めた夢とか、好きだけど彼女がいる人とか、突然いなくなっちゃった人とか。
人生の中で刺さって取れない小骨があっても、みんな「別に平気」みたいな顔して生きてる。
けど、ふとしたことでその小骨を意識し出した時、それでも平気でいられるのか…って映画なのかなと。
みんながそれぞれの小骨と対峙して苦しむ中、年齢的にも状況的にも全てを諦めてるようにニコニコ笑う田中美佐子だけがはっきりと「羨ましい」って言うのが印象的だった。
過去の小骨に苦しむって、つまり諦めてないってことで、もしかしたらそれだけでも恵まれてるのかもしれない。
後半の衝撃的な展開はびっくりしたけど、私はあのまま、あの選択を貫いてほしかったとも思う。
彼女の人生は彼女のものだ。
誰に叩かれても、後ろ指さされても、それが幸せなら後悔するよりいい。
伊藤沙莉の「バカだねー、でも年取った時にネタにできるといいね」ってメールがとてもよかった。
幸せは相対的なものじゃなく、どこまで行っても主観なんだ、っていうのは、この映画でも、こないだ観た「美人が婚活してみたら」でも思ったな。あと「愛」と「情」について。
このあたりが、今の私のテーマなのかもしれない。
最初は、朝子と麦の行動が理解できなかったけど、2回目観て、まぁこう...
最初は、朝子と麦の行動が理解できなかったけど、2回目観て、まぁこういう人もアリかな、、、と思えるようになった。
出演者全員の「ありがとう」の発音、間違ってはないんだけど、誇張気味でそこばかりがとても気になった。
そして、やっぱり唐田えりかの演技が残念。
終盤、汚ねぇ川だなっていう台詞に今まで一枚ベールを着飾っていた男が...
終盤、汚ねぇ川だなっていう台詞に今まで一枚ベールを着飾っていた男が女に裏切られた事に巣に戻った瞬間こそこの映画の輝きがあると思った。この先、気を使わない生活ができるのかあるいは暴力臭が漂う生活があるのかどっちに転がっても仕方がない夫婦生活にドロ臭い雰囲気が漂い面白い未来を予想させる結末がいいね。
猫の演技が一番良かった
評判が良いので旧作上映で観に行ったけど、2時間見続けるの辛かった…。
表情が少なく、すぐに黙り込んでしまう主人公に共感できなかった。黙ってる間とか仕草に、とくに葛藤とか感情も感じられなくて。
なんというか「女性や恋愛感情は掴み所のないもの」として作られてるように思えて、それが辛かったです。
猫の働きはとても良かった。
ありそうで無い恋愛物
言葉では表現しずらいけど、全体的なトーンとか登場人物のセリフだとかが今までありそうで無かった感じがした。
朝子がまるで何を考えているのか解らないし、麦も解らない。。
解らないから感情移入はしなかったけど最後まで目が離せなかった。
不思議な作品
爽やか癒し系ラブストーリーかと思いきや
鬼クレイジーな女を振り回す男と振り回される男の話だった。どの角度から観ても真っ白ふんわり女子をナチュラルに演じた唐田えりかの説得力が凄くて何が正解かもうわからん。観終わったあと「愛に逆らえない。」というコピーに慄いた。
どっちにしろイケメンがいる選択肢
ぼんやり寝ても覚めてもイケメンがいるってなめてんのか!!働くでもなく趣味があるわけでもなく。男2人はキャリア重ねてるのに悔しくないのか!!私は悔しい。
女友達がステレオタイプというか朝子を肯定するための陽キャラって感じでシラけた。あんな都合の良い友達はいないよ。
信じられないままずっと一緒に生きてくって結構な拷問なので、朝子はほんと自分勝手だなと思う。
ヒロインに魅力が無い。
一目惚れした彼氏が謎の失踪を遂げて数年後、そっくりな男性と出会い話は進んで行くのだが、昔の彼氏がひょっこり芸能人になって現れて・・・・。
東出昌大、瀬戸康史、山下リオ、伊藤沙莉と今輝く若手演技派俳優を揃えて映画的には面白い部分はある。
後半のやりたい事も分かる。
しかし、ピンと来ない部分が一つある。
ヒロインの存在である。演技が下手過ぎて敢えて名前は書かない。
東出昌大をふり向かせる様なヒロインに見えないのである。
これがかなり若いながら秘めた魅力の持主が演じたならば話が別だが、もう論外。
素人が作品にポツンと1人いる様なものである。
これでは出会い頭運命的だと思いキスなんか出来ない。
後半の面白さも伝わって来ない。
何故平凡な彼女なのだろう?そう言う設定だからと言うのならば作品自体が疑問になる。そんなんじゃお客さん観ないだろう?と。ひねくれ作品にしか観えないだろう。
序盤から終盤まで違和感ありありのこの映画。
メインが秀でて無く、周りの役者が優秀って。
こんな作品初めて観た。ドーナツか?!
猫の方が上手かった。
役者の演技についてバトルしているくらいだから、主演女優にもノウハウを叩き込んで貰いたかった。
1人2役の相手男性が東出さんで無ければどうなっていた事か。
1人の悪口っぽくしか見えないレビューかもしれないが、敢えて書き残します。
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