「立ち去った女」を配信している動画配信サービス(VOD)
「立ち去った女」の動画配信サービス(VOD)・視聴方法をまとめてチェック!

自宅で、旅先で、移動中に…、
見放題やレンタルなどサブスクで「立ち去った女」を楽しむ方法をまとめて紹介します!
「立ち去った女」の配信サービス一覧
配信サービス | 配信状況 | 料金 | |
---|---|---|---|
| 見放題 | 月額2,189円(税込)~ | 今すぐ見る |
| 見放題 | 月額869円(税込)~ | 今すぐ見る |
| レンタル | サイトにてご確認下さい | 今すぐ見る |
「立ち去った女」の配信サービス詳細
おすすめポイント
映画/ドラマ/アニメ/電子書籍を観るならU-NEXT(ユーネクスト)。名作はもちろん最新作も!豊富な作品の中からお好きな動画を見つけて、是非お楽しみください。
配信形態
見放題 / レンタル / 購入
無料期間
31日間
月額料金
月額2,189円(税込)
ダウンロード可否
可能
複数端末同時視聴
可能
※最大4台まで同時再生可能
特典
(ポイント付与等)
毎月1200ポイント付与(購入・レンタル・コミック購入・ライブ配信チケット購入・映画館で使用可能)
支払い方法
クレジットカード(Visa/Master Card/JCB/アメリカン・エキスプレス/ダイナースクラブカード)、キャリア決済(d払い/au PAY(auかんたん決済)/ソフトバンクまとめて支払い/ワイモバイルまとめて支払い)、楽天ペイ、Amazon.co.jp、Apple Account、Google Play、ギフトコード、U-NEXTカード
全作品数
340,000本
見放題作品数
300,000本
映画作品数
見放題17,700本以上/レンタル1,200以上
ドラマ作品数
見放題5,400本以上/レンタル680本以上
アニメ作品数
見放題5,800本以上/レンタル260本以上
※2025年5月時点の情報です。最新情報は各社サイトにてご確認ください。
おすすめポイント
WATCHAの全てのサービスはもっと多くの人々が自分の趣向に目覚め、 好みに合う作品を見つけることを目標としています。
配信形態
見放題 / レンタル / 購入
無料期間
1カ月
月額料金
ベーシックプラン869円(税込)・プレミアムプラン1,320円(税込)/Appleで決済の場合は、ベーシックプラン880円(税込)・プレミアムプラン1,350円(税込)
ダウンロード可否
可能
複数端末同時視聴
可能
※ベーシックプランは不可/プレミアムプランは最大4台まで可能
支払い方法
クレジットカード・デビットカード(VISA/MASTER/JCB/AMEX/DINERS)、キャリア決済(ドコモ払い/auかんたん決済/ソフトバンクまとめて支払い/ワイモバイルまとめて支払い)、iTunes Store決済、Google Playストア決済
※2025年5月時点の情報です。最新情報は各社サイトにてご確認ください。
おすすめポイント
配信本数業界最大級、見たい作品がきっと見つかる!
配信形態
見放題 / レンタル / 購入
無料期間
初月
月額料金
プレミアムコース550円(税込)/プレミアム&見放題コース1,078円(税込)
ダウンロード可否
可能
※セル作品をダウンロードすることが可能
特典
(ポイント付与等)
毎月550ポイント発行/クーポン50枚付与
支払い方法
クレジットカード(VISA/MASTER/JCB/アメリカンエキスプレス/ディスカバー/ダイナースクラブ)、キャリア決済、Googleのアプリ内課金
全作品数
250,000本以上
※2025年5月時点の情報です。最新情報は各社サイトにてご確認ください。
作品紹介

解説・あらすじ
レビュー

老女ははじめから復讐心を抱いていたわけではない。彼女は看守長に告訴しないのかと尋ねられ、今はいい、と答える。それよりは息子の行方のほうが気がかりだった。娘によれば、いくら新聞やラジオに頼んで呼びかけてもらっても、息子は姿を現さなかったという。老女は息子を探す旅に出る。
老女は旅先でさまざまな人々と出会う。彼らはみな社会から零落し、忌避され、惨めな暮らしを送っていた。大家族を抱えるバロット売りの男、てんかん持ちのゲイ、知恵遅れの中年女性。老女は彼らとの交流を経る中で、次第に自分の人生を台無しにした元凶、成金ギャングのロドリゴへの復讐心を募らせていき、それに伴い息子を探すという本来の目的を見失っていく。
ただこれを、貧民に対する老女の連帯意識の増幅過程と断言するのはちょっと憚られる。老女は確かに彼ら社会的弱者に優しさを示すものの、そこには常に一定の距離がある。たとえば彼女はバロット売りの男に幾度となく「バロット食べるか?」と誘われるが、「今はいい」と断ってしまう。彼の子供の食費や医療費を与えることはあっても、彼から何かを受け取ることはない。
てんかん持ちのゲイにしても同じことだ。老女は彼女を介抱し、病院に連れて行きはするものの、彼女のほうから老女に干渉しようとすると、老女はものすごい剣幕で怒鳴り始める。老女の優しさは常に一方向的だ。
おそらく、老女自身もそうした自分の本性を自覚している(散々怒鳴り散らした後でゲイに謝る彼女の姿はまるでよくあるDV彼氏のようだ)。ゆえに彼女は焦っていたんじゃないかと思う。私は誰かと本当に繋がることができるのか?と。思えば獄中で唯一無二の親友だった女も、実は自分が着せられた罪の真犯人だったし、娘は自分が収監されている間一度たりとも面会に来たことがないし、息子は行方不明だし。
このとき、ロドリゴはちょうどいい材料だった。彼は老女の個人的怨恨の対象であると同時に、豪奢に溺れる資本主義の権化、すなわち貧民の真の敵でもあったからだ。同じ敵に同じ熱量の感情を向けることができるなら、そこには本当に対等な関係なるものが成立するのではないか?と老女は希望を抱く。
しかし彼女の計画は壮大な空転を迎えることとなる。てんかん持ちのゲイが彼女の銃を盗み出し、それでロドリゴを撃ち殺したのだ。彼女は「ある人のためにやった」と供述する。そしてその名を決して明かそうとしない。
復讐という唯一の希望を奪われた老女は街を去る。そして今更思い出したかのように行方不明の息子の捜索に本腰を入れ始める。
白い教会の前を彼女がうろつくシーンは示唆的だ。堂々と屹立するマリア像。それはきっと老女自身なのだ。人々に無償の愛を与え続ける聖母。しかし彼女が本当に欲しかったのは、もっと素朴で対等で人間的な繋がりだったことは先述の通りだ。
老女は街中を幽霊のように徘徊する。グルグルといつまでも同じ場所を回り続け、どこにも辿り着くことができない。それは終ぞ人間になれなかった女神に課された悲しい宿命なのだと思う。
アジア映画というと、日本、中国、韓国、台湾、香港、タイ、インド、イランあたりが注目されがちだが、四方田犬彦はフィリピン映画を「近年稀に見る鉱脈」と絶賛した。とはいえフィリピン映画はタイ映画にもまして国内に輸入されてこない。カンヌ・ヴェネツィア・ベルリンといった西洋主義にお墨付きを頂戴しない限り、我々は同じアジアの人々が手がけた作品さえまともに鑑賞することができない。
私が本作を見ることができたのも、もちろん本作がヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を射止めたからに他ならない。もちろんそれは僥倖なことなんだけども。
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