願いと揺らぎ
劇場公開日:2018年2月24日
解説
東日本大震災による地震と津波で甚大な被害を受けた宮城県南三陸町の波伝谷(はでんや)を題材としたドキュメンタリー「波伝谷に生きる人々」を手がけた我妻和樹監督が、同作のその後を再びドキュメンタリー映画として製作。同地の人々と自ら関わる姿を交えながら、多くの課題を抱えた復興への苦難の道のりを描いた。津波の被害で集落が壊滅し、コミュニティが分断された波伝谷で、人々の希望になるであろう伝統行事「お獅子(すす)さま」復活の機運が高まる。お獅子さま復活に思いを託す人々がいる一方で、多くの現実的な課題を目の前に、なかなか足並みがそろわないが、それでもお獅子さまは復活を果たす。
2017年製作/148分/日本
配給:ピーストゥリー・プロダクツ
スタッフ・キャスト
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2021年4月10日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、試写会
4/10 大阪の国立民族博物館のみんぱく映画界で「願いと揺らぎ」を観ました。監督も参加してのディスカッションもあり、映画を見ただけでは知りえない事柄を教えていただいた。民俗学を踏まえた解説であった。
例えば「契約講」は集落の半分ほどが加入して集落を統制している。集落全体で行う行事は4月の「獅子舞」のみであり、震災後の4月に「獅子舞」の復活を若者が言い出す。それを集落全体を絡めてのおお仕事となり、無事行うが、現在にも通じる色々な問題点が浮き彫りになる。
2019年10月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
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東日本大震災の被災地、とある漁師町を12年間撮り続けたドキュメンタリー。地域で続く獅子舞を軸に、被災から立ち直ろうとする人々の姿に肉薄している。
。。。のだけど、苦痛で仕方なかった。撮り方も編集もムダが多すぎる。
①カメラ内蔵マイクしか使ってないのか風切り音が響きまくり、語り手よりマイクに近い撮る側の声がでかく聞こえる。
②なぜか、映像が時々モノクロになる。感情的な場面だからかな、と思っていると、そうでもない。
③ほとんどの事象を字幕で説明し、地元の人たちの会話にも字幕が付いて画面に集中できない。
④監督が泣きながら、なぜ自分がこの取材をしているか話し始める。映画なのだから、それは作品をして語らないと意味がない。我慢の限界が来てここで退席。上映開始から45分。この調子で2時間27分は体が持たない。
とはいえ反面教師としては良かった。作り手の思いが前に出すぎると、言いたいことがうまく伝わらない。人に見せて金を取る以上、最低限の技術レベルはクリアしておくこと。長いなら長いなりの意味を持たせること。
しかし、自分が泣いて良いことげな事言ってる様子を自撮りして、字幕まで付けるって、並みの神経じゃないよなあ。。。