カーキ色の記憶

劇場公開日

カーキ色の記憶

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解説

複雑な情勢が続くシリアで、1980年代にアサド体制に反対したことで当局に追われ、国を去らざるを得なかった人々の物語をつむぐドキュメンタリー。監督のアルフォーズ・タンズールが敬愛する作家のイブラヒーム・サミュエルをはじめ、シリアを去った4人の人物が登場し、ある者にとってはカーキ色の軍服に象徴される抑圧的な世界であり、ある者にとっては赤く染まる暴力的な世界など、それぞれが抱く故郷への複雑な思いや、生まれ育った場所を失うことで生じる例えようのない感情を描く。2017年の山形国際ドキュメンタリー映画祭のインターナショナル・コンペティション部門に出品され、山形市長賞(最優秀賞)を受賞した。

2016年製作/108分/カタール
原題:A Memory in Khaki
配給:アップリンク

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映画レビュー

4.5平和と自由

shinさん
2018年4月20日
iPhoneアプリから投稿

同じ時代に同じ環境にいても、経験することは、人の数だけ違ってくる。

カーキ色の軍服に纏わる記憶を、それぞれの経験者が体験談を交えて語っていくのだが、映画が進むに連れて、言葉の重みが増してくる。

それぞれの独白を流しながら、差し込まれる景色は絵画やポストカードのようだ。だが、決して綺麗だとか、感動するなんて言えない。なぜならそれは全て戦争の跡地だからだ。

鮮やかな青空の下に広がる戦争の跡地にこだまする銃声や爆音が、より一層悲惨さを物語る。

平和と自由は人間ならば誰もが望むものだと思うが、それを奪おうとするのも同じ人間なのだ。

「ラッカは静かに〜」も本作も映画館で観ることが出来て、評論家気取りのレビューを書いている自分は、なんて平和な環境にいるんだろう、と改めて認識しなければならない。

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shin
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