祈りの幕が下りる時のレビュー・感想・評価
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まさに人生に纏わる事件
はぁ…哀しいけれども良い物語を観たなぁ。これに尽きました。
ここ最近、ドロッとエグいものを観すぎたのもありましたが、思いの外心情含めたストーリーテーリングがあっさり目で、それもシリーズとしては良かったのかな、と。
まぁ、昼下がりの二時間枠的な描写は映画館で観るのに賛否分かれそうですけれどもね(笑)
期待通り、裏切りのない映画
原作は読んでいないものの、ドラマと過去の映画は 一通り観たつもりでいます。
いつもながら、やはり泣けます。
序盤から ところどころに、泣き落としと思われるシーンが置かれているという印象で、泣き過ぎて頭痛(笑)
様々な親子関係がえがかれており、憎しみや絆は勿論
月日が経過したことで、誤解があることも気付かされたりと
ともかく泣ける。
この作品で、加賀さんを取り巻いてきた環境がわかり
彼を人間らしく感じました。
今回のストーリーの背景に、1つ1つ不思議に思っていたことが
明かされていくあたりにも、満足度が高い作品でした。
原作を削り過ぎ!?
原作を読んでいる時から、映画で観てみたいと思っていました。
原作は、新参者と匹敵する位の傑作です。
原作の最後の場面に、喫茶店で手紙のコピーを渡すシーンが私は大好きです。ここが削られたのは、残念です。
この場面は、今後の加賀恭一郎の人生が窺えるので、映像が観られなかったのは悲しいです。
切なさと親子愛
話は良くできてます。面白い!ずっとスクリーンから目が離せませんでした。
親子の絆が感動もあり切なさもあり。容疑者Xの献身の親子愛バージョンのような雰囲気がありました。
阿部寛さんはコミカルでもシリアスでも上手な役者さんだなぁと思いました。
最近のベスト
東野圭吾原作の映画でドラマ新参者の集大成という、かなり難しい立ち位置から作成しなければならない事が推測されます。単に原作を映像にしただけではない苦労が垣間見え面白いなぁと思いました。具体的には、ドラマ、麒麟の翼を回想させるようなカットが入ったり、松本清張の作品の「天城越え」、「砂の器」のシーンや音楽の雰囲気を彷彿させるオマージュと思わせるカットもあって、いい意味で遊びがあって、かなり深いなぁと感心しました。テーマが砂の器とダブルのですが、あまり言うとネタばれになるのでやめます。小日向さんの演技は、助演男優賞もので、松嶋菜々子さんもかなり凄みがあり、昔の可憐なイメージはなく、いい女優になったと感じました。邦画の推理小説を原作とするもの、東野圭吾原作もの、どちらも大体観てきましたが、最近5年間の中では、一番いい出来だと思います。自分の目で確かめるのが一番です。
原作で涙を流しすぎたので映画で泣けなかった。
以前住んでいた事の有る人形町が舞台となっているので、加賀恭一郎シリーズは大ファンであり文庫本ながら原作本を全て所有してテレビシリーズ・映画も観ていますが、今回は原作本で涙したせいか、松嶋菜々子の子供時代役・少女時代役に突っ込みを入れてしまうせいなのか、映画鑑賞で宣伝文句のように涙は出ませんでした。
話が良いのは原作の力。わざわざ映画にする事での魅力はナシ。
原作が面白いのは言うに及ばず。映画として退屈極まりない。序盤のテロップやナレーションで説明を重ねる演出に辟易とし、まったく入り込めないまま終盤の怒涛の泣きメロ演出に突入。久しぶりにこんなに嫌悪感を抱く映画を観た。観客の想像の余白をコテコテに埋める監督の手腕は、テレビドラマのヒットメーカーだからこそなのか。問題は、なぜこんなに評価が高いのかということ。観るべき映画は山ほどあるのに不思議でならない。ドラマ半沢ファン層にしっかりとリーチし、取り込み、うるさい映画ファン層を近寄らせない、東宝のマーケティングが功を奏したからなのか。日本でヒット作をつくるには年間で映画を1〜2本観るかどうかのお客さんをいかに呼び込むかが鍵だという。その意味では成功なのだろう。そして、この監督もドラマのヒットメーカーから映画のヒットメーカーへと階段を登り、日本を代表する監督として重宝されていくのだろうか。しかし、同時期にも、根っこから映画を志し、映画ならではの表現を追求し続けている監督作が上映している中、そうした気骨のある映画に光が当たらない日本の現状を憂う。
集大成
原作を読み続け、映像化されたものも追いかけ文章をイメージしながら読み耽り、後の映像化されたものとアジャストしながら今日完結を迎えました。
想いは様々ありますが、涙腺崩壊させられながら今日という集大成を迎えさせてもらい感謝です。
泣けた
泣けたと言うより大泣きした。TVシリーズは数話しか観てないし映画も観ていなかったが、完結編でしかも泣けると云う前評判もあり劇場へ足を運んだ。後半は涙が止まらず、期待以上で逆に心地よく裏切られた気分だ。阿部さん他共演者スタッフならびにこの映画に携わった全ての方に感謝。
丁寧な。
映画全体に最近のTBSドラマの好調さを示すような、丁寧な作り、そしてキャストの素晴らしさが映画に重厚さを与えてました。
それにしても、伊藤欄さんの美しさ演技にはびっくりしました。
親の子に対する愛の深さが感動しました。
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