「冒険譚としては面白いですよね」ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー foxheadsさんの映画レビュー(感想・評価)
冒険譚としては面白いですよね
「スター・ウォーズ・トリロジー」に絡むスピン・オフシリーズ「ローグ・ワン」に続く第2弾は、若き日のハン・ソロを主役に据えた冒険譚「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」。これが全米興行振るわないってのが不思議な位、良く出来た冒険ストーリーでした。スラムみたいな所で暴れていた青年時代、外の世界へ脱出しての危険な日々、幼馴染の女性との淡いお話、何より重要な永遠のバディ、チューイことチューバッカとの出会い、大きな組織との駆け引き、そしてチューイと共に外せない相棒、ミレニアム・ファルコンとの運命的な出会い...など、別れと出会いの中で、青年ハン・ソロが成長していく様を冒険活劇と共に描いて、全然飽きさせない2時間超でした。シリーズ全部を観ているけどコアなファンではない僕のような奴には、分からないイースター・エッグがあった様ですが、細かすぎて伝わりませんでした...。全体的に映像に埃っぽさ(?)が無く熱量も少なく感じる(冷房の季節だから?SWと言えば暖房の季節だからなあ...)、キーラがああなっている意味が分からない、チューイとの出会いもサッパリしてたなど、何か色々あっさり感が強かったなー、って印象はあり。もっとネットリとしてても面白いんじゃ。これ以降に絡んでくる濃~いキャラ、ジャバ(匂わせる部分はあったけど、実名は出なかった)、ボバ・フェット、グリードなどに繋がるエピソードが若干匂わせる程度しか無かったよなあ。続編で描くつもりだったんだろうか。それこそ興行収入的に失敗したために、続編がポシャってしまったら、大きすぎる損失でしょう。巨額な借金をしてでも作って欲しい!あ、でも一番足りなかったのは、フォースですかね!一瞬だけ...。