終わった人のレビュー・感想・評価
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想定内ですが飽きません。
「万引き家族」にしようか、「終わった人」にしようか開始時間の都合で終わった人を鑑賞しました。東大卒の元メガバンク出身のイケメンの主人公と美人妻では現実離れしていましたが、あるある感では出演者の演技力もあって笑えますし終始飽きませんでした。娘が小さい頃の思い出の公園に妻を連れていくシーンでは、男女の感じ方の違いでしょうか、幸せってなんだろうとは思いました。私は終わるちょっと手前の50代の会社員ですが、劇場は“終わった人”と思われる人たちがご夫婦でご覧になっているのが目立ちました。物語の中での奥様のご主人がIT社長になる時に反対したことや、娘の浮気相手の指摘や女性の直感的なものは物語とはいえあたっているものですね。ラストシーンは卒婚し再会する場面ですが桜の散るいいシーンでしたが、夫婦ってなんだろうとは思っちゃいましたね。想像の範囲を大きく外れていませんが、笑いをとりながらも考えさせられるいい作品ではないでしょうか。
生きている間は終われない
男の人生について、いろいろ考えさせられる。ちょっと都合良すぎな面もあるけど、共感できるところも多い。女性に翻弄されるところなんかも。
長い人生トータルで設計しないと大変だわ。どこに終着すればよいのか。この映画ではふるさとがポイント。
個人的には万引き家族よりも考えさせられた。
終わった人じゃなく、終わらない人、生きている間は終われないということかな。
俺も...
久しぶりの邦画でしたが、とても身につまされました。
学歴に邪魔されて第二の就職活動が困難になるのは私にも経験があり、温水洋一と清水ミチコのバカチンがムカついた。
年齢も私と同じ設定で、高校時代にラグビー部に所属していたことも同じだし、ほんと身につまされました。
それでもやっぱり舘ひろしはかっこいいなぁ。私と経験した内容は同じでもカッコ良さは段違い!
原作よりは良かった
原作は妻が世間知らずのお嬢様設定であったり退職金や年金が世間とかけ離れた額であったため、さすが反発をくらいそうなので伏せてあったが、年金はたしか500万という設定だったと思う、国民の平均所得からかけ離れた金額である、これでは不満が生じようがなく物語にならない、この辺は原作者の世間知らずが分かる。仕事がしたいと言う設定だが出向した会社で形だけの役員になった段階で仕事上では、もう終わった人なのである。妻とのいざこざも既に夫婦が終わっていた結果であり、将来に期待をもたらすのなら離婚の方が良かったであろう。原作の出来がいまひとつなのだがコメディタッチの映画にしたのは良かったと思う、これがシリアスだったら気分の悪い映画になっていただろう。
原作読んでたので、きっとそのままのエンディングはなさそうでした。ち...
原作読んでたので、きっとそのままのエンディングはなさそうでした。ちょっとハッピーエンドで残念な感じだつたらいやだなと思っててその通りの終わり方だったのですが、とても良かったです。さすが舘ひろしさん黒木瞳さんはうまい。
できた妻 羨ましい
自分の遠くない未来の参考にならないかなぁ?と思ったのですが、東大卒、一応、一流銀行勤務の夫と、経済的に自立できてしまう妻は、自分とかけ離れていて、参考になりませんでした。
あんなに、自立した妻なら、夫が本当に浮気しても、別れて生きていける。
羨ましい。
前半の、クスッと笑えるのを全編に求めたかった
たぶん、多くの男性にとって人ごとではない。
伊坂幸太郎さんの「死神の精度」に出てくる死神だったら、「定年がくるなんて勤める時からわかっているのに、なぜその時になってから悩んだり、慌てたりするんだ?」とか「故郷に帰るのが恥ずかしくて出来なかった、と言うがお前が恥ずかしいと誰かに迷惑がかかるとでも言うのか?」とか聞くだろうか、と思ってしまった。
夫が何十年もかけて築いてきた自分のプライドや存立基盤が、自分自身を磨きあげてきた結果でなく、実は出身大学の世間的評価や会社での出世競争や肩書きのような実体を伴わない怪しいものだったわけですね。
それに比べると、家庭を維持することや子育てという実体(生活)そのものと向き合ってきた妻の逞しいこと。
程度の違いはあっても(エリートでなくても)、見栄とか沽券とか体面とかに縛られて、大事なもの(妻や子供や友達)ときちんと向き合い、理解する努力をしてこなかった人(自分のことですが)には身につまされる作品です。
スペック
東大卒、大手銀行で役員候補と囁かれながらも出世レースに負けて、関連子会社で専務取締役として定年を迎えた男のその後の話。
自分がまだ引退する立場ではないのも勿論あるけれど、悩みも選択もプライドも、クソ真面目&ハイスペックが故のものであろうところが強かったり、思いつきでふらふらしちゃうところとか自分はこうはならないだろうなあと感じる。
家族の出来過ぎ感もちょっとね。
話や展開はベタベタで面白かったけどドタバタや失笑系の笑いが主で、恋の部分は人物像に合わず余計に感じた。
もう少しシンプルで。
広末とのエピソードは要らない。
ただ再就職のエピソードは思っていた内容とは違う。
再就職をやめて、広末を伸ばしてコメディに徹して、最後に家族愛でホロッ😢で良かったんじゃない?
思い出と戦っても勝てない
映画『終わった人』を観てきました。観客もほとんど年配の人ばかりでしたね。西舘牧子の原作が出版されたときに読んでいます。
とてもタイムリーな話しだと思います。随所で、頷く部分ありましたが、ただ、本書で描かれているのは、退職した直後の部分だけで、これから親の介護や自分自身の体が動かなくなるのに直面するわけで、後半生の前半部分だけと言っていいでしょう。
ジジババの社交場と化したジムでの素直に仲間になれない部分や、妻との軋轢、娘からの鋭い指摘など思い当たるところも多々あります。カルチャースクールで知り合った若い女の子との、心ときめく経験なども描かれています。ただそれも含めて、所詮一流企業で成功した人物の話で(本人は、そうは思っていないようだが)、最後に9千万円という借金を背負うのだが、老後のためにためたお金を使うことになるのだが、そんなお金もない庶民には少しかけ離れた話に思える。
物語の最後で、卒婚した舘ひろしと黒木瞳が桜の季節に再会するシーンはいいですね。また
「思い出と戦っても勝てない」という印象的な言葉が出てきます。
意外に面白い
定年退職=生前葬儀、または働くこと以外に時間の使い方を知らないというのは、自業自得。40年近くかけてそういう病気になったってこと。しかも、思い出にがんじがらめになったら、抜け出すのが難しいかも。
そんな姿をシニカルに描いている。私ゃそんな風になっていないから、笑って見ることができた。
抜け出すのにもがく姿も楽しく描かれていた。
意外と面白かった。第2の人生物語。
脚本内館牧子とリングの中田秀夫監督の異色タッグ作品。定年退職したある男性の物語。
周り客の年齢層が高く、終わるにはまだ早い若い側の私にとっては最初失敗かな?と思いましたが、年齢層共通の笑い部分がありかなり楽しませて頂きました。
かなり周りの爆笑に巻き込まれた感有りますがw
タイトルは「終わった人」ですが、映画的にはかなり第2の人生が終わっておりませんでしたw。
館さん白髪染めるとまだ若いっす。
脇を固める俳優さん達はメリハリあって良かった。
今井美樹の歌も良かった。
定年退職は趣味もあまり持たず仕事一本で頑張って来た方にとっては別名「生前葬儀」wらしいですけど、これは希望が見える映画。
昨今退職後人生を検討の方、鑑賞どうぞ。
良い意味でいかにも日本的な映画
舘ひろし主演の映画を見るのは「免許がない!」以来です。前半はテンポの良いコメディタッチな展開が続きますが、後半はやや間延びしたシリアスな展開が続き、テンポの違いに少しギャップを感じてしまいました。
客層はやはりお年を召した「終わった方」や「終わりそうな方」が多かったです。
人生後半の参考になります
実は、本作品、まだエンディングロールもない去年の12月に見せて頂きました。
まず、私的な年齢の人は、本作品のような内容はこれから経験する事なので、何とも共感な気持ちも持ちながら見ました。
まずは、子供の頃からファンだった舘ひろしさんですが、演技と言う観点から見るとあまり上手くない人ですが、本作品は、なかなか定年をしたおじさんを上手く演じていたな、ちょっと見直しました。
黒木瞳さんと舘ひろしさんのペアもなかなか感じが出ていて良かったな、映画の内容の方は、前半はコメディタッチぽい雰囲気が出ていて良かったのですが、後半、結構普通の映画ぽっくなって、前半のコメディぽさをブラックユーモアにして最後まで話が続けばもっと良かったかな・・・
しかし、本作品を見て、人間、役目が終わる事はない、人間死ぬまで何かの役に立ち、自分の為に頑張らないといけない、そんな事を感じさせてくれたかな・・・・
山田洋次さんの「家族はつらいよ」的な要素もあるので、本作品もシリーズ化を考えて作ると良かったかな・・・・
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