ベイビー・ドライバーのレビュー・感想・評価
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新しいティストの逃し屋登場
カーチェイスが売りの映画や逃し屋の映画は多いが一見弱々しい若者が主人公というギャップが面白い。エドガー・ライト監督は定番のパブやお友達ものから離れても音楽好きは相変わらず、むしろパワーアップした。企画は20才の頃から温めていたようで車好きでもあるのだろう、いきなりスバルWRXが出てくるのにも驚いた。カーアクションはリュック・ベンソンも顔負けの迫力なのだがベイビー(アンセル・エルゴート)はジェイソン・ステイサムほどの精悍さはないので頭が混乱する。ベイビーは幼くして両親を同乗する車の事故で亡くしているのだから車嫌いになっても不思議ではないし耳の病なら平衡神経にも影響が出そう、ハンデがあるのに無類の運転上手、天才で済ませずに生い立ちは練って欲しかった。監督は純粋なアクションものと言うより音楽好きな二人の青春ラブストーリーに寄せたかったのだろう。
とにかく音楽を見る
初めて手にしたUltra HD 4K Blu-ray、プレイヤーとソフトは手にしたけれど、ケーブルが違うとか高いとか色々悪戦苦闘して、挙げ句、その映像はそれほどHDRの恩恵を感じなかった...という個人的身勝手な嫌な思い出が満載の作品だけど、見るたび、画質はさておき、ノリノリで最後まで見てしまう。 ソフトの音響は素晴らしいので、音楽見たさに毎回見る。 常にリズム感にこだわり抜いた映像の連なりが、映画を見事な音楽として見せてくれる。音楽のバリエーションも多岐にわたっていて、とにかく洋楽を見るには最高の映像作品だ。
カーアクションのカッコよさがヤバかった!
こんなにスタイリッシュなドライビング映画は見たことないです!ドライビングテクニックの魅せ方という点で言うと、ワイルドスピードやトランスポーターよりもカッコよかったです!冒頭の赤いスバルでの逃走劇でソッコー心掴まれました。 そして、ストーリー全体を包む音楽の存在もいいです。世代的に知らない曲がほとんどだったけど、ストーリーにはフィットしてたと思います。ミュージカル映画みたいな「なんで急にみんなで歌い出すの!?」的な使い方じゃなく、すっと受け入れられた。特に、武器商人との銃撃戦でリズムと銃撃がシンクロしてる魅せ方が楽しかった。 クライマックスの郵便局強盗のシーンはちょっともやもやする展開だった。もちろん、自首する展開はいいんだけど、もっと早く決断してたら。。よき理解者だったバディやダーリンを含めたいろんな人が死なずに、傷つかずにすんだのに、と。
◯◯と天才は紙一重
滑り出しは、天才の名を欲しいままに、強盗団を卓越したドライヴィング•テクニックで無事に逃がすことに成功。 これを観た時に、物凄くワクワクしてしまった。 でも、ワクワクしたのはここまでかな。 その後は私的感情丸出しで、仕事の邪魔をしたり…。彼は「逃がし屋」として仕事を受けてるのだから、本来ならば許されないことなんじゃないかなーって。 まぁ、きっとここは“うぶ”な彼に付けられたコードネーム「ベイビー」の所以なのだろう。 悪人にはなれず、仕事の最中 何をキッカケに善人にシフトチェンジし“仲間”を裏切るか判らない…そんな危うさも良く現れていたかな。 ただ、あんな性格でよく今まで何件も熟してきたな?と思ってしまいました(笑)! 作品上、2件目の仕事で組んだ、ジェイミー・フォックスの血も涙もない冷酷なタイプの方が、よっぽどプロフェッショナルで際立ってたし、ある意味で好感?を持てたかな(笑)。 音楽に関しては、余り親しみのない(得意分野ではない)ものなので良く解らなかったです。 でも、エドガー・ライト大好きなので それなりに楽しめたかなと云う所。
映画と音楽愛が融合して気持ちいい!
BGMとしての音楽ではなく、音楽と映画の融合を見せるための映画。 カーチェイスシーンはもちろんですが、車というツールを使っていることで音楽と映画自体にスピード感を付随させていて、これがまたいい。 この土台に、魅力的なキャストと先が読めそうで読めない、でも重すぎずの丁度いい感じのストーリーがまた気持ちよかったです。 どこかしらタランティーノを感じる作品だなと思いました。
まぁちょっと暇つぶしにもお勧めできないかなー。
最初の展開から2つの仕事やっつけるのでは見事だったら。そのあとにトーンダウンしている。 その後なんとか盛り上げててはいるが最終的に物語的に空中分解している。 まぁ中盤あたりまでのキャラクター作りや謎の盛り上げ方が甘かったかな。 この映画を見るなら 1時間終わったところで酒を飲み出すとちょうどいいね02
好き
エドガー・ライトの作品の中では、一番ロマンチックで一番好きです。過去作の様に内輪向けやマニア向けではないので女性受けも良いのではないでしょうか。それにカーアクションや暴力描写がキツくないところ、ベイビーを通して暴力を否定的に描いているところ、登場する女性が勇ましいところも今風で好感を持ちました。 今作はオマージュのオンパレードとなってますが、私は『ワイルド・アット・ハート』のセイラー&ルーラを思い出してしまいました。
私も当てもなく車で爆音かけて逃走したい👄
10年前 密売人の車を盗みそのドライビング・センスを買われ『逃がし屋』として犯罪組織の役割を担う。 通称は、ベイビー B A B Yベイビー その際、愛車を盗んだ借金分、組織のボス・ドク(ケヴィン・スペイシー)に返済する為ドライバーとして黙々と働く。 やっと返済も終え、足を洗おうとしたが1度闇組織に足を踏み入れたら抜け出すのは困難:;(∩´﹏`∩);: 組織のボスに気に入られ脅されて又 舞い戻る そこからの展開がまた凄い! 主人公ベイビーは持病の耳鳴りがあり、これを打ち消す為 音楽を聴く🎧 この映画の肝はなんと言ってもカーチェイスシーンでの音と映像のシンクロ!寸分の狂いも無くの音楽のフレーズと場面が連動していき疾走感 溢れるBGMで惹き込まれます。 突飛したキャラもぞろぞろ出てきます! カーチェイス映画は初めて観ましたがクセになりそう#3150 また見たいお気に入りの作品♡
続編を熱望!久しぶりのアクション傑作!
個人評価:4.2 序盤からラストにむけ、徐々にギアチェンジし、アクションも演出も加速していく。ストーリー展開も予測できず驚きの連続。 音楽も軽快でアクションとテンポを合わし、スタイリッシュに仕上がり、素晴らしく監督のセンスが良い。 キャラクターも人間味があり、役者も素晴らしい。 タランティーノ的なぶっ飛んだ設定だが、最後にはこの世界観にどっぷりハマり、説得力のある着地点を見せ感動もさせてくれる。 このレベルのアクション映画は本当に久しぶりに見た。 よかった!
腑抜けたニューシネマ調の甘ったるいクソ映画
いかにも今の日本で流行りそうな甘ったるい予定調和のクソ映画でがっかり。ニューシネマ、フィルムノアール調だが、ボニーアンドクライドやイージーライター、ブルースブラザーズなどには全く比肩しない予定調和的なつまらん映画でした。
【エドガー・ライト監督が、映画の新たな分野を開拓した奇跡のような作品。傑作である。】
劈頭、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンの「ベルボトムス」のビートとベイビー(アンセル・エルゴート:今作品以降、作品に恵まれていない気がする・・)の神業のようなドライビングアクションとの完璧なシンクロ度合に一発でやられる。 - 忘れてはいけない、ワイパーの動きとのシンクロニシティ・・・。あのシーンの高揚感は凄かった。- その後も、ハイレベルなカーチェイスとセンス抜群なミュージックとのシンクロ場面を随所に織り込みながら、ベイビーの哀しい幼少期の出来事、美しいウェイトレス(リリー・ジェームス:彼女の出演作品に外れなし。)との出会いと恋なども効果的に描かれ、物語は破綻なく進む。 2017年夏に降臨した傑作。 <2017年8月20日 劇場にて鑑賞 同年10月9日、劇場にて再鑑賞>
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