ファイナルガール

結論から申し上げると、観ていてとても退屈した。
題材やプロットには惹かれるものがあった。しかし、描き出される内容が、あまりにも説得力を欠いていた。例えば、明らかに体力で勝る男に対して女性が丸腰で戦いを挑むのであれば、もっと現実的な解決策を用いた戦闘描写を取り入れてもらいたかった。劇中では、肉体的にタフな相手に対して精神的な屈強さで勝つ、ということを表現したかったのかもしれない。
役者の存在感が素晴らしかった。しかし、ライティングがチープだったため、せっかくの優れた芝居が台無しになっていたように思う。カメラワークによる演出も効果が乏しく、役者の芝居がひたすら嘘くさく見えてしまった。勿体ない。
結末については全く以て意味不明で、解釈を鑑賞者へと丸投げする、きわめていい加減な締めくくり方だった。勿論、鑑賞者が好き勝手に解釈して納得すれば済む話ではある。劇中の事象を読み解いて作品に深みを見出す作業も、映画鑑賞の醍醐味の一つだといえるだろう。しかし、本作については、あれこれと考察する作業が単純に時間の無駄だと思えた。作品内に多くの不備を抱えたまま、どうとでも解釈できる締めくくり方をした作品についてあれこれと考え続ける作業は、まるで他人の仕事の不始末を片付けるボランティア作業を強いられている気分になる。

アビゲィンブレスリンは、リトルミスサンシャインの方やね。綺麗になりはったね。
高校生の兄ちゃん4人が、金髪の女の子を狩る話。
アビゲィンちゃんが、やっつける話！

大好きな作品「リトル・ミス・サンシャイン」のオリーヴ役のアビゲイル・ブレスリン主演のこの作品。余りの酷さに愕然とした(笑)。
あの可愛かったオリーヴ…こんなに大根だったっけ？って位〜芝居がヘタだし、作品の内容も良く解らん(笑)。

ウェス・ベントリーがアビゲイル・ブレスリンを引き取って育てる所も、殺し屋に育てる(多分…)のが目的としても、個人でやってるのか組織なのかも判らないし、標的もザコいし、何よりアビゲイル・ブレスリン演じるヴェロニカのアクション・シーンが、撮影前に１時間位レクチャーして貰っただけみたいな感じで、観ていてかなりツラかった。
途中下車したかったけど、頑張って最後まで観たかなと言う感じ。

出だしの主人公の少女時代が可愛かったです。主演のアビゲイル・ブレスリンが若くて、肌もツルツルで目を引くタイプなので、一応最後まで観る事ができます。たくましい二の腕だなあと思っていたら、アクションに全くキレがないです。トレーナーへの淡い気持ち、夜の森でイケメン抹殺、と、やりたい事は分かるのですが、色々とショボくて残念な感じでした。