今夜、ロマンス劇場でのレビュー・感想・評価
全83件中、61~80件目を表示
映画への愛と綾瀬はるかの美しさ
注)このレビューを万が一もしかしてご覧になる方へ
()内の内容はあまりにも個人的趣味(綾瀬はるかの大ファン)という想いが溢れているのでご注意ください。
かなりファンタジックな映画でありながら、映画への愛と誰かを想うこと、愛することの美しさを描いた映画だった。
名画座や昭和の撮影セットなど、古き良き昭和の映画界を描き、ノスタルジックさをどことなく漂わせる感じが印象的
自分は20代なのだが、どこか懐かしさの良さみたいなものを感じたのでこの辺は違和感なく物語に入れる。
映画を愛する青年が、大好きな映画を観ているとその映画のヒロインがこちらの世界へとやってくる…
この青年の映画を愛する姿が純朴かつ素直な感じでとても好印象を与えるし、映画を好きな気持ちを改めて思い出させてくれるような存在だった
ヒロインたる綾瀬はるかの強気な態度やわざとらしく触らせない様にするさまも彼女の秘密を知っているとどこか切なく愛おしく感じる。
白黒の世界から飛び出してきた彼女が色んな色に感動する姿を違和感なく演じていて、素晴らしい(とにかく綾瀬はるかが可愛らしくて美しくて最高です。衣装も全て似合っていて、カメラマンと監督と衣装さん、ナイス!!!)
と、言っても前半はスクリーンから飛び出してきた彼女に振り回される青年のドタバタコメディといった感じでここら辺は素直に笑って観られる。
北村一輝の銀幕スター感もどこか笑えて面白い。しかし、最後には主人公を後押ししてくれる良いセリフを残してくれるというのも良いキャラクターだと感じた。
で、こちらの常識が通じない彼女はやりたい放題であり、青年は振り回されまくりで、1度は彼女を突き放すのだが、雨の中で傘を持ってくる姿はとても良かった。
色んな名作のオマージュもあるのだろうが、当方勉強不足なのであまり分からず…
彼女に色んな景色を楽しんでもらうために様々な場所に繰り出す2人は愛おしいくらいに輝いていて、それが彼女の秘密が明らかになった後にグッとくる(電話ボックスのシーンとかヤバイわ~可愛くて)
彼女の秘密が告白されてからは、青年は思い悩み、彼女は青年を想うがゆえに突き放すように去ってしまう…
この辺から触れたいのに、お互いを想い合っているのに、すれ違ってしまう切ないラブストーリーとなる。
この辺までは予告やあらすじからも分かってはいたのだが、充分に物語を味わうことが出来て、大変満足!
で、ラストはまさか彼女と生き続ける選択をするとは!この辺は予想外だった。
最初に年老いた彼の回想とゆう形で入ったのでどうなるかと思いきや、そうきたか!と思いましたね。
とにかく彼女と共に居たいのだという真っ直ぐな気持ちが、彼女と歩む道を選ばせたのだなぁとシミジミ(綾瀬はるかがそばにいたら、そりゃ頑張るわ~!自分もこの選択をすると思う!)
全体的に登場人物が全員良き人だったり、良いタイミングで雨や虹が出たりと”映画の魔法“に浸っていい映画だと思いました。
物語のファンタジックな感じと映画に対する愛がとても優しい映画の魔法をかけてくれたような、映画でございました。
(王女もとても似合っていて、着る衣装全てがステキで笑った顔も泣いてる姿も全部ステキでした!綾瀬はるかファン必見です!)
加藤剛
加藤剛さん。御年80歳。あらためて、素晴らしい役者さんだと思いました。
突っ込みどころ満載の映画でしたが、最後に涙腺がうるっときました。不覚にも。
すっかりお年を召されて・・・首筋に呼吸器の管があたっているところなど、大岡越前の頃から存じ上げていた者としては、違った意味で涙腺が。そして役者としての寝たままの表情の演技。最後の時を迎え、姫と過ごしたこれまでの想い。表情で表わされていました。こちらも、それを読み取れるくらいに。
みなさんのレビューがあまりにも良かったので、拝見させてもらったのですが、あまりにも最初から違和感があり過ぎて、どうしても感情移入ができませんでした。
したがって、辛い評価になってしまいました。
いろんな作品をオマージュしているというレビューがありました。わたしは、クリストファーリーブ主演の「ある日どこかで」も影響を受けている作品のひとつかもと感じています。
もちろん、「ある日どこかで」のほうが100倍素晴らしいファンタジーロマンスですが。
入り込めなかったなあ
始まりからずっと違和感の連続。
形はそれらしく整えてるけど、魂が入ってない感じで、なんとももどかしい。
脚本の巧みさが売りなのかもしれないけど、かなり非現実的なおとぎ話なので、上手くやらないと白けたものになってしまう。
特に、主人公の男性ががそこまでして、添い遂げることに対する説得力がなかったと思います。
素敵な俳優さんが多く出演してるのに、勿体無い気がしました。
期待を越してよかった
あんまり期待せず見に行ったけどとっても良かった!
前半はちょっとだれる部分やなんで?と思う部分もあったのでそこだけ残念。
後半のCMでも流れている綾瀬はるかの触って…のシーン以降はすごく良かった!
純粋に泣ける作品で綺麗に纏まっていたと思う。
あと綾瀬はるかの色んな衣装がとにかく可愛くて最高だった!!
良かった!
最初のモノクロ映画が始まった時は一体どうなるんだとハラハラしましたが
終わってみるとすごく良かった!
綾瀬はるかさんと坂口健太郎さんが大好きになりました。
でも1番輝いてたのは北村一輝さん(笑)。主役を食いそうなほどの存在感はさすが!
本田翼ちゃんもこういう役もできるんだ...と好感度がぐいぐい上がりました。
個人的には中盤からラストへの流れが最高に盛り上がり号泣してしまいました!
ありきたりなヒロインとの別れから前を向くヒーロー的な終わりじゃなくて良かった。
触れられなくてもきっと二人は幸せだったんだな…と思えてほっこりしました。
もう1回くらい映画館で見たいなぁ。
うーん・・・
何度も違和感を覚えながらでしたが、ストーリーは面白かったし最後は感動しました。
でもお姫様のキャラをもう少し魅力的にして欲しかった!!
何回も人の頭を殴ったりペンキをぶっかけたり、あんな行動は「お転婆」ではありません。ただの「乱暴者」です。男言葉なのも嫌でした。そんな目に合っても気持ちが変わらない健司にも違和感。最初の方は気分が悪くて帰ろうかと思った程でした。
看護婦の態度も軽過ぎる。
タイトルやポスターからもっとロマンチックな世界を想像していたしキャスティングも悪くなかっただけに残念。
俳優さんに問題はありません。衣装や背景も良かったと思います。
鑑賞後も嫌な気分が残ったので初めてレビューなるものを投稿しました。
もってかれた
なにもかもがベタ。
悲恋の設定。横恋慕。周囲の暖かい協力。ワガママなようで一途な主人公。ちょっとしつこい雨。劇中劇。そんな平凡さを綾瀬はるかの魅力でカバーしようと思っていることもお見通し、お見通しなんだけど、もってかれてしまった。
どっかでなんども見たような話なんだけれど、一緒になって泣いてしまいたい、と思ってしまうのはなぜなんだろうか。
ストーリーはとても単純なオペラが、繰り返し上演されても魅力が衰えないように、なんども同じ所で笑い、なんども同じ所で胸が熱くなる。
恋愛不毛時代においても歌われるのはラブソングばかり。ソクラテスですら振り払うのに一苦労したと語ったように、ただの脳の発情回路の営みにわれわれは抗うことができない。
「美しいもの」、の連想ゲームはこの綾瀬はるかであったり、廃れることのないこのベタな感情なのかもしれない。
そんな気にさせてくれる映画だった。
撮影所で大蛇を見つけて目が輝いた綾瀬はるかが印象的だった。
竹中直人のなんと贅沢な使い方か。
肉体関係
小学生女子の付き合い。
楽しかったけど、色んな映画へのオマージュが盛りだくさん過ぎて
どう鑑賞すればいいのかちょっと戸惑った。何か裏があるのかと。
お姫様登場シーンのビジュアルや“身分違い”の恋はまさにローマ。
映画から飛び出るのは、カイロなど。
レトロな昭和の風景や人情は三丁目。フィルム映画への憧憬はニューシネマパラダイス・・・
と、確認してみたら公式のプロダクションノートにも全部書いてあった。
ジャンルにこだわらず、とにかく色々な要素を楽しんで、ということらしい。
最後も「お姫様は王子様といつまでも幸せに暮らしました」という
お伽話の進化形のよう。
それでとにかく驚くのが、主人公の男の子の選択。
肉体関係、なし!
これはかつて尊ばれたプラトニック・ラブである。
相手を思っての身を引く選択があったことからも、これは真実の愛の話であると分かる。
やっぱり男は性欲があるからダメなんだよな。
性欲に打ち勝たないと真実の愛が掴めない。
肉体関係がなくても、むしろないからこそ、互いに永遠に愛し続けられる。
そういう関係が、女の子にとっては一番の憧れなのかも知れない。
男からすれば「ありえねー」話だろうけれど。
昭和の半ばまでなら、まだそういう素敵な関係もあったのかも知れません!
二次元の女の子が好きだったり
結婚せず生涯独身で過ごす人々だったり
現代的な人生に当てはめた解釈もできそうだった。
素敵すぎる、、、
自分の少なく乏しい映画鑑賞歴の中で断トツで心を揺さぶられた映画。
個人的に去年の号泣作品のうちの一つの君膵より泣けた。(人によると思うが)
構成や世界感等自分の好きな映画であったこともあると思う。
また、女優さんたちのレトロで美しい衣装姿もすごく魅力的であった。
涙を流しすぎて目が腫れるほどだった。ハンカチ、ティッシュを忘れずに行くべきだった。あと、自分はかなり泣いたので水分補給のためにドリンクを買うべきであった、、、。
本編終了後のエンドロールでもう一度涙する。挿入歌と映像が見事に合っていて素敵だった。
キャスティングもぴったりだったように思う。、、、と言っても原作を読んだことがないため書店で原作を買ってもう一度あの世界感に浸りたい。(完全オリジナル脚本だったため書籍の方が後であった。)
大切な人のためならば自分の欲を捨て前に進んでいける、という印象を受けた。
すごく、すごく素敵だった。
素晴らしい!
家内と観に行きました。北村一輝さん(最近むちゃむちゃ出てます)のコミカルさとか、エンディングがタイタニックのエンディングとカブるところとか、突っ込みどころまんさいでしたが、思わず涙が出てしまいました。数日素晴らしい余韻が残ります。是非ご鑑賞ください。
映画だからこそ
「あなたじゃなきゃダメなんです。」
ふれあうこともかなわず
一生そばにいる。
現実にはあり得ない純愛。
映画の中だからこそこんな話あってもいいじゃないか。
否
あってほしいものだ。
良い話なのは間違いない
綾瀬はるかがうまいの。想いと裏腹の台詞を吐き続けるんだけど、表情で「あ、言ってることと反対のこと思ってるんだな」って解るの。下手な女優さんがやると大変なことになるね。
綾瀬はるかと坂口健太郎がお互いに恋焦がれてひと目会いたいと思ってたことが解って、でも触れると綾瀬はるかは消えちゃうし、本田翼は坂口健太郎が好きだし社長令嬢だし結婚したら将来約束されるし、さあどうする。
それで触れられなくても共に生きることを選ぶんだよね。「ええ話やのう」と思ったんだけどさ、冷静に考えたら「お転婆姫は俺の嫁」って言ってるヲタクと一緒なんじゃねえのと思ったらノリきれなかったの。
綾瀬はるかと本田翼が二人で会ってるシーンでは「あいつのことを守ってやってくれ」っていうメッセージが出るのね。本当は綾瀬はるかが「私があなたを守る」って言いたいんだろうなーって。
ずーっと物語って「俺がお前を守る」って男性が女性に言う話が多かったけど、このごろちょっと変わってきたなあと思うの。
ちょっと泣いたけど大号泣までいかなかったんだけどね、自分は男性だから、男女逆の話だったら大号泣したと思うよ。
「俺が守りたいが守れない。守れる奴に任せて身を引く」って覚悟を決めたら相手が「あなたじゃなきゃ駄目なの!」って言ってくれるって話だとおもうと感情移入の度合いが高まるかな。
稀有な女優・綾瀬はるかのキャラクター傑作
"綾瀬はるか"という女優は、日本映画における孤高の存在である。
共演者のひとりとして作品に溶け込むこともあれば、天性のコメディエンヌとして、無類の存在感を爆発させることもできる。そして"綾瀬はるか"ファンは、そんな彼女の両極を愛してやまない。
稀有の女優"綾瀬はるか"は、作品の枠を超えたキャラクターであり、それ自体が独立したシリーズ、あるいは"綾瀬はるか"というジャンル映画と呼べるかもしれない。
だから、作品が"綾瀬はるか"を輝かせるのではなく、まず"綾瀬はるか"ありきで、新しい設定と旬の俳優をゲストを迎えるという格好になる。
さて、最新作の設定は、モノクロ映画の中のヒロイン"美雪"が、現実世界に飛び出して、青年と恋をするファンタジー。迎える共演は坂口健太郎。ちょうど1年前に「君と100回目の恋」(2017)でmiwaとラブストーリーを演じた、まさしく旬の俳優である。
本作が、いくつかの作品を彷彿とさせるのは、定番プロットを組み合わせたパロディであるから。それらは、多くの人が好きになるエッセンスとして散りばめられている。
まず映像的に大きなモチーフとなっているのは、ディズニー映画の 「魔法にかけられて」(2007)である。”おとぎの国プリンセス”が”現代のニューヨーク”に降り立つという設定だけでなく、アニメーションから実写への映像展開を、モノクロからカラーへの転換するアレンジでファンタジックに応用している。
「魔法にかけられて」では、画面アスペクトも拡大する演出がなされているが、本作は本編にビスタサイズを選択しているので、モノクロ映画のスタンダードサイズは劇中スクリーン内だけにとどめている。本編をシネスコにすれば、スタンダード→シネスコへの拡大転換で面白かったかもしれないが、オープニングシーンだけのために、テレビ放送しにくいシネスコサイズは選べない(ワーナー+フジテレビ映画だから)。
さて単に"画面から、綾瀬はるかが出てくる"だけでは、「リング」(1998〜)の貞子になってしまう(笑)。
そこで、それを補ってコミカルにするのは、"高飛車なプリンセス"設定であり、お城を抜け出して騒動を起こす、「あんみつ姫」(1949〜1955/1986〜1987)的なキャラクター。さらに、"プリンセス"と"下積み助監督"の恋愛関係は、そう、「ローマの休日」(1953)の王道設定を持ち込んでいるのだ。
そしてもうひとつ、映画ファンの心を揺さぶるモチーフは、「ニュー・シネマ・パラダイス」(1988)である。映画監督をめざす健司が通う映画館"ロマンス座"は、「ニュー・シネマ・パラダイス」の"パラダイス座"を引用しており、また映写技師"アルフレード"的なポジションで、映画館館主・本多(柄本明)がいる。作品後半で、健司がロマンス座の館主を引き継いでいるのも、映画技師を継いだサルヴァトーレと同じだ。
また、映画そのものを題材にした作品は、映画ファンのノスタルジーを煽るズルいテクニックである。映画「アーティスト」(2012)や「ヒューゴの不思議な発明」(2012)、はたまた「蒲田行進曲」(1982)など、時代とともに変遷していく撮影現場や映画館のようすだけで、映画ファンは1ラウンド・ノックアウトである。
綾瀬はるか演じる"美雪"は、人のぬくもりに触れると消えてしまう。互いに惹かれ合う健司と、指先さえも触れあえない究極の"プラトニック・ラブ"である。しかもモノクロ映画の世界から飛び出して健司に近づくため、その苛酷な交換条件を受け入れてしまった。これはアンデルセンの「人魚姫」の悲劇モチーフである。
こうして数々のパロディだとわかってくると興覚めしてくるはずだが、ここからがこの作品の意外性であり、綾瀬はるかのコメディエンヌ性とシリアスのギャップ効果が発動される。
「ローマの休日」や「魔法にかけられて」、「あんみつ姫」の主人公は皆、ヒロインが元の世界に帰っていく。しかし本作の意外性は、そんな"元サヤ結末"を大きく裏切る。かといって「人魚姫」のような悲劇にもならないところが、すごい。
このエンディングを選んだことが、本作の唯一にして最強のオリジナリティになっている。
監督は、「テルマエ・ロマエ」、「テルマエ・ロマエⅡ」、「のだめカンタービレ」シリーズの武内英樹監督。どんな監督より安打率の高いヒットメーカーで、その映画術なのか、パロディなのに作為的な不自然さがない。オマージュセンスの高い感動作である。
(2018/2/10/TOHOシネマズ上野/ビスタ)
二番煎じではなくオマージュ
美しく、懐かしく、そして心に清らかな愛が染み渡っていく素晴らしい純愛映画に涙が止まりません。
映画から主人公が抜け出したり、白黒とカラーが交じった設定の映画は前にもありましたよね。なかなか良い映画だった記憶があったので今作も少し期待して鑑賞。
ニュー・シネマ・パラダイスを彷彿させる映画への愛が満載で、この映画の時代にいきていた訳でもないのに、何故だが懐かしい感情が呼び起こされます。
日本の古き良き時代の美しい建造物や優雅なドレスをまとった綾瀬はるかだけでも見る価値があります。そして二人が訪れる場所もカラフルで美しく、そんな美しい場所で繰り広げられるドラマの展開は地味ではあるけれども、好きだの嫌いだのと言うラブストーリーではなく、大切に思う人への愛の気持ちが溢れていて、エンディングを思いだすだけで泣けてきます。
二人はいったいどうなるのか?
予想をはるかに上回る美しく儚いエンディングに号泣です。
宣伝を目にしたときには二番煎じを感じましたが、映画を見てわかりました。
二番煎じではなく過去の名作へのオマージュに溢れているんですね。
ラストシーンなどはタイタニックへのオマージュを感じます。
私が気が付いてない他の映画へのオマージュがもっと色々散りばめられているんでしょうね。
白黒とカラーのミックス映画の「カラーオブハート」
映画から抜け出す主人公「魔法にかけられて」
オープニングなどはきっと「オズの魔法使い」なんでしょうね。
ラストシーンの「タイタニック」その他
劇場でもう一度みて色々な映画へのオマージュを発見したいです。
綾瀬はるかファンタジーNo.1
本当は綾瀬はるかが好きなだけの理由から何も期待せずに臨むつもりで、実際イオンシネマのポイントでただで観るつもりでしたが、先日『祈りの幕が〜』でポイント使ってしまってどうしようか迷った上でちゃんとお金払って観ることにしました。というのもここのところ、綾瀬はるか作品はファンタジーもの続きで、『本能寺ホテル』はまだしも『プリンセストヨトミ』ではなんだかなぁ状態だったので『ホタルノヒカリ』ごとく気楽に観るつもりでしたが…いい意味で期待を裏切られました!綾瀬はるかで久々に泣かせてもらいました。前半の三獣士が出てきた時はやはりかな、ってある意味うなづきましたが後半に進むにつれとても深くてじんわりくる展開に心に残る作品となりました。加藤剛さんの病院でのシーンが物語の語り部の役割だけでなくエンディングの大きなヒントになっていること、最後になって理解できました。役者のみなさん、それぞれいい味出してましたね〜。特に北村一輝さんは蒲田行進曲の風間杜夫さんを彷彿として思わず「銀ちゃんカッコイイ!」って言いそうでした!観客層もカップルから女の子同士、大人のご夫婦など様々で皆さん納得されてスクリーンを後にされたように見えました。シェネルの歌もとてもよかったです。楽しませていただきました。
やっぱり、地雷映画だった
予告編から、嫌な予感はしていたけど観た感想が、あ~あ、やらかしたって思ったぐらい❗
そもそも、内容がモノクロ映画の中のヒロインがスクリーンから、出て来て、現実世界に行く内容って、その時点でえっ、ってなった感じになった時点で、これ、地雷引いたなって思った。
そもそも、こんな内容だったら、映画じゃなくてTV放送で十分な内容だよ。
強いて言えば、北村一輝さんが良かったぐらいかな。
って言うか、何故好評価が多いのかわからない。
やっぱり、ひとりひとり感じ方が違うんかな。
個人的に、はっきり言って失敗作品です。
今年公開したダメ作1号だね。
懐かしい感じ
昔の映画館、フィルム映画、モノクロ、お姫様に気弱で優しくカッコイイ男子。女子好み満載です!
フィルム映画から人が出てくる場面を予告で観た時、「カイロの紫の薔薇」を思い出しました。お姫様の部分は「ローマの休日」、ラストは「タイタニック」の回想シーンと重なり、目新しさはないけれど、無難に古き良き時代のイイトコどりをした感じの映画に仕上がっているように思いました。
脇役の方々も素敵で、時々ある映画館で見終わった後の嫌な感じはありません(テレビでよかったじゃん的な)。むしろ、映画館で見て欲しい作品かも。
貴方は何を犠牲に出来ますか?
とんでもないスタートをしたのに、綺麗にまとめられた純愛映画。まるで王道の純愛を優しさで包んだような作品だった。
色々な人生があり色々な恋愛がある。作品の色が綺麗だけれど、優しさとその色が混じるから本当にホッとするし、見ていた人は周囲の人がすすり泣く声が聞こえるほど優しい映画だった。
わがままな人は本当は世界で一番優しい人なのでは?と思ってしまう。昔みたいにアニメの「夢のクレヨン王国」みたいな(笑)自分もそんな人になりたい。
どうか多くの人に優しさと純愛に包まれて欲しい。自分自身純愛映画全く観ないくせに偉そうで申し訳ないが、あのような人生を見ると「触れなくても側にいたい」は凄く驚いた。触れられる当たり前、側にいる当たり前、全ての当たり前がきっと優しさと偶然による奇跡にで成り立つのだろうと思う。
そこで気がつくスッと見える人達の視線。「なぜ助けないの?酷い人ね」そう聞こえる。でもそこには2人にしか解らない心が見える。何度そう言われて来たのだろう。何度それを乗り越えて来たのだろう。当たり前の感想が心に突き刺さる気持ちまで誰も気がつかない。無関心は悪だろうけど、自分が関心を向けたなら自分は手を貸そう。その人がどんな思いでそこにいるかはその人達だけの物語があるのだろう。それを再確認させてもらえた作品だ。また見たいと思う。
全83件中、61~80件目を表示