今夜、ロマンス劇場でのレビュー・感想・評価
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とても切ない映画でよかったです。
好きな人に触れられないという切ない気持ちがすごく伝わりました。こんないい映画なら、劇場で見ればよかったと後悔したくらいです。🙇エンディングは、[タイタニック]
の、パクりかなと、感じましたがストーリーがよかったのでOKだと思います✨
綺麗な純愛映画!
切ないファンタジックラブストーリー
ホームシアターでミッションインポッシブルの最新作を観るするついでに何かもう一本観ようかなと思い、綾瀬はるか主演のドラマは結構面白いものが多い印象なのと、坂口健太郎も悪い印象は無いしファンタジーなラブストーリーは好きなので、軽い気持ちでレンタルしてみました。
あらすじとか構成とか世界観など、全く情報収集無しの状態で観賞しました。
王道でありがちなラブストーリーなのかも知れませんが、観ていてどんどん惹き込まれていきました。
後半は綾瀬はるか演じる美雪の秘密がわかった中で話が進む中、涙が溢れて止まりませんでした。
配役も良かったのかな。
綾瀬はるかと坂口健太郎の2人共良かったですし、脇を固める役者さん達もなかなかでした。
北村一輝さん演じる銀幕スターには笑わせて頂きました。
世界観も良かったです。
溢れる映画愛
城から逃げ出す姫様は『ローマの休日(1953)』、モノクロ映画“お転婆姫と三獣士”の中のタヌ吉(竹中直人)らの獣は『オズの魔法使(1939)』、スクリーンから主人公が飛び出すなんて設定は『カイロの紫のバラ(1985)』をオマージュしているように感じられる。映写室から映画を楽しむところは『ニュー・シネマ・パラダイス(1989)』の雰囲気がある。さらに言えば、撮影所の雰囲気と北村一輝演ずるハンサムガイ俊藤龍之介には『蒲田行進曲(1982)』の銀ちゃんのキャラにそっくりだった思う。このように映画愛に溢れた映画になっているのです。
戦前のモノクロ映画のお転婆姫(綾瀬はるか)に恋する牧野健司(坂口健太郎)は館主(柄本明)に頼んで、上映後に1人スクリーンを独占する。昭和35年という設定なので、小学生が75円という入場料にもにんやりしてしまう。スクリーンから飛び出し、奇妙な同居生活を続ける2人。ストーリーが進むにつれ、『カサブランカ(1942)』が上映され、劇中でもイングリッド・バーグマンの映像がチラッと映し出されるのでオールドファンにとってもたまらないところ。気になる映画の看板に『女王蜂の怒り』というのもあったのですが、未見なので気になるところです(笑)。
白黒の体だった姫様はメイクを施し、カラフルな普通の世界に溶け込んでいくのですが、濡れたりすると白黒の肌が露出して不気味な色になってしまう。さらに夢中になっている牧野を軽くあしらい、プロポーズされても「人のぬくもりに触れると消えてしまう・・・」と深刻な状況を伝えるのだ。牧野は社長令嬢の塔子(本田翼)からも告白されているんだから、触れることのできない相手よりも、将来映画監督として成功するためにも塔子を選んだ方がいいに決まってる!それでも人間よりも人間らしき者を愛するというのか・・・触れることが出来ないんだから、キスするにしてもガラス越しだ。そんな人間らしき姫様美雪を見ていると『僕の彼女はサイボーグ(2008)』の綾瀬はるかとダブってくるのです。
物語はそれから50数年経った現在の老いた牧田(加藤剛)と看護師吉川(石橋杏奈)の会話が取り交わされている中で、“今夜、ロマンス劇場で”という幻の脚本を中心に回顧するように展開している。愛を貫くという男の一生を美しいものだと感じるとともに、姿形が変わらず永遠の若さを保つ美雪が登場する驚愕の終盤において、なぜだか冷めた目で見てしまいました。やはり横恋慕的な塔子を選ぶのが普通だろ!スクリーンの姫に偶像崇拝のような愛を貫いたところで何も生まれない。SF作品によくありがちな世界で2人だけになったのなら理解できるのですが、周りに生身の女性がいっぱいいる現実では異常な愛としか言いようがない。そんな風に色々考えると、素直に感動できない自分がいました・・・
楽しめました!
予想以上に楽しめた
もっとロマンスが欲しかった
綾瀬はるかは綺麗で、坂口健太郎は可愛いくて、純朴な感じで、昭和の古きよき時代を懐かしく感じた。しかし、ファンタジーならそれらしく、映画の世界に帰るとか、劇的な場面が欲しかった。叶わないから美しいという恋を描いても良かったんではないかと思う。
映画スターが介護してる姿は滑稽だった。
燃えカスの様な映画!!
映画史とは全然関係ないのに、出だしで玉音放送が流れて気持ち悪いです。綾瀬はるかだと顔も体もごつすぎて、白黒時代の美人女優には見えません。初々しさも無いので、全くときめきませんでした。劇中映画は下らなく、本編のストーリーも短編向きだと思うのですが、予告編以上のものはなく、単調で観るのが苦行でした。タイタニックのようなラストもありふれていて、結局最初から最後まで恋愛ごっこから先に進めないので薄っぺらいです。
いろんな映画がよみがえる
白黒映画のスクリーンからお嬢様(綾瀬はるか)が抜け出し、助監督の主人公(坂口健太郎)のもとに転がり込む。
彼女には秘密があり誰とも仲よくできなかった。
いろんな映画の設定が使われており、とても懐かしかった。
大量生産
ガラス越しに消えたキス
フィルムの中の生き物で、予め自分の立ち位置が分かっている。現実とスクリーンのギャップに気付いて、それがだんだんわかってくるみたいなのがなく、そういうの勿体無い。
姫が知り過ぎてる。
出だしは良くない。
わかりやすくし過ぎていて、物足りない作品。
不覚にも…感動。
映画公開時には、またラブコメか…綾瀬はるかの使い方違いでまたコケるのか…
などと思い、劇場では観ることはなく、それでも なにか気にはなっていたのでDVD鑑賞。
こちらのレビューも 全く見ずに、あえて予備知識無しで観ることにしたわけです。
いやいや、参りました(笑)
この時代に、まさに『映画』〜しかも純愛映画とは😅
古き良き日本映画、そんな映画でした。
普段 1年に数本 邦画は観れば良い方で、洋画好きな私ですが、
これは 『映画』に対してのオマージュ的作品だと感じました。
ありえない設定、ツッコミどころ満載なのもわかります。
しかし、純粋に『映画』の世界 ということと、時に笑い、泣き これも日本映画の世界なんだと感じた作品です。
綾瀬はるかさん、坂口健太郎くん、確かにハマった役かと。でもそれ以上に 加藤剛さん、だいぶお歳を召されてましたが、あの役者さんが居たからこそ、この映画が際立ちました。
最後の 綾瀬さんと加藤剛さんのシーンがこの映画の世界観なのだと思います。
評価はわかれる映画だと思いますが
若い方だけでなく、古き良き映画を知るひとにも
是非お勧めの映画です。
やはり…スクリーンで観るべき映画でした。
記録。まったく期待せずに見て涙腺にきました。おとぎ話とかファンタジ...
映画好きのためのおとぎ話
総ての映画ファンに送る、映画からのロマンチックな愛の物語でした!
私は正直、本作の様に映画制作者の方々を描く作品や、映画絡みの物語となると昔からめっぽう目がありませんでした!
「ニューシネマパラダイス」何度観た事でしょう!「ザ・プレイヤー」そして「アーティスト」等名前を挙げただけでも胸に感動が込み上げてきそうです!
そしてまた、私は、この作品を観て、「人は2回死ぬ」とよく言われる、その事を思い出しました。
1度目の死とは、もう言うまでも無くこの世から、肉体が無くなり、医師から死亡が確認された状態で、2度目の死と言うのは、その亡くなった人の存在が時間経過と共に忘れ去られ、誰の記憶からも完全に消えて、その人がこの世に存在していた事実が無くなってしまった時が第2回目の死。
そう考えると、確かに映画スターは自分の出演した映画が誰かの心に影響を与えている間は、一般人よりも長生き出来そうだ。
事実、私が中学生の頃観た「エデンの東」と言う作品でデビューして3本の作品を残して亡くなった伝説のスター、ジェームス・ディーンは私が生まれる前に死んでいる俳優だけれども、冒頭の彼が顔を上げるあのショットを観た瞬間、この俳優はこの映画が存在する限り生き続けると思い、その時以来、私の映画観賞人生も同時に続いている。話が逸れたので、この作品に話を戻すが、それ故、私はこの作品の主人公である健司が、スクリーンの中の美女、スター女優だった美雪に夢中になる気持ちについつい感情移入してしまうのだ。
そして、美雪自身も、スクリーンの中から、自分の存在をいつも大切に見守ってくれている健司の存在を知り、健司と別れの日が来る時にスクリーンを抜け出して、健司に会いに来ると言うファンタジー、これは映画ファンにはなら誰でも好きになってしまうスチエーションだよね。
映画が娯楽の中心で、映画と言う媒体そのものが人々の生活に深く関わりを持っていた時代。
そんな古き良き昭和の文化の香りが、懐かしくて、そしてきっと多くの映画ファンにとっては、この世界感は最も愛おしい世界なのではないかな?
助監督健司と彼を愛する2人の女性達、この3人の揺れる優しく淡い「純愛ラブストーリー」と言う物語も実にザ・昭和的で、最高でしたね。
そして物語はいよいよラストを迎え、或る秘密が明かされて行くけれど、これも悪く無いし、もしも違った結末が有ったとしても、それはそれで、きっとそれもロマンス劇だった事でしょう。
かつて、「蒲田行進曲」と言う映画撮影所が舞台の作品でもラストの賛否が分かれました。
病気療養中の老人を加藤剛が演じていたが、奇しくもこの作品が、彼の遺作となってしまった現在の銀実を思うと更に切なくなる。しかし、美雪同様、加藤剛もこの作品の中では素晴らしくロマンチストな老人として、映画ファンの心の中で生き続けるのは間違いない。
本作では冒頭「ローマの休日」を思い起こされる方が多くおられると思うが、私は市川昆監督の「鹿鳴館」が描き出した、時代の香りを想い起した。
本作は本当に映画好きにはきっと最高にハッピーになれるロマンス映画だと思います。
主演の綾瀬はるか、坂口健太郎、本田翼は本作ではハマリ役で勿論良いが、脇を固める、柄本明、北村一樹の役処も最高に楽しいし、素晴らしかった!
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