今夜、ロマンス劇場でのレビュー・感想・評価
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日本版シネマパラダイス
いっぱい泣ける映画でした。
そもそも、ぼくは日本映画よりも外国映画、
コメディよりもシリアスものが好きだから、
普通だったら見ないかもしれない映画でした。
ありえない設定とストーリー。
そんなバカなと思っても、どれだけ惹きつける力があるか?
それが問われる映画だったのですが、
そういう意味で、日本映画もやってくれるなと思えました。
ぼくの場合、その信頼性を支えるものは綾瀬はるかにありました。
単に役を演じる女優というより、自分を持っている。
開幕の挨拶の時、あなたの希望はと問われた彼女は
「世界平和です」と答えたと言われています。
そうなんですよね。彼女は広島出身で、平和のことを深く考えている。
そういった映画にもTV番組にも積極的に出ている。
そんな姿勢をぼくはリスペクトしています。
と、映画とは離れてしまいましたが、この映画は日本のシネマパラダイスと言ってもいいんじゃないかと思いました。
映画の中に出てくる架空の女優に恋をしてしまう。
彼女が現実に現れたら、どうなるか?
どういう結末が最も美しいか?
このピュアな気持ちをどう表現されるべきか?
そんな作者たちの夢想が100%発揮された映画でした。
わかっていても、涙がじょんじょん出てくる映画でした。
映画が本当に好きな方限定!!
もう事前のCMやレビューをご覧の方は、大体その通りのストーリー展開です(笑)。
日本の映画作りと、綾瀬はるかの十八番のコメディエンヌ振りがお好きであれば断然お薦めです。
「色」が主題の一つなので、色の使い方がとっても素晴らしいと思いました。ヒロインの衣装だけでなく、役者陣やセット、小物の色使い等を見ているだけで楽しくなります。
切なく悲しい別れのシーンは、ちょっと一捻りしてあって、涙腺の弱った私は、ウルッと来てしまいました。登場する主要役者さんの数を出来るだけ絞ったのも、話が取っ散らからない配慮で、とても好感が持てました。
「ニューシネマパラダイス」へのオマージュを指摘される方が多いですが、自分には絶頂期から衰退期を迎える頃の、日本映画界への切ない郷愁の方が強く感じられましたね。
とにかく、堅苦しい話やギスギスした人間関係にお疲れの方々にもお薦めしたい、可愛らしい佳作だと思います。
加藤剛
加藤剛さん。御年80歳。あらためて、素晴らしい役者さんだと思いました。
突っ込みどころ満載の映画でしたが、最後に涙腺がうるっときました。不覚にも。
すっかりお年を召されて・・・首筋に呼吸器の管があたっているところなど、大岡越前の頃から存じ上げていた者としては、違った意味で涙腺が。そして役者としての寝たままの表情の演技。最後の時を迎え、姫と過ごしたこれまでの想い。表情で表わされていました。こちらも、それを読み取れるくらいに。
みなさんのレビューがあまりにも良かったので、拝見させてもらったのですが、あまりにも最初から違和感があり過ぎて、どうしても感情移入ができませんでした。
したがって、辛い評価になってしまいました。
いろんな作品をオマージュしているというレビューがありました。わたしは、クリストファーリーブ主演の「ある日どこかで」も影響を受けている作品のひとつかもと感じています。
もちろん、「ある日どこかで」のほうが100倍素晴らしいファンタジーロマンスですが。
入り込めなかったなあ
始まりからずっと違和感の連続。
形はそれらしく整えてるけど、魂が入ってない感じで、なんとももどかしい。
脚本の巧みさが売りなのかもしれないけど、かなり非現実的なおとぎ話なので、上手くやらないと白けたものになってしまう。
特に、主人公の男性ががそこまでして、添い遂げることに対する説得力がなかったと思います。
素敵な俳優さんが多く出演してるのに、勿体無い気がしました。
期待を越してよかった
あんまり期待せず見に行ったけどとっても良かった!
前半はちょっとだれる部分やなんで?と思う部分もあったのでそこだけ残念。
後半のCMでも流れている綾瀬はるかの触って…のシーン以降はすごく良かった!
純粋に泣ける作品で綺麗に纏まっていたと思う。
あと綾瀬はるかの色んな衣装がとにかく可愛くて最高だった!!
映画から出て来るお姫様で2時間はやはり。
俳優陣が好きで、毎日衣装の展示を見てて観に行きたくなり鑑賞。カップルはもちろん、友達と1人鑑賞様々いました。
ニューシネマパラダイスみたいで、坂口さん目がキラキラしてるなーと思ったのも束の間、設定は分かっていてもやっぱり入り込むのに映画の半分の時間は費やしました…。何より役柄として出てきていることに馴染めませんでした。(アニメならまだしも、永遠に役柄としてスクリーンの中で生きてる設定が…)
向こうの世界を白黒で撮影してるのだから、向こうの世界もカラフルでしょとか思ってしまう人は多々突っ込みたくなって楽しめないのでオススメできません。笑
最後20分の展開に入る前までは感動しましたが、その後の展開も突っ込みたくなってまたついていけなくなりました、、、
綾瀬さんの美しさと、坂口さんのハニカミ笑顔、北村さんの昭和スターに救われる作品でした。
ロマンスが止まらない
昭和30年代(?)の映画産業全盛期の様子を少しコミカルによく再現していました(実際は知りませんが)。内容は銀幕から女主人公が現実に飛び出してくるという一種のファンタジーもの。結末もありそうな展開で独創性や目新しさみたいなものはありません。しかし大半の観客はこの嘘くさい世界観にはまって一種の幸福感を感じると思います。
これは言うならばB級映画の傑作です。映画撮影所や映画館の雰囲気が実にいい。当時の気取った人気スターの突飛な振る舞いや映画会社社長令嬢との恋愛話も月並みでとてもいい。架空の存在の彼女と現実の彼との愛の行方は、結ばれることのない悲しい運命も予感されます。しかし期待を裏切ることなく、切ないハッピーエンドを迎えます。綾瀬はるかと坂口健太郎の演技が素晴らしいのはもちろんですが、現代版の加藤剛と石橋杏奈の演技も効いてます。映画を観終わった時にはあの看護師のように、二人に深く同情しているでしょう。
良かった!
最初のモノクロ映画が始まった時は一体どうなるんだとハラハラしましたが
終わってみるとすごく良かった!
綾瀬はるかさんと坂口健太郎さんが大好きになりました。
でも1番輝いてたのは北村一輝さん(笑)。主役を食いそうなほどの存在感はさすが!
本田翼ちゃんもこういう役もできるんだ...と好感度がぐいぐい上がりました。
個人的には中盤からラストへの流れが最高に盛り上がり号泣してしまいました!
ありきたりなヒロインとの別れから前を向くヒーロー的な終わりじゃなくて良かった。
触れられなくてもきっと二人は幸せだったんだな…と思えてほっこりしました。
もう1回くらい映画館で見たいなぁ。
うーん・・・
何度も違和感を覚えながらでしたが、ストーリーは面白かったし最後は感動しました。
でもお姫様のキャラをもう少し魅力的にして欲しかった!!
何回も人の頭を殴ったりペンキをぶっかけたり、あんな行動は「お転婆」ではありません。ただの「乱暴者」です。男言葉なのも嫌でした。そんな目に合っても気持ちが変わらない健司にも違和感。最初の方は気分が悪くて帰ろうかと思った程でした。
看護婦の態度も軽過ぎる。
タイトルやポスターからもっとロマンチックな世界を想像していたしキャスティングも悪くなかっただけに残念。
俳優さんに問題はありません。衣装や背景も良かったと思います。
鑑賞後も嫌な気分が残ったので初めてレビューなるものを投稿しました。
もってかれた
なにもかもがベタ。
悲恋の設定。横恋慕。周囲の暖かい協力。ワガママなようで一途な主人公。ちょっとしつこい雨。劇中劇。そんな平凡さを綾瀬はるかの魅力でカバーしようと思っていることもお見通し、お見通しなんだけど、もってかれてしまった。
どっかでなんども見たような話なんだけれど、一緒になって泣いてしまいたい、と思ってしまうのはなぜなんだろうか。
ストーリーはとても単純なオペラが、繰り返し上演されても魅力が衰えないように、なんども同じ所で笑い、なんども同じ所で胸が熱くなる。
恋愛不毛時代においても歌われるのはラブソングばかり。ソクラテスですら振り払うのに一苦労したと語ったように、ただの脳の発情回路の営みにわれわれは抗うことができない。
「美しいもの」、の連想ゲームはこの綾瀬はるかであったり、廃れることのないこのベタな感情なのかもしれない。
そんな気にさせてくれる映画だった。
撮影所で大蛇を見つけて目が輝いた綾瀬はるかが印象的だった。
竹中直人のなんと贅沢な使い方か。
直球の王道映画で最高だった
予告編を見て面白そうだと思い見てきました。予想通りの展開が続き、注目はハッピーエンドかバッドエンド、どちらに向かうか気になっていました。が、
個人的には過去最高に面白い邦画になり、最後涙なしではとても見ることができませんでした。本当に見てよかったと思える出来ですよ。
綾瀬はるかの魅力だけに救われてる気が…
肉体関係
小学生女子の付き合い。
楽しかったけど、色んな映画へのオマージュが盛りだくさん過ぎて
どう鑑賞すればいいのかちょっと戸惑った。何か裏があるのかと。
お姫様登場シーンのビジュアルや“身分違い”の恋はまさにローマ。
映画から飛び出るのは、カイロなど。
レトロな昭和の風景や人情は三丁目。フィルム映画への憧憬はニューシネマパラダイス・・・
と、確認してみたら公式のプロダクションノートにも全部書いてあった。
ジャンルにこだわらず、とにかく色々な要素を楽しんで、ということらしい。
最後も「お姫様は王子様といつまでも幸せに暮らしました」という
お伽話の進化形のよう。
それでとにかく驚くのが、主人公の男の子の選択。
肉体関係、なし!
これはかつて尊ばれたプラトニック・ラブである。
相手を思っての身を引く選択があったことからも、これは真実の愛の話であると分かる。
やっぱり男は性欲があるからダメなんだよな。
性欲に打ち勝たないと真実の愛が掴めない。
肉体関係がなくても、むしろないからこそ、互いに永遠に愛し続けられる。
そういう関係が、女の子にとっては一番の憧れなのかも知れない。
男からすれば「ありえねー」話だろうけれど。
昭和の半ばまでなら、まだそういう素敵な関係もあったのかも知れません!
二次元の女の子が好きだったり
結婚せず生涯独身で過ごす人々だったり
現代的な人生に当てはめた解釈もできそうだった。
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