「正義と真実のオセロ」検察側の罪人 ベッラさんの映画レビュー(感想・評価)
正義と真実のオセロ
原作未読のせいか、意味不明のところが多々ありました。
正義と真実を一つの盤上にのせることで生まれる矛盾を追うストーリーとして鑑賞。
正義と不正、善と悪、真実と嘘が盤上ならば安心して観ることができるのを、正義が白、真実が黒でスタートしたはずが徐々に正義が黒に真実が白になっていくのでモヤモヤと不安感にとらわれる。
木村拓哉さんは聖者から愚者に変容してゆく難しい役だったと思う。
追われる親友、冤罪に敏感な事務官、真実を追う後輩、裏社会などのサイドストーリーは、おそらくもっと本流に深く関わっているはずだけど、浅くしか描かれていないので意味不明になってしまっていたと思う。盛り込まなくても良かったところもありそう。尺がたりなかったのでしょうね。
愚者を演じた木村拓哉さんの次回作を観てみたいと思わせた。
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