ボブという名の猫 幸せのハイタッチのレビュー・感想・評価
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薬物に打ち勝つ人間の強さ
ストリートミュージシャンとは名ばかりの、薬物中毒のホームレスのもとに訪れた、一匹の野良猫が紡ぐ縁が起こす奇跡の物語。
英国における薬物中毒からの更生プログラムはこのように進められるのかと興味深く拝見した。実際のところ、薬物中毒からの更生は非常に困難であり、成功は奇跡に近い。主人公は、全く別の人生があることをボブに見せてもらった、ボブのために薬物を断つと決意し、この奇跡を成し遂げる。
気ままなボブの可愛らしさにニンマリされられるが、動物映画ではなく、薬物に打ち勝つ人間の強さを描いた骨太のヒューマンドラマである。
我が家の愛猫茶とら猫とシンクロ愛着MAX
■以前から気になっていた映画。
■我が家の愛猫 茶とら猫 に そっくり な 主人公の BOB。
■英国LONDONは 勤務先の現地法人があり働いたことがある事、プライベートでも度々家族とLONDONに旅行に行き、色々な場所へ遊びに行った事から、映画の中でも 見覚えのあります景色があり、懐かしく感慨深かった。
■あまりに可愛すぎる映画の中のBOB猫ちゃん。優しくて、礼儀正しく、人見知りしない可愛い頭の良いBOB猫ちゃんに 心から 心底 メロメロ。
■実話であります事も 大感動で、映画の中にドンドン グイグイ引き寄せられました。
■人生は良いことも、悪いことも 長年生きていますと 色々とあります。 私自身 50歳を超えまして 映画の中の 多くの挫折や境遇、不遇にも 共感。 映画の中のように 悪いことから 良いことに 人生の歯車が動き出す 周りの人々も 共感し出す セカンド・チャンスにも 大いに共感。
■兎に角、我が家の 大切な家族の 『 茶とら猫 ちゃん 』とも シンクロしながら 映画の中の 姿が全く同じ 『 BOB猫 ちゃん 』の しぐさ 等々 大いに共感、 ハラハラドキドキしながら 時に 胸にジーンと 何度もきまして 映画を観終わりましても 心が温まり 優しい気持ちにさせてくれました 映画 でした。
■今後、Blu-rayソフトや DVD が 出ましたら、必ず購入しまして また この 映画 を見たいです。
猫と音楽と優しい気持ちで作られた映画
この映画の前に「ダンケルク」を観て衝撃的なまでの感銘を受け、なんだか心がずっしりと重たくなったような後で、この映画の優しさには本当に癒されたし救われた気分。薬物依存からの脱却という、かなり厳しいエピソードも描かれているけれども、それでもこの映画はさりげなくて温かくて優しい空気で溢れている。皮肉っぽく「フィールグッド・ムービーだ」と揶揄する気持ちもすっかり萎んで、素直にこの映画の心地よさを楽しんでいた。主人公が作中で歌う楽曲も私好みの曲で、その歌声も個人的にツボだったのもあり、どことなくジョン・カーニーの映画のような雰囲気を感じるような、そんな音楽と猫と青春の物語だった。
猫のボブを引き取ってから彼の人生は変化を見せ始めるけど、でもそれは魔法なんかの仕業みたいなことではなく、猫を連れていることで人々が彼を見る目が変わり、それが彼自身の意識の変化に繋がっていく(”Sir”を付けて呼ばれたことにあれだけ感動するのだ。それまでいかに他人から蔑まれていたかが分かる)という、非常に理にかなった展開になっているのが好印象で、間違っても「ボブが幸福を運んできた」だとかそういう映画的な言い訳を使うことはしなかったところがいい。猫の世話をするためには自分自身がしっかりしないとならないと青年も身を律するし、猫を連れていることで社交的になって自己と社会とのつながりが生まれる・・・そういった理路整然とした動機づけが物語の中に存在することによって、後半の自叙伝出版に至るまでの夢物語のような展開も嫌味なく信じることが出来た。映画自体が素直で素朴で率直。そこが良かった。
猫のボブが可愛かったのはもちろんだけど、主人公を演じたルーク・トレッダウェイがとってもキュート。あんなイケメンがあんな可愛い猫を連れてあんな美声を披露してたらそりゃ人だかりもできるでしょうよ、という感じ。隣人のベティを演じたルタ・ゲドミンタスが表現する、見た目とは裏腹な複雑な純情にも共感できたし、ただの「恋人役」「主人公の相手役」というだけじゃない存在感を出していて、彼女のことも大好きになった。
ロンドンで実際に起きた魔法みたいな物語。でも甘いだけじゃなくて、ちょっとビターな感情にも向き合った映画。皮肉屋の天邪鬼な私に、素直に魔法を信させてくれた、とっても優しい映画だった。
猫好きにはたまらない
主役の猫が素晴らしい!!
あらすじ読めばそれでいいかも
貧困とそれに対する社会の無策への怒りを猫で包んだ作品
イギリスには今年続編が公開された名作トレインスポッティングを始め、労働者階級の貧困を扱うジャンルがあるようで、本作もその一作です。とは言え 根は善良だけど金と食事と住処と両親の愛がないという観客の同情心を誘う主人公のため、主人公を徹底的にクズと描く前述のトレインスポッティング程には鑑賞にストレスがかかりませんし、より単純には猫がカワイイし、物語はハッピーエンドで口当たりは大変良いです。この作品が気に入ったら同類系の他の作品も見てみるのもイイと思います。
主人公の善意によってジャンキーの親友はヘロインの過剰摂取で命を失い、一方で拾った病気持ちの猫は共に貧困から抜け出すパートナーとなっていく対比は、人間より猫に価値を置く社会の酷薄さへの批判を含んでいるのでしょうし、またチラホラと登場する他の路上生活者がずっと貧困から抜け出せず、一方で主人公は善良な隣人とカウンセラーと自分を慕ってくれる猫という幸運によって貧困から抜け出していくというのも、単純に幸福になれて良かったね、以上に観客に訴えてくるものが有ります。或いは最後に自分を捨てたと思っていた父親が、実は主人公のことをずっと愛していた旨が明かされますが、一方で愛していた上であの仕打ちかよという思いも募り、これも単純に喜べない作りになっていますね。
この類型にはよく有ることでしょうが作品全体に通底するのは貧困とそれに対する社会の無策への怒りでしょうね。それを幸運にも猫と周囲の助力で抜け出す事が出来たエピソードで語ることで、重いテーマを軽く観客に味合わせる作品となっており、大変よろしい出来だと思います。
ほっこり系
サイン会のシーンに本人が出てたよね⁉️
運命の出会い
人間は弱くもろい。ひとつの小さなことがきっかけで壊れてしまう。壊れてしまうとそこから立ち上がるのはすごく大変で下手するともっと壊れて散ってしまう。
でも、誰かからの優しさと温かさ、自分の存在意義を感じることができればつらくても立ち上がれるんじゃないかと思う。この世界にいる意味が分かれば少しは強くもなれる。
きっとジェームスにはボブで、ボブにはジェームスがかけがえのない存在で、支えあっていける同志だったんじゃないかな。
ジェームスは本当にラッキーだったと思う。救いの手を差し伸べてくれる人もいたし。
そして、イギリスの深い闇。イギリスだけではないけれど、ドラッグ・貧困の問題も考えさせられた。
見終わったあとの観客の表情がこの映画のよさを語っていた。優しい気持ちに包まれて映画館を後にした。
ずっとずっとふたりが仲良くいられますように。
キュートでちょっぴりうるっと。
猫映画というだけではない
主人公はヘロインから離脱しようとしていたり、友達になった女の子はお兄さんをヘロインがらみで亡くしていたり…
麻薬ってイギリスでもとても大きな問題なのだなと感じた。
最後の主人公とお父さんとのやりとりが、とても良かった。希望のある物語だと思う。安易に恋愛に持っていかない展開も良かった。
ボブの目、生きることで伝わること
人生、ひょんなことからやり直せるんだね〜
隙間時間にたまたま時間があったので、観た。思いのほかよかった。ねこ好きじゃないし、ホームレスの映画⁈ということで全然期待していなかった。もちろん実話で、世界的ベストセラーという本のことも知らなかった。しかも、ボブ本猫が出ているなんて… ほとんど時間潰しのつもりだったので、得した気分になった。ボブと出会ってから、すべてがうまくころがり出すけど、右肩上がりじゃないところにリアリティがあった。それにジェームズには暖かく見守ってくれる人もいた。そんなに何もかもうまくいくはずはない。後戻りしそうになったり、苦しみ抜いたりしながら、それでも前を向いた主人公に勇気づけられた。人間守りたいものがあると、がんばれるんだなぁ〜 これから生きる道を悩んでいる人、踏み止まって、次の一歩を踏み出せないでいる人に送る人生の応援歌‼︎
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