坂道のアポロンのレビュー・感想・評価
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無理に実写化しないでも・・・・
原作既読、アニメ視聴済み。
タイトルの通り、実写化だから千太郎が姿を消して10年後、医者になっている薫がまだ高校生の様で・・・・。
二時間の枠に収めるため、どうしても削る部分や改変する部分が出るが、一番謎なのは、千太郎がバイクで事故を起こした時、二人乗りで載せていたのが妹ではなく、律子になっていた事。律子が死んだワケでも無いのに、千太郎が姿を消す理由が無い。
改変出来ない部分、出会い、文化祭、十年後の為に無理に圧縮。
そこまでして、実写化する必要があったのか?
原作を読んでいるから、余計に評価が厳しくなるけど、原作読んでなくとも2.5位かなぁ。
ほんと好き長崎
ネタバレ
漫画既読。漫画号泣した記憶。
モーニングいいねえ。
一度似てると思ったらずっとそう見えてきてしまう知念侑李が元彼に。くそ。
ほんと長崎素敵だよなあ。
漫画も良かったが音があるから尚良いよね。
やっぱ千太郎は漫画のが不良感あるけど、今風な不良だったかな。
ごつめを想像してたからかわいい顔しててかわいい。
なんかかわいい〜〜恋してて羨ましいわ(´⊙ω⊙`)
じゅん兄はちょっとアダルトすぎてな
音楽すこ。
セッションいいね。
見つめ合う感じ、音を合わせる楽しさ、
音楽楽しそうだなあ。
21.12.14 てらさ
学園祭における知念侑李と中川大志によるジャズセッションの演出の妙と演奏の素晴らしさに感動させられた
三木孝浩による2018年製作の日本映画。配給は東宝、アスミック・エース。
三木監督の映画は、「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」に続く2作目だが、今回もとても良い映画との印象を持った。
最初の方、知念侑李がピアノを弾いているシーン、指先のアップから切り替え無しで知念の顔へ持ち上がるカメラワークが視聴者の気持ちを汲んでいる様でにくい。ピアノ演奏はどうせ吹き替えでしょうが、あれ自分で弾いてるの?!と印象づけられた。
他にも幾つか、三木監督と小宮山充撮影コンビによる映像は魅力的であった。知念が思わずキスしてしまう神社で少し雨で濡れた小松菜奈の物憂げな表情、停電した体育館でカーテンの隙間から差し込む光で浮き出す知念の楽しそうなピアノ演奏、最後の方の教会ステンドグラスからの逆光の中で浮かぶドラムを叩く中川大志の勇姿、等。
ノスタルジックな風景や演出にも郷愁を覚えた。特に、公衆電話で10円玉を重ねて置いた上で、小松に電話をかけてデートを誘う知念の姿。電話のかたちは違えど、恥ずかしながら自分も高校生の時に覚えが有る行動で懐かしく、監督に親近感を覚えた。
テンポの良いストーリー展開も心地良かった。少女と遊んでいたはずの糸電話での小松菜奈の登場の意外性、そして知念の恋心の告白。何より、学園祭での喧嘩別れした中川参加のロック演奏から、停電による知念の場繋ぎ目的としてのピアノ演奏、そこにドラマ中川参加のジャズ演奏共演の流れは見事で、2人の演奏(曲は「My Favorite Things」〜「Moanin’」)予想外の素晴らしさもあって感動してしまった。成る程、ロックは弱いが、ジャズは停電に強いか。
俳優のたち演技もとても良かった。アイドルGとしての知念侑李は全く知らなかったが、医師となる優等生を見事に体現していた。未経験から楽譜読めないまま半年の猛練習で身につけたというハイレベルのピアノ演奏には、何年も弾いていても上達が乏しい自分との比較で、唖然とさせられた。中川大志演ずる喧嘩早いが心優しい不良も良かった。中学のころ交流があった大柄な不良学生への憧れの様な気持ちを思い出した。ドラム演奏も悪くなかった。ただ、エンドタイトルにドラム演奏者名あったので、一部は吹き替え?。
小松菜奈、予想外に脇役的な設定で多少驚いたが、相変わらず表情の作り方が実に上手い。ラストの方、知念と2人で中川の居る教会へ向かう時に見せた彼女の表情の動き(知念への愛を再認識した上での行動決意をした様に思えた)には魅せられてしまった。ただ最後、歌位出す直前で、ストップモーションになってしまったが、My favorite thingsを歌う姿も見たかった。
そして、大河ドラマ五代友厚役で初めて知ったディーン・フジオカ、難しいはずの中川が憧れるカッコ良い役を見事に演じ、更に素晴らしいジャズ・トランペット演奏と歌唱(曲はチェット・ベイカー演奏・歌唱で有名な「But Not For Me」)を見せつけられて、そのマルチタレントぶりに驚愕させられた。
原作小玉ユキ、脚本高橋泉。エグゼクティブプロデューサー豊島雅郎 、上田太地、プロデューサー八尾香澄、田辺圭吾、 岡本順哉、ラインプロデューサー森徹。
撮影小宮山充、照明保坂温、録音矢野正人、美術花谷秀文、装飾鈴木仁、スタイリスト望月恵、ヘアメイクプランニング池田真希。VFX菅原悦史、音響効果伊藤瑞樹、スクリプター
古保美友紀、編集穗垣順之助、音楽鈴木正人、音楽プロデューサー安井輝。主題歌小田和正
助監督を見せる成瀬朋一、制作担当藤野尚美。
出演、知念侑李(西見薫)、中川大志(川渕千太郎)、小松菜奈(迎律子)、真野恵里菜(深堀百合香)、山下容莉枝(伯母)、松村北斗(松岡星児)、野間口徹(千太郎の父)、
中村梅雀(迎勉)、ディーン・フジオカ(桂木淳一)。
モニモニ
食堂喫茶ライムライトに行ってみたか~などと思いつつ、彼らのジャズに対する情熱に目頭が熱くなってしまった。境遇は違えど家族の中での疎外感は同じだった薫と千太郎。ピアノとドラムだけのセッションもさることながら、律子の父(中村梅雀)がベースで参加し、東京で学生運動をやっていた淳一(ディーン・フジオカ)のトランペットが入ってくると音楽的完成度がさらにアップ。セッション・・・すごい。プロ級。
音をぶつけ合えば気持ちは伝わる。これこそインプロビゼーションの神髄だ。アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズの「モーニン」は60年代に日本にもジャズファンを増やすきっかけとなった名作ではあるけど、ビッグバンドよりもシンプルな楽器の構成の方が心地よい。あらためて気づいた。そんな「モーニン」は当時そば屋の岡持を持ったあんちゃん達も口ずさんでいたという話をラジオ番組で聞いたことがあります。
そして『サウンド・オブ・ミュージック』の中の名曲「マイ・フェバリット・シング」も数多くジャズメンによって演奏されているけど、この曲で小松菜奈演ずる律子の心にも繋がり、一体感が増してくる。学園祭においてタイガースもどきのバンドからいきなりの二人のセッションには震えが来たほどだった。ただ、クラシックで培ったピアノの才能が多彩なテンション含むコードで弾くのはやりすぎだけどね・・・
教会とか神父というのも「モーニン」に合っている。朝じゃなくて嘆くという意味のmoaning。作曲者のボビー・ティモンズは牧師の息子であり、ゴスペルの影響を強く受けているのもうなずける。
好きだとか嫌いだとか、危うく脆い三角関係も好きな音楽が続けられるのなら演奏の瞬間は吹き飛んでしまう。そんな彼らのジャズ心にはのめり込んで見てしまったが、ストーリーは予測可能。だけど事故までは予想できたけど、ラストはちょっと意外。ラスト、息を飲み込んで何かを叫ぼうとした小松菜奈が発した言葉は??と気になるところでエンディング。「大好き!」だったと想像するが・・・
全編通してアフレコというのが欠点といえば欠点。結局、演奏もアフレコでプロがやっていることもわかるからそうしたのだろうか・・・そして、アポロンの意味も音楽の神だとか美大生百合香の説明だけでしたが、調べて見ると医術の神とも言われているようで、そこんところをもっと絡ませてくれれば尚良かった。
アニメからの流れで見た
そのせいか、『あれ?なんか違う』って
思ってしまった。
まぁ、原作も知らないので何が違うのかも
分からないし、アニメと映画は違って当然
だと思いますが。
音楽は良かったけど、時代背景にたいし
俳優さんは今風だったなぁ。
青春がめいっぱいつまった見応えのある作品
青春映画ってありきたりな作品が多くて飽き飽きする事があるけど、これは違った!
音楽も素敵で楽しめるし、恋愛模様が絶妙にピュアで引き込まれました。ラストも個人的に良かった。
ジャズの魅力溢れる青春の軌跡
予想以上に真摯で直向きな作品だった。本作は、ジャズに魅せられた3人の高校生の青春を描いている。邦画にしては珍しく、ジャズの持つ魅力に溢れた作品である。
本作の舞台は、1966年の長崎県佐世保市。親の死で佐世保の親戚の家に預けられることになった高校生・西見薫(知念侑李)は、親戚にもクラスにも馴染めず悶々としていた。しかし、ふとした切掛けで、クラス委員の迎律子(小松菜奈)、喧嘩ばかりしている川渕仙太郎(中川大志)と知り合い、ジャズという音楽を通して、当初、3人は意気投合し心を通わせていく。しかし、次第に3人の恋心は、噛み合わなくなり、混乱していく・・・。
1966年の昭和の雰囲気が漂う街並みのレトロ感が良い味を出している。ジャズという音楽に合っている。ほろ苦いストーリーにも合っている。ストーリー、雰囲気、音楽が一体となって、作品を創り上げている。
ピアノ担当の知性派・薫、ドラム担当の野性派・仙太郎という対照的な性格の2人の絡み合いが絶妙である。正しく、水と油のような彼らが友情を深めていく経緯が面白い。
青春物語というと、単純に青春を謳歌した作品が多いが、本作はそんな単純明快な作品ではない。3人は輝いてはいるが、未熟で不器用な生き方しかできず、時に3人の想いは噛み合わなくなる。そんな彼らを救ってくれるのは、ジャズという音楽である。音楽があれば言葉は要らない。物語の節目での薫と仙太郎のセッションシーンが出色である。彼らの想いを音楽に乗せて語り合っているような雰囲気がある。彼らの友情の深まりとともに、彼らのセッションは熱を帯びてくる。特にクライマックスのセッションシーンは、2人の魂のぶつかり合いのようで、胸が熱くなる。ジャズという音楽の持つ力が体感できる。
友情、恋、音楽。本作は、青春を語るのに不可欠な3要素を巧みに織り交ぜて綴られる直向きな青春の軌跡である。
The 青春物語!! 見る映画がないならこれを見よう!!
原作は未読です。小松奈菜さん、中川大志さんが出演。そして「僕は明日、昨日の君とデートする」「青空エール」「思い、思われ、振り振られ」「フォルトゥナの瞳」「アオハライド」「くちびるに歌を」など多くのヒット作を生み出している三木浩二さんが監督をされたということで鑑賞しました。
映画は「音楽」「恋」「友情」、まさに青春物語といった感じです。まぁ 恋というか淡い初恋ですかね…
ストーリーはまぁまぁですが、さすがは有名演者さんたちです。素晴らしい演技が繰り広げられています。やはり一番すごいのは演奏のところでしょう。この映画の監督である三木浩二さんもおっしゃっていたように演奏には力がこもっています。
中川さんや知念さんはジャズのシーンのためにおよそ10か月猛特訓をされてそうで、ディーン藤岡さんをふくめ一切吹き替えがないということです。この映画の一番の見せ所である文化祭の演奏シーンでは実際にエキストラさん400人の前で5分間台本もないジャズを演奏したそうです。ほんとうにすごすぎる。
俳優の努力の結晶でもあるこの作品。ぜひ皆さんに観ていただきたい。
きゅんぎゅー
良かったですぅ
小松菜奈ちゃん可愛いなぁ
透明感とこの子にしかだせたい魅力と
素敵な映画でした!
レビューの気持ちが合う方の高評価の映画を観るようにしてから良い映画が観られて固定観念じゃなくセレクトできて楽しく映画鑑賞していますです!
優しく強くキラキラして生きたいなって思いました
ジャズやるばい!
原作未読
少年誌に比べ女性誌や青年誌は実写化の相性が良い
『僕等がいた』の三木監督作品
ジャズにのめり込む3人の青春物語
舞台は長崎佐世保
オート三輪が普通に公道を走っている時代
ジャズはいいね
愚痴っぽいラップなんて聴きたくない
ジャズとアポロンになんの関連がと観る前は疑問に感じたがアポロンが音楽の神様とは知らなかった
公に見せてはいけないものがはみ出てしまうような変な名前だがギリシャ神話の神なら仕方がない
邦画でジャズの青春モノといえばすぐに思い出すのが『スウィングガールズ』
あれは迷わず星5の金字塔だがそれを踏まえると『坂道のアポロン』は星2.5が妥当
ジャズが良いのであって話としては可でもなく不可でもなくまずまずの出来
話としては王道
悪くいえば平凡
人間ドラマは退屈に感じる
ジャズがメインのはずがジャズが少なめなのも難点
そのうえ自分が特に好きな俳優が出ていないのは痛い
中川知念小松の3人がメインだが彼らに魅力を感じない
スターダストやジャニーズが嫌いなわけではない
知念が背が低いとか小松が寝てるんだか起きてるんだかわからないとかそういうルックスが気に食わないわけではない
役者として魅力を感じないだけだ
小松菜奈の水着姿というサービスがあったとしても大勢に影響はない
山下容莉枝は久々に観た気がする
役にハマっていた
こういう役がよく似合う
ディーンフジオカの圧倒的なイケメンぶりも目を見張る
冒頭でAVじゃあるまいしナースキャップに時代錯誤を感じたがそれもそのはず
60年代の10年後も昔話
現代ではない
エンドロールがジャズではなく小田和正なのも興醒めだ
男性目線と女性目線で見方が違う人間描写ってこれに限らずなんでもそうでしょ
アホらし
【”1966年、俺は坂道であいつと出会った・・。” ”Moanin'””My Favorite Things”が心に沁みます・・。素敵な世界観を持った恋愛映画。】
ーこの作品は、劇場公開された時に”三木孝浩監督の少女漫画実写映画かあ・・。少し気になるけれどなあ。”と思いながら、鑑賞しなかった・・。(けれど、3種類のフライヤーは捨てずに取っておいた・・。)-
■結論
・愚かであった・・。
原作の作品設定をキチンと実写化した、三木監督の手腕が冴えわたる、とても爽やかな鑑賞後の余韻を齎してくれる作品であった・・。
◆印象的な点
・家の中に居場所がなく、孤独感を抱えながら過ごす薫(知念侑季)と、過去に哀しき孤独感を抱えながら育った千太郎(中川大志:良い。)が、お互いにピアノとドラムでセッションしながら、友情を育んで行く姿。
・長崎弁の”言葉の響き”の心地よさ。
- 方言って良いよなあ・・。-
・1966年と言う設定。そして、その時代感を長崎県佐世保市、豊後高田市を舞台にキチンと再現した美術陣の丁寧な仕事。
・千太郎の幼馴染、律子の薫と千太郎に対する想いの変容を小松菜奈さん(当然、良い)が、自然に演じる姿。
・学園祭前の、薫と千太郎の諍いからの、学園祭での”あるハプニング”による、My Favorite ThingsからMoanin'の二人のセッションと演奏している際の笑顔。
- 今作の白眉のシーンの一つであろう。-
・ある哀しき出来事が起き、千太郎は姿を消すが・・。その十年後に訪れた奇跡。
- 千太郎のロザリオが、3人を引き寄せたのだろうなあ・・。ー
<少女漫画の実写化は多数あり、三木監督作としては”ホットロード”などを観ていたが、今作は映画館で観たかったなあ‥。(嘆息)
評価の高い少女漫画を舐めてはいけない。
そして三木孝浩監督の手腕も舐めてはいけない。
「思い、思われ、ふり、ふられ」「きみの瞳が問いかけている」(秀作)は観たのだがなあ・・。>
飛び込む勇気
学生時代はジャズ研に所属していた私。主人公、薫が初めてセッションに加わるときのあの緊張感!あーわかるわかると思いました。いきなりムリムリなんて言いながら、恐る恐る音を鳴らす。コード進行なんてまるで無視のめちゃくちゃな演奏。それでも他の楽器の仲間が受け入れてくれたのが嬉しくて、手は震えるのにお腹の底がじんわりあったかくなったのを、よく覚えています。
ジャズ、中でもセッションとコミュニケーションはよく似ていますね。最初はぎこちなくても、かっこ悪くても、まずは飛び込んでみないことには何も始まらないのです。
本作では、そんなジャズ心理と、東京からやってきた転校生の主人公の心情がリンク。音楽にのせて、自然と主人公に感情移入していました。友情、恋、将来のこと。不器用ながらも真摯に向き合い、少しずつ自分の居場所を見つけていく姿には、勇気をもらいました。
毎日職場と家の往復、週末も同じ人と遊ぶばかりで忘れていたピュアな気持ちを思い出させてくれる、素敵な映画でした。
演奏ってやっぱり楽しいなぁ~♪
自分好みの作品!!!
演奏ってやっぱり楽しいなぁ~♪
バンド経験者なら満足度はかなり高めな展開の作品だった印象。
終始ワクワクしながら観られた感じ。
自分が子供の頃の時代の設定。
昔ながらのレコード店やダイハツのミゼットとかメッチャ懐かしい(笑)
誰もが知ってるジャズ演奏が凄く良い!
ピアノとドラムだけのセッションも格好良い!
何気に始まるセッション。
レコードを何度も聴きながら譜面を書いて曲を覚えるシーン。
自分の好きな曲は楽しく演奏するけど、それ以外はつまらなそうな顔の表情。
授業中に机を叩いてイメトレする場面。
そこからピアノとドラムの机を叩くだけのセッションが格好良すぎだろ!
楽器経験者のあるある感が満載(笑)
実際、演奏する仲間の相性もあって、その感じも上手く表現していて観ていてメッチャ共感出来た!!
ホントに気の会う仲間と演奏すると楽しい感じの撮し方がとても良い!
バンド系の映画は大好きなんだけど、本作品はかなり演奏の比重が高くて満足度はかなり高かった!
唯一残念だったのは自分の嫌いなエンディング。
ヒロイン役は小松菜奈さん。
好きな役者さんなんだけど彼女の歌声が聞きたかったです( ´∀`)
アオハル・セッション
Amazon Prime Videoで鑑賞。
原作は未読です。
ジャズのことは全然知りませんけれど、「美の壺」の曲(タイトル忘れた)は聴いたことあったし、「マイ・フェイバリット・シングス」のアレンジはカッコいいなと思いました。
それはさておき、セッションって相手と波長が合うかどうかと、己のセンスが問われるものかもなぁ、と…。相手が提示するものに対応して、自分も的確かつその場でつくり出される音の中で最良のものを奏でて、相手に投げ返す…。信頼感があって、息が合っていないと出来ない芸当だよなぁ…
薫と千太郎の友情が奏でるセッション…。そこに律子も加わって、素晴らしい青春のハーモニーが奏でられました。一時不協和音が流れて、ギクシャクしてしまっても、「友情は一生もの」―。そんなもの乗り越えてしまう…。たとえ10年の空白を挟んでしまっても、セッションがあの頃の自分たちに戻してくれる…。秀逸なラストシーンでした。
[余談]
小松菜奈の方言良かね~♪
水着姿も良かね~♪
マイフェイバリットシング
原作好きで、ジャズ好きだけど、映画の尺で、原作の素晴らしさをちゃんと伝えて、しかも実写化にありがちなキャスティングの違和感が一切ない。小松菜奈の美少女感はりっちゃんのまさにそれだし、薫の繊細な感じ、千太郎の優しい笑顔はまんまそれ。ジュン兄やユリカさんも適役。ジャニーズ叩いてる人は、ジャニオタ同様、この作品の純粋さを汚してることに気づいて欲しい。
音楽への情熱。傷つきやすい友情。愛しくて苦しくなる恋。それらがすべて、少女漫画的な理想で描かれていて、世間擦れした大人にはくすぐったい世界ではあるけれど、理想的な世界の純粋性ほど眩しいものはないね。僕の「マイフェイバリットシング」はまさにこの世界観かもしれないと確信。
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