「☆☆☆☆ 『エクソシスト』 簡単に。 オープニングは何やら曰く有り...」テルマ 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)
☆☆☆☆ 『エクソシスト』 簡単に。 オープニングは何やら曰く有り...
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『エクソシスト』
簡単に。
オープニングは何やら曰く有り気に始まる。
そして場面は変わり、大学の構内を俯瞰で捉えた映像が。
その時…
テルマは怖れていた。
自分の中に有る何か?に。
産まれ持っ邪悪な力に。
テルマは敬虔なクリスチャン。
テルマは心から神に祈る。
その祈りに神からの答えはない。
テルマは恋をする。
然し…その恋は邪悪な恋愛だった。
本来ならば、決して赦されない恋。
テルマは悩む!
そして神に祈る!
それでも神は答えない!
テルマは邪悪な恋のテレパシーをキャッチする。
恋とは、テレパシーとテレパシーの探り合い!ぶつかり合い。
遂に、それまで抑えていた《モノ》が増幅され。世に放たれた!
オープニングの後に映った俯瞰映像。
最後もやはり大学の構内を俯瞰で捉えた映像。
この時に映る画面には、最初と最後もテルマとアンニヤの2人。
これは、現代版の『エクソシスト』
神と悪魔の戦いと言える。
果たしてテルマとアンニヤは神なのか?悪魔なのか?
その答えは、カラスと蛇が知っているのかもしれない。必ずしも神が勝つとは言い切れないのが恐ろしいところだ。
観ている時に、テルマのキャラクターが。フォルカー・シュレンドルフの名作『ブリキの太鼓』のオスカルを思い出していた。
2018年10月31日 ヒューマントラストシネマ有楽町/シアター1
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