狂覗

劇場公開日:

狂覗

解説

劇作家、演出家の宮沢章夫が1998年に発表した「14歳の国」をベースに、中学生たちにまつわる実際の事件などを盛り込み、教育現場で起こる事件に問題提起するミステリースリラー。中学校教師が瀕死の状態で発見され、その犯人が同校の学生である可能性が強まっていた。責任を押し付けられた科学教師の森は教師を招集し、体育の授業で生徒たちが教室に不在の中、秘密裏に抜き打ちの荷物検査を開始する。検査のため招集された4人の教師のひとり、国語教諭の谷野は森の教え子で、教師になってから事故をおこし、教職から遠ざかり、森の手によって職場復帰を果たしていた。5人の教師による荷物検査によって、教師の知らない中学生たちの現実、さらに教師たちの実態も明らかとなっていく中、容姿端麗で成績優秀な万田という女子生徒の知られざる顔が浮かび上がっていく。監督は「生き地獄」の藤井秀剛。

2017年製作/81分/日本
配給:POP
劇場公開日:2017年7月22日

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(C)POP

映画レビュー

2.0制服の下に隠された花びら

2024年7月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

 ずっと暗い映像・演出ばかりだったのに、なぜかラストの音楽がとても綺麗な音色でビックリ。徐々に壊れていく主人公の復職先生タニヤが良かったけど、刑事責任は無かったんだよね?そこまで病んでいたのに教職に戻るなんてのも頂けないのすが、彼の目から見れば同僚の教師たちの罪のほうが重いのに・・・

 万田という生徒が成績優秀でありながら、援助交際やら何やらで不穏な立場だったのがわかり、やがて逆にいじめられっ子だったという展開はすさまじい。次から次へと証拠が見つかりながらも全くその性癖に気がつかなかった担任も問題だが、どこまで真実に迫ってたのかもメンヘラ教師や薬物による関西弁幻覚教師によって有耶無耶にされてしまったような。

 教育現場の問題を提起しながらホラー風味で解決する手法は面白いと思ったけど、過去のトラウマと両立させるのが難しかったのかという疑問も残ります。クズな数学教師以外の4人の心理変化は見事だったけど、台詞が棒読みっぽいところもあって集中できなかった。うーむ。優れていたのはタイトルだけかも。

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kossy

1.0ちょっと、なあ、これは・・・

2024年7月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ただ不気味なだけ
ただそれだけ、面白くない。

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ちゆう

2.5❇️とにかく不穏感と違和感の集大成。胸糞キモ映画!

2023年10月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

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シネマを喰らう

2.5企画がいいだけに魅せ方がもの足りず、最新作に期待

2021年8月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

単純

コアなファンも多いらしい藤井秀剛監督の最新作の試写が当たったので、予習を兼ねて鑑賞。企画としては面白いが編集のアラがちょっと…。

中学校の非倫理的な荷物検査から始まる、地獄のパンドラの箱開け大会。教師も生徒も皆ウソだらけ。プロットはズタボロすぎてあんまり感情がついて行かず、結果悪いJホラーを引いちゃった感覚。転調もうまく行かず、ラスト取っ散らかしたまま片付けたのが唯一後味が悪くていいな、と思ったくらい。そそるような引きがあまり無かった。

最初に違和感を感じたのは、教師の声。アテレコしたのか?というくらい合ってなくて、違和感が続いた。途中で治ってはいるんだけど、乱暴さが続いてしまって結果飽きてしまった。確かに怖いね、という感想しか出てこない。うーん、『超擬態人間』ならもう少しまとまっているのか。中学のイジメを取り込んだスリリングさを期待していただけに、パッとしなかったのが残念。

『半狂乱』は青春ホラーらしい。一抹の不安を感じているのだが、面白かったらいいな。Jホラーの難しさみたいなものをこちらが改めて感じた。

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たいよーさん。