劇場公開日 2017年7月22日

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「企画がいいだけに魅せ方がもの足りず、最新作に期待」狂覗 たいよーさんさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5企画がいいだけに魅せ方がもの足りず、最新作に期待

2021年8月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

単純

コアなファンも多いらしい藤井秀剛監督の最新作の試写が当たったので、予習を兼ねて鑑賞。企画としては面白いが編集のアラがちょっと…。

中学校の非倫理的な荷物検査から始まる、地獄のパンドラの箱開け大会。教師も生徒も皆ウソだらけ。プロットはズタボロすぎてあんまり感情がついて行かず、結果悪いJホラーを引いちゃった感覚。転調もうまく行かず、ラスト取っ散らかしたまま片付けたのが唯一後味が悪くていいな、と思ったくらい。そそるような引きがあまり無かった。

最初に違和感を感じたのは、教師の声。アテレコしたのか?というくらい合ってなくて、違和感が続いた。途中で治ってはいるんだけど、乱暴さが続いてしまって結果飽きてしまった。確かに怖いね、という感想しか出てこない。うーん、『超擬態人間』ならもう少しまとまっているのか。中学のイジメを取り込んだスリリングさを期待していただけに、パッとしなかったのが残念。

『半狂乱』は青春ホラーらしい。一抹の不安を感じているのだが、面白かったらいいな。Jホラーの難しさみたいなものをこちらが改めて感じた。

たいよーさん。