彼女の人生は間違いじゃないのレビュー・感想・評価
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瀧内は乳首を見せる必要があったのか?
まったくもって駄作です。
オープニングから、ダラダラとスタートします。
よって、2時間が長く感じます。
原作に縛られたのはいいわけです
駄作理由
1、瀧内は乳首を見せる必要があったのか?
→必要なし
2、瀧内の寄せてあげてのブラはまさにこの映画の本質をついている。
3、風俗=かわいそう とかという時代じゃないのでは?
4、登場人物が多いけど関わりが少ない
5、榎本と瀧内がカップルになるぐらいのサプライズがあるとおもたけど、なーんもなし
6、だらだらと、、、、
7、で結局何が言いたかったの?
→日本共産党万歳?
→補助金停止しろ?
→風俗女はかわいそう?
最後に
瀧内は、下まで脱いで、勝負かけたつもりだけど
大失敗。
裸は大事にするべきだ。
ホント、本人の演技力のなさの問題なのか?それとも監督の問題か不明。
ふぇらが上手なんか言われてるけけど、上げて寄せてのブラを
外したとたん、”え?小っちゃえ”という声が聞こえそうだ。
だから、いいたいのは、
瀧内は乳首を見せる必要があったのか?
→
見せる必要なし。
演技力がないから、裸とふぇらで話題作りは、終わってるぞ。。。
不条理な世の中を、もがき苦しみながらそれでも生きていく
東日本大震災から6年以上過ぎた今、もはや全国規模での報道は毎年3月11日に現地から福島の現状が申し訳程度に報告されるぐらいとなってしまいました。
あの震災が風化していくなんて当時は考えもしませんでしたが、毎年大きな自然災害が起きる現実の中、もはや風化は避けられない事実となってきましたね、おそらく福島県内ですら正直震災に関しては毎年地域によって温度差が開きつつあるのが実際のところなのではないでしょうかね?
今現地がどうなっているのか、正直私にはよく分かりません、もうかなり早い段階から前に向かって進んでいる者もいれば、いまだ前に進めずもがき苦しんでいる方も多くいらっしゃるのでしょうか・・・でも間違いなく言えるのは、癒えることのない喪失感、そして満たされぬ思いを心のどこかに抱えて生きていると言うことでしょう、あれだけのことが起きた訳ですから、そう簡単に消し去ることなんて出来ないのが当然です、そんな心情を見事に表現したこの作品は、本当に素晴らしかったと思いましたよ、まさしくこれこそ映画でしか表現できない震災へのアプローチだったのではないでしょうか。
これは福島出身の廣木隆一監督だったからこそ表現できた作品なんでしょうね、簡単には語れない、心の闇・・・主人公みゆきが何故市役所に勤務しながら週末は東京でデリヘリ嬢をしているのか、その答えを明確に示さない辺り、その重さが逆に伝わってきて、何気に素晴らしかったと思いました。
自分を傷つけたかった?生を実感したかった?ただ現実逃避したかった?お金に困窮してた?そんな言葉では簡単に量ることのできない心模様が、瀧内公美の演技からグッと伝わってくるものがあって、終始彼女の演技に魅せられてしまいました、心の渇き、迷い、様々な感情が伝わってきて、見てたら何だか泣けてきました。
彼女だけじゃなく、周辺の人物の描き方も秀逸でしたね、光石研が演じたみゆきの父親や柄本時生が演じた市役所職員が特に印象に残りましたが、まあ結局、誰の人生も間違いでは無いんですよね。
ただ震災で人生を狂わされただけ、ホント不条理だ、これは震災に限ったことでは無く、様々な状況で起こりうることだけに、誰の心にも響く物語になっていたのではないでしょうか。
そこでどう折り合いをつけ生きていくのか、その描き方が本当に素晴らしかった、そして光石研の演技には泣かされたなぁ~。
劇中のようにちょっとした言葉で人の心を傷つけそうで、そう簡単には語れない題材ではありますが、何か明日に向かって歩きだせる、きっかけとなるような希望の光が被災者全ての方に降り注いで欲しいなと心から願ってやみません。
そんな意味合いも含めた、終盤の映像は本当に素晴らしい映像描写でしたね、高速バスの中のシーンとか、とにかく映像表現が秀逸な作品でした。
まあとにかく重いテーマの映画でしたけど、どこか心が満たされないまま生きている方(私も含めて大半の方がそうかもですが)の心には、きっと刺さる作品になっていたのではないでしょうか。
切なかったが・・・
本当にフェラをしてるかのようなカラダを張った迫真の演技
人間の行動には、理由は無い。後付けで、こじつければいくらでも理由は付けることができるけど、その行動を取らせた真の理由など、分かるはずがない。それが人間らしさというものだ。
主人公がデリヘルでバイトする理由も、きっと本人も含め、誰にも分からない。
こじつければ、震災のトラウマ、と理由づければスッキリできるかもしれないが、それは早計。
主人公は公務員だし(非正規かもしれんが)、お金に困って仕方なく風俗に沈む、という分かりやすい状況でもない。
地震、津波、放射能、、、と、圧倒的な暴力を経験したこととはまったく無関係に、思わず意味も分からず、デリヘルに応募しちゃっただけかもしれない。
そこには、なにやら深遠な意味も単純な意味も無いような気がする。つまり、理由なんか、無い。
人間はすぐに、白黒つけたり、レッテルをつけたがる。つまり、「分かりやすい」理由を欲しては、安心したがる。
現に、おやじさんや、市役所の同僚の心と行為の分かりやすい変化に、観衆は安心し、涙ぐんでいたではないか。観衆は、その分かりやすいパターンをそもそも望んでいたはずだ。
しかし、そこに真実は無い気がする。
むしろ、決して理由づけできない(白黒ハッキリさせられない)主人公の意味不明な心や行為にこそ、真実がありそうだ。
この主人公を目の前にして、我々は面食らい、共感すら沸き起こらないが。
でも、よく身の回りを観察してみると、「えっ?なんで??」という感じの行動を取る女の子は結構いる。
そういうときに我々は、その行動の理由が明確に理解できないと、「変わったヤツ」とレッテルを貼って思考停止する。
そこで思考停止せずに、もう一歩踏み込んで、行動に理由なんか無いんだ、という寛容な気持ちで受け止めてあげる必要があるんだと思う。
本当にフェラをしているかのような(演技ではなく、本当にしてたのかもしれないが。。。)カラダを張った迫真の演技をみていて、強くそう思った。
映画館で観たが、静謐な感じを出そうとしたのか、生活音を中心に音量が全体的に小さくて、お菓子もポリポリできないレベル。その割に静謐な感じもイマイチ出てない。
また、映像に迫力もなく、わざわざ映画館でみるほどのコンテンツではない。ちょっとしたショートムービーにして、インターネットで流し、スマホで視聴するくらいがちょうど良いスケール感。
【よろしく道玄坂】
歌舞伎町発 いわき経由 道玄坂行き
震災の放射能汚染被害によって仮設暮らしを強いられた人々にとっては、我が家に「一生帰れないかもしれない…」との思いは、どうしても拭い去れ無い。毎日が不安との戦いでも有る。
反面、世間からは「保証金で遊んで暮らせてるんだから…」との見方をする人達は居る。
ただ1つ言える事は、【未来が見えない】とゆう事実。
おそらく仮設暮らしを強いられた多くの人達は、「国から見捨てられている」…とゆう感覚を少なからず持っているのでは?
それだけに、同じ境遇の辛さからお互い助け合い。寄り添いながらの生活が描かれる。
”何が何でも助ける”
主人公の女性は、「生きて行かなければいけない!」との思いから、週末都会に出掛けては或る仕事をこなす。
怖くて震えていた仔犬の様な自分を労ってくれた言葉を信じて。
国から「見放されているのでは?」 と思っては居ても、「いや、そうでは無かった。」と思い直す存在が、カメラマン役の蓮佛美沙子が撮った写真。
一歩前に進む勇気を父親役の光石研はその写真から受け取るのだ。
主人公役の瀧内公美が良い。
脆く崩れそうになるのを必死になって保つている繊細な女性を、懸命に演じていた。
父親役の光石研はいつも素晴らしいのだが。今回の生活感が有る役どころは、これまででもベストアクトに入る程。影の主役と言って良いだろう。
誰もが明日の見えない闇に苦しんでいるのだが。映画の中で1番それを感じているのが、市役所勤めの柄本時生。
映画本編が良かっただけに、彼と蓮佛美沙子とのその後が気になってしまう。
原作は監督廣木隆一自身。
近年今ひとつの作品が続いていただけに、今後は自分のやりたい作品だけに専念して欲しいと切に願う次第。
(2017年7月19日 ヒューマントラストシネマ渋谷/シアター1)
願わくば
言い訳寄り
皆が震災のトラウマを引きずってる訳ではありません
【良かった点】
父親のドラマがなかなか感動的でした。
妻を失ったまま燻ってパチンコをする日々、そこから人と関わりあって前に進む気力を取り戻すまでの過程がとても分かりやすく、海の上でアレをするシーンはもう涙するしかありません。ここは必見です。
【気になった点】
おそらく、世に出るタイミングがあと三年ほど早くあれば……と思いました。
というのも先日私用があって福島県いわき市まで行って来たのですが、そこにはちゃんと今を生きる気力に満ち溢れた人も居たからです。
本作は福島(とりわけ、いわき市を名指しで)の人々を群像劇の形で描いて居ますが、その全ての方が震災と津波の傷跡を心に残したままの存在として描かれて居ます。
群像劇として描くのなら、ちゃんと傷を克服した人をラストシーンの前にも描いて欲しかったですね。立場の違う人を描けるのが群像劇の特徴なのですから、その全てが右に倣えで「今も苦しんでいるんだ!」と感傷的に描かれるのは違和感があります。
あとは主人公がデリヘル嬢をしていることの明白な理由が説明されていなかったような……東京に来るのは分かるんです。震災に遭った地元から離れたいからでしょうし。でも身体を売ってるのは……なにかの自罰行為でしょうかね。思い詰めてる感はしましたし。
みゆきの葛藤がよくわからなかった
苦しくてももがいて耐えて 未来を考えたり、嫌になって忘れてみたり、...
とても興味深く、難しい映画でした
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