劇場公開日 2017年11月23日

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「メアリーの魅力と天才感が半端無い。」gifted ギフテッド アルさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5メアリーの魅力と天才感が半端無い。

2021年4月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

知的

難しい

メアリー演じるマッケナ・グレイス、この少女の素晴らしい演技に魅入ってしまう。泣く、怒る、はしゃぐ、楽しむ、学ぶ。純粋だがリアルな7歳の女の子が、観ている人の心をギュっと掴む。

そして、クリス・エバンス演じるフランクが、メアリーの良さを見事に引き出している。さすがキャプテン・アメリカ、イケメン。

親と子、実際は違くとも、絆を確かめ合う。お互いの目線は違くとも、愛情が通じ合う。人を育てるという難しさ、正しい環境とは。親権という大人の問題、子供の立場。

合間合間に挟まれる大人の世界、その世界に入ってくるメアリーの喧騒。フレッグ(猫)への愛、ボニー(先生)との愛、メアリーを1人の人間として接している、素晴らしき理解者ロバータ(隣人・親友)。

沢山の愛情に日々囲まれる事。
育てるという事で1番重要なのは愛される環境。

ボニー演じるジェニー・スレイトが、作中でどんどん魅力的に見えてくるのは、、、愛が芽生えたが故か。

ロバータ演じるオクタヴィア・スペンサー、人生に於いて大切な"親友"を演じきっている。

キャストは少ないが、物語はしっかり。

ラストでメアリーが入団していたGS(ガールスカウト)は、メアリーにとって良い環境だったのだろう。バッジも沢山獲得していて楽しそうだった。メアリーの今後送っていくであろう人生の、未来の明るさの布石になっている。勉強だけが全てでは無い本当に心温まる映画。是非、家族で観て欲しい。

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アル