「子供の親権を巡る争い」gifted ギフテッド お前の頭はただの飾りかさんの映画レビュー(感想・評価)
子供の親権を巡る争い
天才的な頭脳を持った子供。
数学の能力が卓越している。
3桁の掛け算を暗算できるし、数学博士が解くような難解な問題もクリアにできる。しかし、この天才的な能力をもってしまったがゆえに、苦悩に直面する。
子供から一切の楽しみを取り上げ、スパルタ教育を施す祖母の存在だ。
ちなみに子供の母親、つまり祖母の娘は自殺した。
祖母は自分の娘にも勉強だけをするようにと閉鎖的な生活を強制した。
当時付き合っていたボーイフレンドとは別れさせたりするような親である。
娘は反抗心から、権威ある問題を解いていたが親には秘密にしていた。親の死後、公開して欲しいと遺言を残していた。これほどまでに親のことを毛嫌いしていた。これを踏まえて親は性懲りもなく、孫にも同じ扱いをしようとする。そんな中で子供と一緒に暮らす叔父は、姪っ子を守るため裁判で争ったり、里親の元に問い詰めたりと奔走する。これは大人と子供の信頼を描いた胸が熱くなる作品である。
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