「「子どものため」の子育てか、「自分のため」の子育てか」gifted ギフテッド maruさんの映画レビュー(感想・評価)
「子どものため」の子育てか、「自分のため」の子育てか
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フランクの「5分だけでも自分の時間がほしい」は、子育てをちゃんとしているからこそ出てくるセリフ。あの苛立ち方も、土曜の息抜きも、1人で子育てをしていくうえでは、ストレス解消として、精神バランスを保つ上で必要な行為。ムリをせず、世間の理想のパパ像に縛られず、とても理にかなっている行動。さすが哲学を教えてた元准教授。
裁判になっても、母親に理不尽に詰められても、理性を保ち、合理的に動く。それでもメアリーに関しては、合理性より感情を愛情を優先させる人間性。フランクは、素敵なお父さん像を男性像を見せてくれる。こんな素敵な男がいるのだろうか。
フランクの母イブリンの“権力を持つ単細胞を怒らすべからず”というセリフも的を得ている。全体的にスマートでクレバーな感じを醸し出しながらも、洒落た映画です。
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