劇場公開日 2017年11月23日

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「天才児を演じる少女こそが天才子役!?」gifted ギフテッド MPさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0天才児を演じる少女こそが天才子役!?

2017年11月25日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

笑える

天才児の育て方を描くと、どうしても暗くミステリアスになりがちだ。常人とは違う未知の領域へ足を踏み入れていくからだろうか?しかし、本作の場合は数学の天才少女、メアリーを演じるマッケンナ・グレイスがませた子供の歪さを終始コミカルに演じて、笑える場面が連続する。これぞまさく天才子役。見た目とやることの絶妙なアンバランスが、嫌味のない笑いに繫がっているのだ。天才を特別視してコントロール下に置きたい祖母と、普通に育てたい叔父との間で親権闘争も勃発するけれど、グレイスの個性によって、それらありがちな展開も程よく浄化される。子供にとって好ましい環境とは何処なのか?設定に関係なく、最後はそんな問いかけが客席に向けて投げかけられる。

清藤秀人