「色んな夫婦の形…」コレット ケイさんの映画レビュー(感想・評価)
色んな夫婦の形…
クリックして本文を読む
天才作家の妻40年目の真実を地でいくような話。金使いが荒い上に浮気を繰り返す夫ウィリー、いけ好かない。コレットの筆が進まないと、部屋に閉じ込めてでも書かせる、酷い男。もっと早く別れるべきだったのに、ビジネス的な側面で頼るところもあったのか。とある夫人と知り合ったコレットは肉体関係を結ぶが、その夫人はウィリーとも肉体関係を結んでたという驚き。これすらネタにし本を書くあたり、ある意味凄い夫婦だ。ウィリーも若い愛人を、コレットもトランスジェンダーの愛人ミッシーをもち、互いに認識しつつ、生活するあたり、完全に夫婦関係は崩壊しているものの、ビジネスパートナーということか。しかし、ウィリーがこれまでの作品の版権を金のために売ってしまったことから、完全に破綻。コレットは好きな演劇で舞台に立ち続けるも、どこか満たされず、再び本を書き始める、自身の名前で。本も売れ、ミッシーとも暮らし、幸せ、というところでジ・エンド。
コメントする