ホイットニー オールウェイズ・ラヴ・ユーのレビュー・感想・評価
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夫のDVが描かれていない
ホイットニーと同い年のわたし。デビューアルバムは何度聴いたことが…あの中から何曲もカラオケの持ち歌になった。
あんなに大好きだったのに、何故かあまり輝きを感じられなくなり、次第に聞かなくなっていったのだが、久しぶりに出たボディーガードの曲は素晴らしく、その時は熱が再燃したものだ。
このドキュメンタリーは、周りの人たちへのインタビューを交えているので、全て本当のことを言ってるとは限らないと感じた。多かれ少なかれ脚色して、その人たちの都合の良い回答になっていることは必至である。
現に、当時あれだけ言われていたボビーブラウンの暴力が全く扱われていないどころか、良い人的な扱いに変わっていた。
これでは彼女の本当の人生に迫っているとは言えない。
彼女は、自身の父親と夫によって、人生が壊れていったのではないかと思っている。
それは彼女の中に内包されている、ある種の攻撃性のようなものを引き出すには充分過ぎる程だったのだろう。
その辺りは、これより以前に作られた役者が演じるホイットニー伝記映画I wanna dance 〜の方が、よく表現されている。
かなり好き❣️踊りたくなる🎶🎶
ボヘミアンも良かったしこの作品も時代背景からしてバブルの80年代✨
全てがキラキラしていて不可能な事がないとまで思える幻の時代。
あの天井にも抜けてさらに上の空まで行くかのような声量、素晴らしい、Live感半端なし‼️
人が羨む人生なんて側から見ていて楽しい訳がない。
苦悩があって初めて人は共感する。
お金なんてあっても幸せではないのかも。
スポットライトを浴びて才能を開花させた瞬間がたまらないのだろう。
そう思うと少しの不幸なんて人生のスパイスでしかない。
頂点に登り詰めるということ
スターのドキュメンタリー作品はちょいちょい観ているけど、やっぱりoverdoseものが多いなぁ。
ずいぶん前に観たエイミーワインハウスのドキュメンタリーとかにもカブるけど、ホイットニーとはスター度合いが全然違う。
出身、遺伝子的にも、才能開花の環境にも、容姿にも、楽曲にも恵まれ、デビューの頃から頂点に立つのはどんな世界線なんだろう。
多くの人が目指しても、ほとんどがたどり着けないのに、簡単に全てが手に入ったから大した価値ではない?
厳しい母のせい?
長年支えた親友が離れたせい?
不良の旦那のせい?
莫大な財産に群がるハイエナどものせい?
まさかホイットニーが48で亡くなるなんて、誰が想像したろう。きっとまだヒット曲を歌い、アルバムも売れ続け、ワールドツアーでとてつもない数の観客を魅了し続けただろうに。
もしまだ健在だったら、来日公演があったら、きっとライブに行ってたはず。ホイットニーの曲なら、大体歌える。そのくらい、多くのヒット曲に恵まれた。
そんな世界に生きていても、薬物からは逃れられなかった…。最高に幸運で、敬虔なクリスチャンでも、どんなに美しく飾っても救いようのない孤独を隠せなかった、切なくて苦しい作品でした。
ホイットニーが、どうか娘と安らかでありますように。
天性の歌声よ、永遠に…
幸せの価値感や児童虐待について深く考えてしまう作品。壮絶な人生を駆け抜けた世界の歌姫に心から賛辞を贈りたい。彼女の天性の歌声は永遠に語り継がれるだろう。どうぞ安らかに…
2019-78
フレディの4オクターブ、ミニーの5オクターブ、そしてホイットニーの6オクターブ!
と、70年代から80年代にかけてミュージックシーンを騒がせた海外アーティストたち。そのホイットニーを上回るマライア・キャリーの登場により7オクターブ時代へと突入した(あくまでも個人的な記憶です)。不思議なもので、なぜかこの4人(フレディはクイーン)のファーストアルバムはすぐに購入した。
デビュー当時のホイットニーは本当に愛くるしく、「Saving All My Love For You(すべてをあなたに)」に聞き惚れてしまった80年代。ギターでコピーして、C♯7-5からC♯7へと移行するコード進行がすムチャ好きになってしまった。ホイットニーといえば、このフラット5thやろ!と勝手に思い込んでいるほどです。
そんな彼女の人生を家族や関係者にインタビューして実像に迫った人物ドキュメンタリー。前半は絶頂期までの華やかなエピソードで綴っていたけど、後半になると、麻薬に溺れていって栄光から転落していく素顔を赤裸々に描いてあった。
しかも、家族は彼女の栄光にすがるだけすがって、食い物にしたような印象が残る。結婚相手のボビー・ブラウンは悪く言われてはいるが、「麻薬によって死んだのでは?」という質問には頑なに喋らなかったところがエラい。ドラッグのみならず、レズビアンの相手もいたとか、幼い頃に性的虐待を受けたとか、過去をえぐるような証言もぽんぽん飛び出すのだ。ちょっと待て。もっといいところをピックアップしようよ・・・。そんな思いも空しく、一文無しになったためにツアーに出て、絶頂期の声が出ないコンサートで途中退席する客が多かったとか、そんなみじめなエピソードが胸に突き刺さる。
いいシーンもあった。スーパーボウルの国歌斉唱、アパルトヘイト廃止後の南アでのコンサート、そして、何度も観た『ボディガード』を思い出して、永遠のディーバとして自分の心に留めようと決めた。でも、声が出なくなった姿も記憶されちゃった・・・どうしてくれんだ。
神の歌声
「神の歌声」を持つと言われた歌手
ホイットニー・ヒューストン
彼女の生涯がこんなにも壮絶で苦しみの連続だとは知りませんでした。
心の叫びがそのまま歌声になり私達に届けられたのでしょうかね。
最初に彼女を知ったのは、たぶんMTV、いやFMラジオだったかな、とにかく最初から歌声に魅せられました。
今でも彼女が一番だと思う、テクニックやうまさでは上を行く人もいるでしょうけど彼女にはこちらの心を揺さぶる何か特別な力を感じたものです。
ロックやフォークを聴いていた私でさえ彼女のレコードを買ってしまいましたからね
時代を変えるほどの人は早く命を落としてしまうのだろうか
モーツァルトやジャンヌダルク、マリリン・モンローにマイケル・ジャクソンとかもそうだったみたいに天からの使命が終わると天はその者を迎えに来るのでしょうか。
黒人の女性歌手で初の偉業を残した彼女もまた例外じゃなかったのかな
私にはそうなふうにしか思えなくて悲しいのかどうなのか不思議な気持ちがします
神から特別な力を授かった者は、普通の生活は無理なのかもしれませんね。
でわでわ
歌姫の葛藤
ホイットニーの突然死から早7年(2012年2月11日)
その当時 本当にビックリしました!
この映画はホイットニーの良いところも悪いところも露わにしてます。
「死人に口なし」なので、真相はわからないところもあるだろうけど、デビューから大成功を収め続けてきた世界NO.1歌姫の葛藤やプライベート、メンタル面など、少しでも見たい知りたいと思う方は是非ご覧になって欲しい。
「ホイットニーを潰したのは夫のボビーだ!アイツなんかと結婚さえしなければ… 」などをよく聞いたりしますが、確かにそれも否定は出来ないかもしれない。
けど、ボビーに助けられた部分も多々あると思うな〜。
そんな事を思わせてくれる表情や場面など観て感じ取れたらイイと思います。
「歌姫」とは彼女のための言葉
彼女の訃報に触れた時は本当にショックでした。
あれほどの歌唱力とスター性
「歌姫」とは彼女のための言葉ですね。
偉大な歌手の絶頂期と落ちてゆく様の無残さ〜〜
悲しい物語ではあるけど
全盛期の天にも昇るような彼女の声を
もう一度、映画館の音量で聴いて
その姿を大画面で観て、心に刻みつけて欲しい。
ホイットニーの歌は永遠に残る〜〜
この先も忘れないで欲しい。
音楽好きなら、観ておいた方が良いでしょう。
@もう一度観るなら?
「彼女の生誕何年のとかのタイミングで
時々リバイバル上映して欲しい」
満点の作品だけど、内容はあまりにもショック…。
先ず、本作品の洋題は「Whitney」ですが、
邦題は「ホイットニー オールウェイズ ラブ ユー」
きっと、山崎貴監督のファンが考えたのでしょうか?
「余計だな。」と。
ホイットニーヒューストンのドキュメンタリーは過去にもあったそうですが、本作品の方が評判が良いそうです。
で、観に行ったのですが、これは…ファンは観るとツライと思います。
彼女のプライベートフッテージが、かなり公開されるんだけど、結構ショッキングな物もあります。
ブリブリ、バキバキの様子、完全に歌唱力を失った状態で破産していた為に強行したライブ映像が流れるんで…。
後、彼女のキャリアがスタートしてからビジネスのパートナー、サポートをしていたファミリーメンバーの暴露…ここまで言っちゃっていいのか…?
内容によっては、ある人はコメントを伏せるが、ある人は飄々と話すシーンなんかもあって、観てるこっちが心配になります。
亡くなった彼女の名誉の為に伏せたほうが…と、こっちが思うぐらい全てさらけ出された内容。
ボビー・ブラウンとのパートが、かなり大きく取り上げられており、このドキュメンタリーは、「彼と出会ったのが転機」であると強く映し出されます。
印象的だったのは、現在のケビン・コスナーが映画ボディーガードの事を語っている所。
ラストシーンで飛行機を止めて、ケビン・コスナーに駆け寄りキスをするシーンで、ヒロインに人種、肌の色なんてないんだ的な事を言っていたシーン。
後にDreamで黒人女性数学者の為に人種差別の壁を取っ払う上司の役を演じていた事を思うと感慨深かった。
圧巻は91年のスーパーボウルでの国家斉唱!カッコイイ!!
なかなか重いテーマですね。
tohoシネマズ日比谷で鑑賞してきました。ほぼ満席でした。ドキュメンタリー映画ながら飽きさせない構成です。後半は主にドラッグを扱っており、なかなか重いテーマで、しかも破滅的な終わり方でしたが、悲しみの中でホイットニーの天与の歌声が深く沁み入ります。
あの歌声が聴けて幸せ。
10代の頃、繰り返し何度も何度も聴いた「そよ風の贈り物」。ホイットニーの歌声が大好きでした。
久しぶりにあの頃の歌声を聴けてそれだけでも良かったです。
ただ実録の内容には衝撃を受けました。
でもあの素晴らしい歌声で世界中の人々を魅了し、幸せな時間をくれたホイットニーには、あらためてありがとうと言いたいです。
ひとつだけ、ちょっと長かったです...インタビューをもう少し減らしても作品として成立したと思います。
観ているとどんどんツラくなる。肉親を含め利用し尽くした人達がそれで...
観ているとどんどんツラくなる。肉親を含め利用し尽くした人達がそれでも足りず最後の最後にまたプライベート映像を使いトドメを刺して晒し者にしているかのよう。あれ程の才能を持ち、大勢の人々に囲まれながら救いの手を差し伸べてくれる人がいなかったのが憐れでならない。ファンのひとりとして後味の悪い映画だった。
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