勝手にふるえてろのレビュー・感想・評価
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松岡茉優から目が離せない
私は松岡茉優という女優が大好きだ。だからこの作品を観た。最高だった。
この作品は、彼女がその魅力を全力で出しきっている作品だ。
感情が、ぽろぽろと溢れ落ちるような、じわじわと滲み出るような、表情。目が離せない。
感情をさらけだすだけじゃないから、惹き込まれる。ヨシカがそこに本当に生きているのだと信じてしまう。
テンションが上がったり下がったり。ヨシカの言動だけを追ったなら、その落差に驚くのかもしれない。でも彼女の表情は、そこに繋がりがあることを実感させる。
彼女だからこそ演じきれた役だった。
作品それ自体としても、私にはとても刺さる作品だった。
自己愛をこじらせた末に自己評価が低いヨシカが、10年におよぶ片思いと、初めて告白されたという現実の間で揺れる。
彼女は現実を生きることが上手じゃなくて。だからそれを補完するように妄想する。その末に現実で繋がる相手を傷つけてしまうこともある。
わかるなーと思う。みんながみんな共感できるわけじゃないのかもしれないけど、私は共感してしまう。
ヨシカはこれからどう生きていくのだろう。現実を生きていけるだろうか。
セリフのセンスや間、カメラワーク、音楽、全てよかった。
笑って泣ける。劇場でもくすくすという笑い声が聞こえていた。
とてもすきな作品となった。
まさかの異色ラブコメ、松岡茉優さんの演技で+0.5
何の予想もなくそのまま見に行ったんだけど。
結構意外で斬新な描き方でびっくり。
特に主人公ヨシカの脳内ツッコミ本当に凄かった。
こういうキャラクターなんとなく松岡茉優さんがはまり役、かなり高難度でいい演技を見せた!
映画自体4.0☆
松岡茉優さんの演技で+0.5☆
最初はヨシカ一人で自分の世界に浸っているところにも共感できて、素敵だなぁと思った。
が、
どんどん話は現実になる。
物語的には三段階で分けられる。特にそれぞれリズムもかなり違った。。
①妄想で一という恋人?片思いの対象を持っている。滅絶した古代生物に興味あり。
ニに振り向かない。
=人生短いから今はやり放題、妄想世界で盛り上がり
②一と会って名前も覚えてもらえなかったことに絶望。
脳内のすべてが破滅。本当は現実に向けてなく、勇気もなかった。
ニと交際。
=現実で生きようとする。
ここまで妄想の人々を目覚ませようとするのがテーマのようだけど..
③段階でかなり恋のトラブルを描くようになった。ラブコメだとこの時に気づいた。今まで生き方についての人生選びみたい物語と違って、暗くて絶望的に表現されても結局誤解とかヨシカの認識の違いとかが招いた恋トラブル?
終わり方はちょっと軽い感じかなー
前二つの段階ではまあかなり共感はできている人多いかも、経験が違っても、別のことでヨシカと感情移入もできるはず。
だから色々考えさせられたともろもあるが。
この映画の伝えたいのは、別に「妄想に浸るな」ということでもないかも。
全編は爽快で痛快な感じで、個人的にはやっぱり何もかも実際にやらなきゃ、行動しなきゃ、という観念かなー 確かめなきゃいけないこと多いもの、人生短いもの!
特にカメラワークは結構練ってたようで。結構量のあるカット数も、不連続でも何の違和感もないショットの繋ぎ方も、顔や靴のクロースアップも、POVショットも、カメラぼ揺れなどなど、繊細さのある出来の証拠だから。
また松岡茉優さんの歌も、そんなに上手だと言えないけど、その「完璧ではない」ところもちょうどいいくらい、ヨシカの心境をバッチリ表してる。
普段あんまりラブコメ映画観ないけど、この映画はかなりの異色ものなのだ。振り返ってみると、物語自体はそれほど複雑でもないけど、意外と現代の若者世界と繫いだりもして、深読みもできるかも。
つまり原作も脚本もとてもいいだろう。
妄想ないけど社交恐怖症の患者として、
主流から辺縁までに辿ってるものとして、
かなり可愛い映画だと感じる。
松岡茉優さん最高です
最近、観ていたドラマ(コウノトリ)に出ているので、観に行って観ました。
松岡茉優さんの演技は最高ですとしか言いようがない。他の気に入らないところを全部帳消しにしてくれてます。
ちょっと途中、これ要るかな?というところはありました。でも釣りのおじさん、コンビニの店員さん、オカリナさん。どれも面白いです。
何度かクスクス笑ってしまいました。えーここも妄想かよ!みたいな。笑
北村匠海さんをキミスイで観ていたので、今回も期待してましたが、出番が少なく残念でした。
ヨシカを「君」と呼んでいたので、まさか!?
ヨシカに「なんで名前で呼んてくれないの?」と言われたら、☆5にしてたかもしれません。キミスイ観た方は、わかると思います。
二の渡辺さんは、「まれ」でいい味出してました。一緒に最後歌えばよかったのに。
今回は、途中、少し過剰な演出のように感じてしまい(エレベーターのシーン)、白けてしまいました。
タワーマンションの同級生の家に集まってて、名前わからない。いきなり妊娠したと会社に届け出すとか。どうも不自然な展開。その辺りの脚本が残念な点ではありました。
何度も観たいとは思わないけど、観て後悔はしない1本でした。松岡茉優さんの出演する映画、ドラマは、これからは全部観ます!
キャスティングが全て
優しき妄想ピュアロック
神戸シネリーブルにて鑑賞。水曜日はサービスデー。
以外に席は埋まっていた。今回この作品を観るにあたり「でーれガールズ」をTSUTAYA甲子園にてレンタル。もしかしたら、でーれしてない方が勝手にをモットー楽しめたかも知れないが、でーれを知っている私は大九明子監督の切り口を楽しみに楽しむに見て。松岡茉優さんの何度も何度もアップ耐えれる癒しのアップはこの先絶えてもらったら困ると文字を打ちながら
思ったのがたが、鑑賞してる際私の近くの一人の鑑賞者がイビキをかいてる。イビキ・イビキなのだ、普段ならば凄く腹がたつのだが今日はそのイビキがなぜか?映画の音のように聞こえ許せ可愛い思えた。
「勝手にふるえてる」私一人で観にきてしまったが
我が家の人にも薦めたくなる、愛おしい作品。
必見映画(^。^)
起承転転転結!
最小公約数
なんとまあ、しんどい作品だったであろうか。
主人公の良香が、これでもかってぐらいこじらせまくってる。ガラスで仕切られた防音室で生きてるみたいだったし、こんな面倒な社会を自発的に構築している自己防衛システムにウンザリもする。
彼女の全てに共感するわけではないが、その一部には心当たりが誰しもあるんではないだろうか?特に彼女が歌うフレーズの「透明」って言葉には酷く心を抉られる。
良くも悪くも、この現代に生きているからこその感覚であるのかもしれない。
進化し過ぎて絶滅したって仮説も、どことなぁく「今」を揶揄してるようで面白い。
鋭敏になり過ぎてっていうと語弊はあるんだろうけど、結局は自己完結の賜物とも思えてしまう。
日常を過ごす上で、反面教師ではないものの彼女を思い出し、自分を奮い立たせようと思える。
タイトル「勝手にふるえてろ」
最期の台詞だったけど、それは自分に言い放った言葉にも聞こえ、自分に対しても上目線の彼女の感覚に、現代的な歪みも感じこの作品を「松岡茉優」さんがやる事の意義を感じたりもした。
この「良香」を噛み砕き脳内世界から現実に引きずりだした監督と主演女優を絶賛したい。承認欲求なんて言葉が日常的に飛び交う裏側を詳細に記したようでもあり、まあ、しんどい作品だった!
なんつうかこの作品自体が現代社会への問題提起でもあるように思え…社会を指すわけではなく社会に生きる個人に向けられてるようで、なんとも生きにくい世の中だなあと、この「良香」が認知され彼女を小説で書けちゃうぐらい鮮明な輪郭を持ってる事に、不安を隠せない。
松岡茉優の演技が楽しめるラブコメディ
激しい脳内劇に共感
食い入るように観たのは松岡茉優ちゃんの演技がすごかったから。彼女に...
気持ちのいい映画
空耳アワー
人生初、パンフレット買いました
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