「コン・ゲームにスパイ要素も盛り込んだ社会派ドラマ」女神の見えざる手 regencyさんの映画レビュー(感想・評価)
コン・ゲームにスパイ要素も盛り込んだ社会派ドラマ
『ワンダーウーマン』『ドリーム』『ソニータ』と、闘う女性の映画が集中して日本公開される中、大トリを務めるといってもいいのが本作。
強い女性役のイメージが定着したジェシカ・チャスティンが、ここでも勝利のためには仲間も駒のように扱うという凄まじい主人公を熱演。
後半の展開はほとんどコン・ゲーム状態となり、ついにはスパイ映画の要素まで…共演に『キングスマン』のマーク・ストロングがいるのは単なる偶然か。
当初スピルバーグが映画化に向けて動いていたとされるが、どことなく『リンカーン』『ブリッジ・オブ・スパイ』に近いものも感じる。
クライマックスのオチは現実的に成功させるのは難しいのでは?と思わなくもないけど、2時間12分という尺を飽きさせる事なく一気に見せる作りにしているのは立派。
コメントする