「人生の1時間半を捧げたくなる映画」人生はシネマティック! Maryさんの映画レビュー(感想・評価)
人生の1時間半を捧げたくなる映画
クリックして本文を読む
映画はこれくらいの薄味が良い。
劇的に膨らませると、現実味がなくなる。
味覚障害になりかけている人々に、ぜひ観て欲しい。
サム・フランクリンは嫌味な男の役が似合う、嫌味で、時々とても甘い男、不器用な男。
やっと噛み合った歯車は一瞬にして外れてしまったけど、懐疑的な彼の人生論は、言ってみれば"惜しい"。
"死に意味は無い"と言った彼は、正しい。しかし、その死が他人に影響を及ぼすかどうかは別だ。
つまり、チャンスを掴むかどうか。
構成された映画の中での死に意味があるのは、意味のある死だと作為的に思わせているから。
死が意味を持つことはないけれど、すべては残された人次第だ。
人生はシネマティック、その通りだろう。
自分の人生は自分が主人公なんて言うけれど、正にその通りだ。
周りの人間との関わり方、そして彼らから学ぶこと、すべては自分次第。
脚本自分、監督自分、主演自分、でも一人芝居じゃない。
人生はシネマティック!
あなたの人生を、劇的に生きて。
コメントする