「泣けるヤクザ映画」孤狼の血 ちゃーるすとんさんの映画レビュー(感想・評価)
泣けるヤクザ映画
日本で一番悪い奴らは期待していて裏切られた感が強かったが、本作品はとても良い映画だった。
役所広司は言うまでもなく最高だったが、後半の役所広司と絆の芽生えた松坂桃李の姿はかっこよすぎた。
何でもかんでも殺しまくるような映画ではなく、殺しのシーンも必要最低限で、駆け引きに重きを置いているのもリアルで見応えがあった。
何回かカメラを回転させるシーンが出てくるけれども、松坂桃李の揺れ動く心情を表しているかのようで引き込まれる。
痛く下品なセリフが何度も出てくるけれども、変に濡れ場が多い映画よりもくだらなくて楽しめた。
エンディングで涙が出てくるヤクザ映画は初めてでした。
ただ、あのレクサス…笑
自販機やビールの飲み口、時代に沿って作りこんでいる小道具が多い中で、あんな目立つところに止まるレクサスをなぜ退けなかったのだろう。しかも冒頭で。
あのシーン以来、他に荒がないかを探してしまっている自分がいた。もったいない…
正直、松坂桃李の濡れ場は欲しかったなぁ笑
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