劇場公開日 2018年5月12日

  • 予告編を見る

「ラスト30分の真実。エログロ満載の任侠系映画。」孤狼の血 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5ラスト30分の真実。エログロ満載の任侠系映画。

2018年5月16日
PCから投稿

悲しい

怖い

難しい

【賛否両論チェック】
賛:ヤクザが跋扈する荒んだ町で、戦い続ける主人公達の孤高な姿が胸に響く。豪華キャストも見どころなほか、ラストで明らかになる真実にも驚かされる。
否:やたらとラブシーンやグロい描写が多く、特にグロテスク系が苦手な人は絶対に観られない。

 幅を効かせるヤクザに対し、汚い手段も全く厭わずに対峙していく大上と、そんな彼に不信を抱きつつも、どこか師のような感覚も覚えている日岡。役所広司さんと松坂桃李さんの迫真の演技から、2人の人間性がひしひしと伝わってくるのが印象的です。そしてそんな大上の真の意図が明らかになった時、日岡が取る行動の行方にも、思わず手に汗握ります。
 難点としては、とにかくグロシーンが多い点です。拷問や暴力、殺害シーンなんかがこれでもかと続くので、苦手な人はヘドが出るどころか、観るのも不可能かと思われます。
 任侠モノが好きな方は、観ておいて損はないかも知れません。

映画コーディネーター・門倉カド