「【日々、厳しい労働に従事する人であれば絵空事とは思いながら琴線に響いた作品】」空飛ぶタイヤ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【日々、厳しい労働に従事する人であれば絵空事とは思いながら琴線に響いた作品】
池井戸潤ワールド全開作品。
本木克英監督で、林民夫脚本で、松竹映画とくれば社会派エンターテインメント作品として期待できると思い、劇場に足を運んだが期待は裏切られなかった。
長瀬智也演じる赤松運送の2代目社長が、大企業の不正に気付き・・という設定だが、この大企業グループが誰が観てもM系でしょう、実際に同様の不祥事を過去起こしているし・・と直ぐに分かる作りに、良いのかなと思いながら鑑賞した作品。
下請け会社の厳しい毎日を描きながら、極上のエンタメ作品として仕上げた手腕は流石だと思ったが、実際にはもっと、ドロドロしているんだよとも思ってしまったなあ。
(周囲の年配のご婦人方が良かった!と絶賛していたが、貴方たち、本当に分かってんのか?と思ってしまったよ:申し訳ない。)
縦書き字幕付きのサザンオールスターズのこの映画の主題歌?もサラリーマンにとっては非常に心に沁みた作品である。
<2018年6月5日 劇場にて鑑賞>
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みかずきさんのコメント
2022年4月4日
共感&コメントありがとうございます。
こういう作品を観るとモノづくりについて考えさせられます。
社会正義というと大袈裟になりますが、
どんな時でも、真実を隠さず正直であることが必要です。
企業正義との軋轢、葛藤はあります。
軋轢、葛藤があるということは、戦っている証です。
軋轢、葛藤を感じなくなったら、お仕舞いです。
では、また共感作で交流しましょう。
-以上-