劇場公開日 2018年6月15日

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「ほぼ全員戦ってる。」空飛ぶタイヤ ひろっぴさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ほぼ全員戦ってる。

2018年6月16日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

「空飛ぶタイヤ」鑑賞。

*概要*
池井戸潤の同名ベストセラー小説を、長瀬智也主演で映画化。

*主演*
長瀬智也

*感想*
原作は未読。池井戸潤の作品はテレビで何本か放送されてましたが、ほとんど観てません。
主役がなんとTOKIOの長瀬智也。実はTOKIOのメンバーの中で一番ファンなのが長瀬。池井戸潤の作品より長瀬目当てです。(笑)

映画の感想としては、普通だった。予告で大逆転エンターテイメントとして謳ってましたが、個人的にそれの真逆。大逆転でもなく、普通の逆転、エンターテイメントじゃなくてシリアス。そんな印象を受けました。

この映画は、登場人物ほぼ全員が戦ってる。
赤松運送、赤松の家族、ホープ社の人間、銀行、警察などなど、リコール隠しを暴こうと奮闘してる。一番クソなのが岸部一徳が演じるお偉いさん。人が死んでるのに自分の保身しか考えてない。周りの人間もクソでした。

最初は赤松運送が様々な人からバッシングを受け、絶望的になるんですが、長瀬智也が演じる赤松社長がとにかく粘る。決して諦めないで巨大企業に立ち向かう。小池栄子が演じた記者から「あなただけなんですよ、戦ってるのは。」の台詞がありましたが、ある意味、他の登場人物達も戦ってるんじゃないでしょうか。

赤松運送社長を演じた長瀬さんの演技はまぁまぁ良かった。被害者の遺族を演じた浅利陽介のキレ方も良かった。被害者の怒りがこちらにも伝わってきた。

脇を固めてるディーン・フジオカと高橋一生、ムロツヨシも魅力的だし、それぞれ戦ってるのがわかった。でも、ちょっと難しかった。。(^^;

総じて、社会派ドラマとしては、面白かったです。ただ、ストーリー的には普通でした。(^^)

余談ですが、赤松社長の妻を演じた深田恭子がめちゃめちゃ可愛くてビックリしたw

サザンオールスターズの曲も良かったです!

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ひろっぴ