「ギャング殺し屋秘録」アイリッシュマン しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
ギャング殺し屋秘録
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Netflixで鑑賞(吹替)。
ギャングの大物、ラッセル・バファリーノの右腕として活躍した伝説の殺し屋「ジ・アイリッシュマン」ことフランク・シーランの実話を元にしたギャング映画大作にして、第二次大戦後の現代アメリカ裏面史を描く骨太作品でした。
マーティン・スコセッシ監督の作品は「ウルフ・オブ・ウォールストリート」しか観たことありませんでしたが、それまでのフィルモグラフィーの知識があったので、本作が監督の集大成的作品であると云うことは容易に想像がつきました。
それはキャストからも明らか。ロバート・デ・ニーロ、ジョー・ペシというスコセッシ作品の常連に加え、アル・パチーノも出演しているという豪華さ。レジェンド俳優ばかりのオールスターぶり…。あえてア〇ンジャーズとは書かないよ(笑)。
淡々として、ブラックなユーモアを交えながらも、どこか哀愁の漂う作風だと思いました。ギャングたちの駆け引き、入り乱れる思惑、野心渦巻く裏社会の人間模様は複雑怪奇にして、最後に彼らが得たものを考えると、虚しさを抱かざるを得ませんでした。栄枯盛衰、諸行無常の理…
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