「扉を開けておいてくれ」アイリッシュマン talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
扉を開けておいてくれ
年をとって初めて、時間がどんなにはやくたつのかわかる、というデニーロの言葉が身に沁みた。扉を開けておいてくれ、と言った彼は、ジミーが自分を匿って同じホテルに泊まった時の、ジミーのおんなじ振る舞い(扉を少し開けてあちらに行った)を想いたかったんだろうか。
こういう分野の映画に疎い。でも、ドライだけれど、熱い義理と人情の男の世界が、麻薬や売春無しで、回想として描かれていたのは、面白くてかっこよかった。
扉、湖、車、八百屋さん、結婚式、教会での洗礼式、お祈りの言葉など、ゴッド・ファーザーのシーンを沢山思い出した。
デニーロもアル・パチーノもカイテルも味わいあって、素晴らしい役者!
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talismanさんのコメント
2019年11月22日
ワンコさん、コメントありがとうございます。デニーロって色んな人に何か考えさせてしまう役者さんなんですね。ミーハーな私がデニーロに出会ったのはゴッド・ファーザーⅡです。つい数年前のことです。それから、ゆっくりと彼を追っています。
ワンコさんのコメント
2019年11月22日
先程、松田優作さんの残した書き物の朗読劇を観てきたのですが、その中に、キングオブコメディのデニーロ観て、自分よりもっと先に言ってしまったと言う場面がありました。決して諦めるのではなく、さあ頑張るぞという感じの決意も感じられる文章なんですが、デニーロは、多くの人に影響を与えてるのだと改めて思いました。