「牧歌的な非情さ」アイリッシュマン ドラゴンミズホさんの映画レビュー(感想・評価)
牧歌的な非情さ
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犯罪社会をどこか牧歌的な日常的として描いているのでリアルに感じた。そこに立ち現れる人間臭さが面白かった。地元の顔役がヤクザなのは世界共通。裏社会というだけあって表面上は見えないだけで、現実の人の営みという事を痛感させられる。ラストに主人公がドアをわずかに開けておいて欲しいと頼む。人間らしい世界に繋がりたいという思いが溢れるせつない場面だ。
スコセッシ作品はさすがだ。
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