ゲット・アウトのレビュー・感想・評価
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何かがおかしい
原題
Get Out
感想
ヒットの仕掛け人、ジェイソン•ブラムが放つ、映画の常識を覆すサプライズ•スリラー!!
全米初登場No.1大ヒット!!米映画レビューサイト99%大絶賛!!
映画情報、レビューなど一切見ずに観ましたが面白かったです。予想の出来ないストーリー展開に釘付けになりました。
最初から使用人のジョージアナとウォルターには不気味さを感じました。ウォルターの全力ダッシュは笑ってしまいました。
一家の異様な歓迎ムードも違和感です。
そして親睦会なんて絶対嫌です。
ローガンにゲットアウトって言われた理由が分かりました。
ローズは表向きは優しい女性、裏の顔は計画に加担する怖い女でした。ギャップが恐ろしいです。
まさか狂った脳移植殺人一家だとは…。
クリスの親友のロッドがいい味を出していました!
クリスのヒーローにもなりましたし!
人種差別がテーマの映画でしたが監督は人々の心のうちに潜む差別主義であることを気づかせたかったそうです。
※カメラのフラッシュ
※紅茶と銀のスプーン
※この俺はTSA野郎だぞ
引き込まれる奇妙さ
彼女の家に招かれたクリスはパーティー会場で様々なゲスト達と会う。
皆、フレンドリーだけど、やたらと身体や肌について聞いてきたりと違和感が…。2階席に行くクリスを皆で眺めていたり何か品定めをされているかのよう。
久しぶりに会った友人が別人のようになっていたり、家政婦が笑いながら泣いていたり、
いきなり全速力でクリスに向かって走ってくる
農夫とか、とにかく不気味さ満載。
電話で相談に乗ってくれるフランクな友人だけが唯一の救い!
ラストの方で真実が明らかになり納得した。100分という尺の中で、話も纏まっていて見易かった。
奇妙さ・不気味さの魅せ方が秀逸で、
役者達の演技も良かった。
ジョーダン・ピール監督の他作品
も観てみたくなりました。
罠に嵌めといて『ゲットアウト』はないだろう?!
結末は何一つひねりは無い。
ブラックイズビューティフルではない。
そんなに黒人が好きならば、黒人と結婚して、子供を作れば良いだけの事。こんな事を代々続ける必要はないと思うし、おじいちゃん、おばあちゃんと手術をしようとしていたアーミテージ博士の関係。そして、集まった白人集団(含む、脱亜入欧の白人気取りの黄色人種)の関係が明確ではない。
黒人が好きなのか?招かれざる客なのか?何が言いたいのか?
分からない話だ。
罠に嵌めといて『ゲットアウト』はない。『招かれざる客』をからませたのだろうが、『Welcome、Mr.blackperson』じやないの?
白人の黒人に対する劣等感って事だが、この考え方を新しい黒人映画と称する方もいらっしゃるが、ジェシー・オーエンスの時代から、運動機能ではそうだし、JAZZとかも、白人の劣等感が牽引している。
また、リベラルな人達の劣等感をこんな形で表して良いのだろうか?僕はその点が引っかかる。もっとも、その中に日本人とおぼしきアジア系が一人混じっていたが、戦後進駐軍が占領する植民地日本には、そう言ったアメリカからやって来た人達に対する畏敬の念見たいな物はあったと思う。それは僕の世代でもある。白い肌、黒い肌関係なく、アメリカ人から比べれば!ちんちくりんとした出っ歯の日本人はアメリカ人よりも劣ると見た物だ。
兎も角、この映画の最大の評価出来無い点は、この映画の演出家が黒人の男性って事だ。白人や黄色人種の気持ちは分かっていないし、女性の気持ちも分かっていない。異状だと思う。興行を考えた脚本なのだろうが、これでは『PLAN75』の演出家と同じ様な発想。稚拙過ぎる。
「Get out!」の意味
面白かった!そういうことか〜。
伏線回収が見事。二度観てしまった。
黒人差別どころか、黒人の体が羨ましい人たちの集まりだった。
ビンゴゲームを模したオークションのシーン辺りから、自分の中で全てが繋がったと思ったけど、あの2人がおじいちゃんとおばあちゃんだったことは最後まで気づかなかった!
暗闇から使用人(おじいちゃん)がダッシュしてくるシーンがめちゃくちゃ怖かった。
おじいちゃん陸上選手だったからなのね。笑
不気味な音楽も良かった。
受賞作とは
知らずに観た。
途中まではすごく面白かった。
パーティーの人達(白人)が全員、2階に上がるクリスを見上げるところなんか、ぞくっとした。
でもなぁ…やはりあのオペのシーン辺りからなんとなく陳腐というか、安っぽいというか。
カメラを向けると鼻血って、その辺も不可解。
(なんか説明あったっけ?)
ありえない展開に、引いてしまった。
冗談ばかりの友人がなんかしてくれる!と思っていたので、期待を裏切らないでくれたのでよかったわ。
しかし、みんな不死身なのが怖いわ。
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【2回目】
最近観た「ドッグマン」のケイレブさんが出てた作品なのでちょっと確認。
おお、あの格闘好き?の弟だったか、と。
あの弟も色々掻き乱す癖のある役で、快演だったな〜。
ケイレブいい!
彼の作品を他にも観たくなった。
2度観必須
新感覚BINGO!
どういうジャンルの作品だったかも忘れて観たこともあり、予測不能の展開がとっても面白かったです。「観たこともないような映画」に久しぶりに出会えたような満足感がありました。タイトルの「ゲット・アウト」という台詞が劇中にも出てきますが、それがダブルミーニングになっていると後からわかったり、あちこちに色々な仕掛けがあって、見終えた後もしばらく余韻が残るタイプの作品でした。とんでもない設定ではありますが、実際的には似たようなことが現実にあるとも思えて、別の意味でも怖い話だと思いました。ジョーダン・ピール監督はコメディアン出身で、本作が初監督作品とのこと。「コメディとホラーは似ている」という監督のコメントがとても興味深かったです(笑えるホラーという意味ではなく)。
何かがおかしい
恋人の実家へ挨拶へ行くこととなったクリス
白人の恋人ローズと共に田舎へ向かうが黒人に対する偏見を心配する
ローズの実家では白人一家に黒人の使用人という一見ステレオタイプの家庭
一家でも歓迎され、親戚の集まりにも招待されるが会話の端々に黒人の肉体的強さを示唆する内容が見受けられる
さらに旧知の友人と出会うが中身はまるで別人
違和感は積み重なりついに家から脱出しようと考えるが催眠術で眠らされてしまう
耳栓を使って催眠術にかかった振りをしたクリスは次々に復讐をしていく
命辛々抜け出した先には親友の姿
前半は全貌の見えない不気味さが際立つ、不自然だが明確ではない
後半はホラーの王道展開
主人公が周りにあるものを用いて派手に復讐を果たす、ちゃんと屋敷も燃える
乗っ取り後も意識が残るなど「マルコヴィッチの穴」のギミックに似ている
精神の統合が上手くいくとかで主人公にやたら説明していたのは少し違和感
わかりやすさか、気づきの面白さかどちらを取るかはやはり難しいところか
不気味さの演出が巧み
気味悪さの演出が最高に上手い。最初はクリスを大歓迎している様子の恋人ローズの一家だが、次第に不気味な様相を呈していく。この徐々に不気味さを増していくところの演出が巧みで、一切目が離せない。
「NOPE」もそうだったけど、ピール監督は動物をメタファーとしてよく用いているなと気付く。本作のシカも監督のメッセージが込められているのだろう。あとあのオペシーンはレクター博士のオマージュか。
クリスはいい感じで肩の力が抜けていてそれでいて賢く勇気があり、好感が持てた。ロッドもいい味を出していたし、それぞれのキャラがしっかり立っていたのがよかった。
白人だらけのパーティにアジア人が交ざっていたのも示唆に富んでいて面白い。
ノープ観て、旧作を観たくなった。
怖がりな私はネタバレ見てしまったので、
オチを知った上での鑑賞でした。それでも面白かった。
とにかく、演技と伏線の描き方が凄い。
ラブストーリーが、不思議な世界観に変わり、
どんどん、スリラー要素が加わっていく。
凄く怪しい。でも、答えが分からない雰囲気が続き、
脳内が疑惑でいっぱいになったタイミングで、
あのビンゴ。カメラワークも秀逸すぎる。
エンディングが2つあったようだが、
今のエンディングのほうが、私は好きだ。
主人公はとても良いやつでいてほしい。
そう、わんこを飼ってるやつ、愛してるやつは、
みんな良いやつなのだ。
監督の才能を感じる作品
いや、凄い。
初監督作品にしてこの完成度。
しかも脚本もですと!?
サスペンススリラーであり、新感覚なホラーでもある。
シャマラン監督に通ずるものがある世界観の持ち主ですね。
映画もそうだけど、この監督も“何かがおかしい”ぜ…
そう難しい話ではありません。
何かおかしくて不気味なんです。この家族。
一人ひとりの表情、言葉使い、周りの視線、雰囲気。
すごく細かく演出されていて、とにかく見ていて気持ち悪い。
しかしその謎が解けた時、「なるほどぉ!」と共に何とも言えない不思議な後味が残ります。
多分この気持ち悪さは音楽の影響も大きいのではないかと。
もちろんそれも計算されての事だと思うのですが…
細かなツッコミどころはありますが、それを差し置いてもデビュー作でこれは凄いの一言だと思いました。
怪しさMAX! 疲れたけど面白かった
M・ナイト・シャマラン監督 作品を感じさせる、独特のカメラワークと常に張りつめた緊張感漂うBGMで終始 体が硬直状態にあり、非常に疲れましたが面白かったです
年老いた、もしくは亡くなりかけた白人達に家族ぐるみで運動能力の長けた黒人を拉致し、彼らの体を手に入れ、白人の脳を移植し乗り移らせる、という、何ともブッ飛んだ内容
観賞後に考えたり、ネット上での他者の考察で伏線がいっぱい仕掛けられていたことを理解しましたが、さすがに初見では見抜けない予測不能なストーリー展開
これがデビュー作という、アメリカのお笑いコンビのメンバー、ジョーダン・ピール監督おそるべしっ!!
それにしても"おばあちゃん"に体を乗っ取られた黒人女性の家政婦を演じるベティ・ガブリエルさんがメチャクチャ不気味だった
ジョーダンピールの言葉遊びに踊らされた
何回観ても面白すぎる!
写真家の黒人男性が白人彼女の実家で体験する不気味な違和感とそれが確信に変わる恐怖を描いたシチュエーションスリラー。
段階的にヒントが出されて予想するんだけど絶対に上をいかれて全てが明らかになる時思わず唸ってしまった。
タイトルのゲットアウトがとてもいい味を出していて最初はそのままの意味の排斥を想像していたがそれすらも裏切られ、ジョーダンピールの掌で転がされてしまった
この作品は脚本の素晴らしさにフォーカスが当てられているが役者の目、表情が印象的だった
特にダニエルカルーヤ、ラキーススタンフィールドの目力は凄まじく頭にこびりついて離れなかった。
最初に感じた違和感は外れることがなく本能のままに逃げるべきという生物本来の教訓が本作にはあった。
衝撃的だけど王道なホラーストーリー
2回目でなるほど!てなる
アスでコメディ多めだったから身構えてたけどこっちは少なめ、でもコメディリリーフのロッドや脳移植の荒唐無稽なシーンでお堅い社会派作品になりすぎず纏まりが良かった
“I have black friends”論法や運転していなかった主人公が身分証を求められたり、黒人の人たちには日常あるあるなんだろうな、てシーンがホラー要素として機能しているのが新しい
秘密結社のメンバーは脳移植で黒人の身体を手に入れたい、一見差別というより信奉している一団のように見えるが、ローズの兄、陸上選手だったローズの祖父やプロゴルファーだったおじいなど黒人の身体能力の優位性だけで全てを片付けてしまう人や、主人公の身体を競り落とした盲目の美術商の様に、黒人差別が社会問題として表面化したことで逆に黒人でいることは有利、と信じる人の描写がこういう人いる~て説得力がすごい
差別されている側はこういう種類の人が本当にカルトに見えてるんだろうな
黒人は近所のコンビニに行くだけでもひげを剃って清潔な服に着替える、というのを何かで目にしたことがある“自分は安全な人間ですよ”と社会にアピールしなければならないのだ
主人公もローズの実家ではかなり感情を抑制している、過去のトラウマから彼女を見捨てて家を立ち去ることもできない板挟みになりながらもなんとか事を荒立てないように過ごす
我慢して我慢して、映画のラストで瀕死のローズを置き去りにして去るのはミッドサマーを思い出させて、かなり荒療治とはいえどこかスカッとする結末
黒人の不当逮捕の問題や、逆に黒人が被害者の殺人事件の検挙率が低かったりアメリカに住む黒人は実際命の危機を感じながら日々をサバイブしている、そんな恐怖をホラーとして語るありそうでなかった新しい感覚の作品です
観るものの人種差別を浮き彫りにする
2017年公開の米ホラー映画です。
ジョーダン・ピール監督の初監督作品にして、ホラーでは難しいといわれているアカデミー賞の脚本賞を見事、受賞しております。
総評として素晴らしい作品であると思います。伏線考察を散りばめている作品は、どうしてもストーリーが置き去りになってしまうことが多々ありますが(同監督の2作品目「アス」はまさにそちらの分類でしょう。)、「ゲット・アウト」は脚本に関しても実によく練られており、伏線考察抜きにしても充分に気味が悪く唸る構成となっています。
またこの作品において秀逸な点は観るものの根底に潜む人種差別意識を浮き彫りにすることにあります。米社会では黒人大統領やアスリート、アーティストの活躍は目紛しく、人種差別は過去のものになりつつあると思われています。しかし、(作中描写であるように)使用人についてはいまだ黒人が主流であり、近年の白人による黒人青年射殺事件のような、拭きれない人種差別が根底にあります。作中にあるように「白人が黒人を評価する」描写自体は差別的な観点から生まれる概念であり、そもそも両者を分類して考えること自体、差別意識が根底にあるということなんですね。
われわれは今一度、人種差別について深く考える必要があるということを気付かせてくれる作品でもあります。
全393件中、41~60件目を表示