ゲット・アウトのレビュー・感想・評価
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「Get out!」の意味
面白かった!そういうことか〜。
伏線回収が見事。二度観てしまった。
黒人差別どころか、黒人の体が羨ましい人たちの集まりだった。
ビンゴゲームを模したオークションのシーン辺りから、自分の中で全てが繋がったと思ったけど、あの2人がおじいちゃんとおばあちゃんだったことは最後まで気づかなかった!
暗闇から使用人(おじいちゃん)がダッシュしてくるシーンがめちゃくちゃ怖かった。
おじいちゃん陸上選手だったからなのね。笑
不気味な音楽も良かった。
受賞作とは
知らずに観た。
途中まではすごく面白かった。
パーティーの人達(白人)が全員、2階に上がるクリスを見上げるところなんか、ぞくっとした。
でもなぁ…やはりあのオペのシーン辺りからなんとなく陳腐というか、安っぽいというか。
カメラを向けると鼻血って、その辺も不可解。
(なんか説明あったっけ?)
ありえない展開に、引いてしまった。
冗談ばかりの友人がなんかしてくれる!と思っていたので、期待を裏切らないでくれたのでよかったわ。
しかし、みんな不死身なのが怖いわ。
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【2回目】
最近観た「ドッグマン」のケイレブさんが出てた作品なのでちょっと確認。
おお、あの格闘好き?の弟だったか、と。
あの弟も色々掻き乱す癖のある役で、快演だったな〜。
ケイレブいい!
彼の作品を他にも観たくなった。
2度観必須
気になったまま見れてなかった作品で、ようやく鑑賞。
度肝を抜かれる、とはこのことか。驚きのストーリーと細かい伏線。
何をやっているのかよく分からなかったビンゴ大会の意味が分かったあたりからもう・・・。
そして、その後に他の方のレビューを見て、いろいろ意味が分かってきて、更にびっくり。ゲットアウトの意味やタイトルバックの要素などなど。
そして、レビューでたくさん書かれていたことは、「2度観るべし」と。うん、確かに!
新感覚BINGO!
どういうジャンルの作品だったかも忘れて観たこともあり、予測不能の展開がとっても面白かったです。「観たこともないような映画」に久しぶりに出会えたような満足感がありました。タイトルの「ゲット・アウト」という台詞が劇中にも出てきますが、それがダブルミーニングになっていると後からわかったり、あちこちに色々な仕掛けがあって、見終えた後もしばらく余韻が残るタイプの作品でした。とんでもない設定ではありますが、実際的には似たようなことが現実にあるとも思えて、別の意味でも怖い話だと思いました。ジョーダン・ピール監督はコメディアン出身で、本作が初監督作品とのこと。「コメディとホラーは似ている」という監督のコメントがとても興味深かったです(笑えるホラーという意味ではなく)。
何かがおかしい
恋人の実家へ挨拶へ行くこととなったクリス
白人の恋人ローズと共に田舎へ向かうが黒人に対する偏見を心配する
ローズの実家では白人一家に黒人の使用人という一見ステレオタイプの家庭
一家でも歓迎され、親戚の集まりにも招待されるが会話の端々に黒人の肉体的強さを示唆する内容が見受けられる
さらに旧知の友人と出会うが中身はまるで別人
違和感は積み重なりついに家から脱出しようと考えるが催眠術で眠らされてしまう
耳栓を使って催眠術にかかった振りをしたクリスは次々に復讐をしていく
命辛々抜け出した先には親友の姿
前半は全貌の見えない不気味さが際立つ、不自然だが明確ではない
後半はホラーの王道展開
主人公が周りにあるものを用いて派手に復讐を果たす、ちゃんと屋敷も燃える
乗っ取り後も意識が残るなど「マルコヴィッチの穴」のギミックに似ている
精神の統合が上手くいくとかで主人公にやたら説明していたのは少し違和感
わかりやすさか、気づきの面白さかどちらを取るかはやはり難しいところか
不気味さの演出が巧み
気味悪さの演出が最高に上手い。最初はクリスを大歓迎している様子の恋人ローズの一家だが、次第に不気味な様相を呈していく。この徐々に不気味さを増していくところの演出が巧みで、一切目が離せない。
「NOPE」もそうだったけど、ピール監督は動物をメタファーとしてよく用いているなと気付く。本作のシカも監督のメッセージが込められているのだろう。あとあのオペシーンはレクター博士のオマージュか。
クリスはいい感じで肩の力が抜けていてそれでいて賢く勇気があり、好感が持てた。ロッドもいい味を出していたし、それぞれのキャラがしっかり立っていたのがよかった。
白人だらけのパーティにアジア人が交ざっていたのも示唆に富んでいて面白い。
ノープ観て、旧作を観たくなった。
怖がりな私はネタバレ見てしまったので、
オチを知った上での鑑賞でした。それでも面白かった。
とにかく、演技と伏線の描き方が凄い。
ラブストーリーが、不思議な世界観に変わり、
どんどん、スリラー要素が加わっていく。
凄く怪しい。でも、答えが分からない雰囲気が続き、
脳内が疑惑でいっぱいになったタイミングで、
あのビンゴ。カメラワークも秀逸すぎる。
エンディングが2つあったようだが、
今のエンディングのほうが、私は好きだ。
主人公はとても良いやつでいてほしい。
そう、わんこを飼ってるやつ、愛してるやつは、
みんな良いやつなのだ。
監督の才能を感じる作品
いや、凄い。
初監督作品にしてこの完成度。
しかも脚本もですと!?
サスペンススリラーであり、新感覚なホラーでもある。
シャマラン監督に通ずるものがある世界観の持ち主ですね。
映画もそうだけど、この監督も“何かがおかしい”ぜ…
そう難しい話ではありません。
何かおかしくて不気味なんです。この家族。
一人ひとりの表情、言葉使い、周りの視線、雰囲気。
すごく細かく演出されていて、とにかく見ていて気持ち悪い。
しかしその謎が解けた時、「なるほどぉ!」と共に何とも言えない不思議な後味が残ります。
多分この気持ち悪さは音楽の影響も大きいのではないかと。
もちろんそれも計算されての事だと思うのですが…
細かなツッコミどころはありますが、それを差し置いてもデビュー作でこれは凄いの一言だと思いました。
怪しさMAX! 疲れたけど面白かった
M・ナイト・シャマラン監督 作品を感じさせる、独特のカメラワークと常に張りつめた緊張感漂うBGMで終始 体が硬直状態にあり、非常に疲れましたが面白かったです
年老いた、もしくは亡くなりかけた白人達に家族ぐるみで運動能力の長けた黒人を拉致し、彼らの体を手に入れ、白人の脳を移植し乗り移らせる、という、何ともブッ飛んだ内容
観賞後に考えたり、ネット上での他者の考察で伏線がいっぱい仕掛けられていたことを理解しましたが、さすがに初見では見抜けない予測不能なストーリー展開
これがデビュー作という、アメリカのお笑いコンビのメンバー、ジョーダン・ピール監督おそるべしっ!!
それにしても"おばあちゃん"に体を乗っ取られた黒人女性の家政婦を演じるベティ・ガブリエルさんがメチャクチャ不気味だった
ジョーダンピールの言葉遊びに踊らされた
何回観ても面白すぎる!
写真家の黒人男性が白人彼女の実家で体験する不気味な違和感とそれが確信に変わる恐怖を描いたシチュエーションスリラー。
段階的にヒントが出されて予想するんだけど絶対に上をいかれて全てが明らかになる時思わず唸ってしまった。
タイトルのゲットアウトがとてもいい味を出していて最初はそのままの意味の排斥を想像していたがそれすらも裏切られ、ジョーダンピールの掌で転がされてしまった
この作品は脚本の素晴らしさにフォーカスが当てられているが役者の目、表情が印象的だった
特にダニエルカルーヤ、ラキーススタンフィールドの目力は凄まじく頭にこびりついて離れなかった。
最初に感じた違和感は外れることがなく本能のままに逃げるべきという生物本来の教訓が本作にはあった。
衝撃的だけど王道なホラーストーリー
主人公が彼女の実家に招かれて、その実家で黒人の執事がいて、その執事がちょっと変なところから始まるストーリー。
実は◯◯だったっていう衝撃的なストーリーでした。
ホラーっていうよりミステリーな要素があるのかなと思います。終始不気味なイメージの物語でミステリーが好きな人はおすすめだ思います。もしかしたら、実は◯○なのかもしれない?っと察しができる人はすぐわかるかもしれないと思います。これ以上はネタバレになるので以上になります。
2回目でなるほど!てなる
アスでコメディ多めだったから身構えてたけどこっちは少なめ、でもコメディリリーフのロッドや脳移植の荒唐無稽なシーンでお堅い社会派作品になりすぎず纏まりが良かった
“I have black friends”論法や運転していなかった主人公が身分証を求められたり、黒人の人たちには日常あるあるなんだろうな、てシーンがホラー要素として機能しているのが新しい
秘密結社のメンバーは脳移植で黒人の身体を手に入れたい、一見差別というより信奉している一団のように見えるが、ローズの兄、陸上選手だったローズの祖父やプロゴルファーだったおじいなど黒人の身体能力の優位性だけで全てを片付けてしまう人や、主人公の身体を競り落とした盲目の美術商の様に、黒人差別が社会問題として表面化したことで逆に黒人でいることは有利、と信じる人の描写がこういう人いる~て説得力がすごい
差別されている側はこういう種類の人が本当にカルトに見えてるんだろうな
黒人は近所のコンビニに行くだけでもひげを剃って清潔な服に着替える、というのを何かで目にしたことがある“自分は安全な人間ですよ”と社会にアピールしなければならないのだ
主人公もローズの実家ではかなり感情を抑制している、過去のトラウマから彼女を見捨てて家を立ち去ることもできない板挟みになりながらもなんとか事を荒立てないように過ごす
我慢して我慢して、映画のラストで瀕死のローズを置き去りにして去るのはミッドサマーを思い出させて、かなり荒療治とはいえどこかスカッとする結末
黒人の不当逮捕の問題や、逆に黒人が被害者の殺人事件の検挙率が低かったりアメリカに住む黒人は実際命の危機を感じながら日々をサバイブしている、そんな恐怖をホラーとして語るありそうでなかった新しい感覚の作品です
観るものの人種差別を浮き彫りにする
2017年公開の米ホラー映画です。
ジョーダン・ピール監督の初監督作品にして、ホラーでは難しいといわれているアカデミー賞の脚本賞を見事、受賞しております。
総評として素晴らしい作品であると思います。伏線考察を散りばめている作品は、どうしてもストーリーが置き去りになってしまうことが多々ありますが(同監督の2作品目「アス」はまさにそちらの分類でしょう。)、「ゲット・アウト」は脚本に関しても実によく練られており、伏線考察抜きにしても充分に気味が悪く唸る構成となっています。
またこの作品において秀逸な点は観るものの根底に潜む人種差別意識を浮き彫りにすることにあります。米社会では黒人大統領やアスリート、アーティストの活躍は目紛しく、人種差別は過去のものになりつつあると思われています。しかし、(作中描写であるように)使用人についてはいまだ黒人が主流であり、近年の白人による黒人青年射殺事件のような、拭きれない人種差別が根底にあります。作中にあるように「白人が黒人を評価する」描写自体は差別的な観点から生まれる概念であり、そもそも両者を分類して考えること自体、差別意識が根底にあるということなんですね。
われわれは今一度、人種差別について深く考える必要があるということを気付かせてくれる作品でもあります。
傑作
The film is highly entertaining, with a structure that steadily builds from the beginning to the end of the film. The suspense of the process of doubts turning into certainties was also irresistible. It was really interesting. I like the overt depiction of racism. You can feel the prejudice and malice against the conservative white society in the U.S. However, the director and screenwriter of this film are comedians by profession, so they may have a black joke point of view. At first glance, the film appears to be hostile to American conservatism. Thus, one might think that the film is selling liberal values, but it is not. The story ultimately converges in the form of a strong and muddled Brotherhood kicking against borderless values. In short, the message reads something like, "You can only trust brothers of the same color." This is as "realistic" as it gets. Not idealistic or theoretical, but realistic and compelling.
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