ビブリア古書堂の事件手帖のレビュー・感想・評価
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太宰治、夏目漱石の純文学の世界に浸る
祖母の遺品を整理していると、
夏目漱石「それから」から、
祖母の隠された過去が明らかになる
若かりし祖母の切ない恋物語、
太宰治「晩年」を巡った事件…
最後は、一本に繋がっていく。
コミックよりもサスペンス感があり、
感情も移入できて、断然良かった!
黒木華の演じる本好きの店主と
風情ある古本屋さんに惹かれて、
夏目漱石や太宰治など、
久しぶりに純文学が読みたくなった。
日本映画離れした映像が良い
最近の日本映画には珍しく、撮影・照明の技術は昨今の世界映画のレベルに達していると思いました。日本映画もやればやれるじゃないかと妙に関心してしまいました。構図等もかなり丁寧に決められていて、この監督さんの繊細さが良く分かります。
でも気になるのが、過去と現在のシーンで画面のトーンを極端に変えていることです。過去は銀残し調の色合いにされてます。現在のシーンが日本映画離れした画質になってるのにもったいない。
多分時系が違うことを観客に分からせる為にそうしたのでしょうが、登場人物や風景がまるで違うので、こんなことをしなくても観客には時代が変わったこと位分かる筈です。とても稚拙な演出です。
でももっと残念なのがストーリーです。映画で一番重要な要素が残念な結果になっているのでかなり困ります。
本作はミステリー仕立ての映画ですが、犯人がすぐに分かってしまうこと。その後の作りも行き当たりばったりで、ご都合主義的にしか描けていません。
一番の疑問は殺人未遂や放火までされて、どうして警察に依頼しないのか? こればかりは訳が分かりません。結局犯人は逮捕されることなく終わっています。こんなの常識からしてあり得ないでしょう。
犯人が刑務所に入ってから面会に来た主人公から血縁を知るというのも、物語的には有りだと思います。この辺りについて私は原作を読んでないので、小説ではどういう締めくくりになっているのか分かりませんが・・・。
本作はかなり残念な作品になっていますが、黒木華さんの演技は非常に見所があると思います。本作のヒロインに彼女はとても合った女優さんだと思いました。
イマイチ
話題作品だったので、期待していましたがイマイチでした。
成田凌くんが出てきた地点で葉蔵はだれか分かってしまうし、話の展開もイマイチ。回想シーンなんてひねりがまったくなく、なんじゃこれは?状態でした。
期待しすぎたー
既婚者に恋心を抱く男の役を東出くんがしていましたが、どーしてもあのキャラが浮かんできて、純粋な恋心に見えなくなっちゃいます。俳優さんってイメージが大切なんやなとあらためてきづきました
気楽に観れると思う
原作をずっと読んでいた。
キャストは原作イメージとそれぞれとてもマッチしていて良かったと思う。
原作を知らない人が見たとしても事件の犯人がすぐわかってしまうと思うが(笑)成田凌の怪演はみものであった。
原作ファンとしては栞子さんと大輔のあのモヤモヤした感じがもっと味わいたかったなぁと思ったので星2.5で
古本屋さん。
華ちゃんが好きで鑑賞。
最初はとてもいい雰囲気で始まった。
古書堂も素敵だし野村もよかった。
ストーリーにもどんどん引き込まれていきましたが。。。
最後、何。これ。みたいな終わり方だったので残念でした。
映画の中の雰囲気が好き
本マニアではなく、ある程度読むくらいの読書好きです。原作もしらず、ドラマやアニメも観ずに映画が初見でした。
黒木華さんのおっとりとした、優しくささやくような話し方、綺麗で清潔感のある服装。
色が優しく、華美過ぎず地味過ぎずの書店。
そして綺麗な町並み。
全てがツボでした。こんな町に住みたいな…
物語はそこまで難しくなく、栞子が突き飛ばされたシーンで犯人はわかると思います。声がそのままなので。
2冊偽物を持っていた事と、大輔が騙された時は
私もちょっと栞子さん!と思ってしまいましたが、本好きに限らず、自分の大切なものは人には預けられないなぁとも思いました。
本ばかりを大切にしてしまう栞子に妹や大輔の心に触れて、最後に本より大切なものがある!と栞子が踏み出したシーンは成長したんだね…と。
現実と大輔の祖母の時代とが交差して流れますが、お互いの時代を邪魔せず、汲み取りやすかったです。
ただ感じたことをレビューに載せたのみですが
いい映画でした。
激しくなく、ゆっくり流れる映画です。
好きです
黒木華がとても好き。
彼女が居るだけで目が離せなくなる。
そして、太宰治も好き。
若い頃、夢中で読んだ。
夏目漱石のそれからをめぐる過去の話と、太宰治の晩年をめぐる現在の話。
その絡ませ方がとても良かった。
ん?と思う所は多々あるけど、気にしない!
途中で
突き落とされた時
本屋で本がボロボロにされた時
マシンガンで奪われた時
最後も車で逃げずに『警察』に行けば、、、。
本当に本を大事にするならそうすべきだった気がする。
東出さん、やっぱりクズ男にしか見えなくなってしまった💦
最初に犯人を明示してサイコ風にした方が・・・でも、それは原作から離れ過ぎてしまうのかな?
太宰の「晩年」初版本を巡るサスペンスと、古書堂に勤める青年の祖母の悲恋を交えた物語。
色々と混ぜてしまい、全てが中途半端になってしまった印象の映画です。
犯人はすぐに想像つき(と言いますか、他にいない)、サスペンスとしては物足りなさを感じます。
かと言って、主人公の恋愛物でも、祖母の不倫物でもありません。過去と現在の因縁めいたところもありますが、深さを感じません。
犯人を最初から明示してサイコサスペンス風に仕立てるか、鎌倉の景色をもっとしっかりと映し「美しい映画」にするか、或は過去との因縁をもう少し深めるか・・・等をすれば、より見所が出来たように思えますが・・・全てが中途半端でした。
改めて本の良さに気づかせてくれる話
なんでもっと早くこの作品を見てなかったんだろうってすごく後悔してる
ミステリーでもあるのに切ない恋のお話。
「僕の存在にはあなたが必要です」
この言葉が本当に素敵な言葉だった
改めて本に触れる生活をしたい
みぃ~んな善人みたいな映画は・・・
ファンタジーなんだかミステリーなんだか中途半端でどっち付かずモヤモヤ。
結末がドタバタで性急過ぎる感じが何とも言えません。
登場人物がそんなに多くないので最初から犯人はわかりきったようなもので、そのうえでどう話を膨らませるか期待してたのだが萎んだまま終わってしまった(笑)
みぃ~んな善人みたいな映画はメリハリがなくほわ~んとして薄ぼんやりして何て言うかクライマックスで、うとうとっとして、はっと気づいたら終わってたって感覚に近い。はあ?あれ?ってなもんで・・それでエンドロール、( ̄▽ ̄;
原作を知らないけど。
他の人のレビューが良くないけど、僕は
なかなか面白かった。
いい俳優ばかり使っているし、ストーリー的にはよくまとまった作品だなと思った。
ただ謎解きミステリーではないですね。
古き時代のお婆ちゃんの恋愛話。
そして主人公と黒木華の関係、恋愛までいかない。
あとは犯人との戦いでハラハラドキドキ。
犯人と主人公の父親が同じだったとさらりと終わらせるのは確かに少し違和感あったかな。
僕は剛力彩芽の出てたドラマもたまに見ていたけど面白く見ていました。
原作読まない方が楽しめるんじゃないでしょうか。
ミステリーとしては致命的では・・・
黒木華さんは魅力のあるいい女優だと思うけど、たぶんビブリア古書堂の男性ファンの多くはコレジャナイと思ったんじゃないかな~。
監督が女性なので、男の考える清楚系美人と女の考える清楚系美人の違いが出たのかなと思った。
【ネタばれ】だけど・・・・
主な登場人物が4人しかでてこないのにそのうち3人が主人公の男女とその妹となれば犯人は・・・
まあ、原作でもあまりミステリー重視の作りではなく、むしろ登場する実在小説に関する蘊蓄が面白い作品で、今回はそれプラス若き頃のおばあちゃんの恋に重点が置かれてるから、ミステリー要素はあくまでもオマケとして観るべきなのかも・・・。
日本映画のダメな所の詰め合わせ
原作未読
過去と現在が入りまじる、古書にまつわるなん茶ってミステリー。題材は素晴らしい(原作はいいのだろう)のにどうしてこうなった⁉️
てか現在と過去(祖母の恋愛)で、過去の方が明らかにスタッフの気合い入ってた。見せ方が違うもん。まぁ、
現在)本マニアのコミュ障女に言い寄る、ヒロインの対比の為だけに作られた男とサブカルオタクのマンガチックなお話
過去)小説家を目指す夢追い男と地道に働く食堂の主人との間に揺れる女の話
↑確かに過去の方が題材としても扱い安いし、深みも出しやすいが、それを上手く調理するのがプロなんじゃないのん??
とりあえず、見せ場のシーンになったら役者の顔アップさせて、スローモーションかける手法はいい加減卒業したほうがいいと思う。
後、不審者に襲われてケガしたら普通警察に相談しない?
ミステリーでそういうのをテキトーにやられるとムカつくんじゃ💢😠💢脚本の段階で誰か突っ込め( ノД`)…
悪い所ばっかり書いたけど、メインヒロインと豹変した犯人を除いて、役者の演技は割りと好きかな!
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