劇場公開日 2018年9月1日

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きみの鳥はうたえるのレビュー・感想・評価

全84件中、81~84件目を表示

3.5つまらない!と切り捨てるか、染みると感じるか

2018年9月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

つまらないと切り捨てるべきか、じんわりと染みると言うべきか…正直迷う。特に前半は劇的展開もなく現代社会の一部分を淡々と切り取ったような平坦な物語なので、興味を持てなければ100%つまらんだろうし、こちらから積極的に何かを読み取ろうとしなければ恐らく寝ちゃうような作品かも。
個人的には「オーバー・フェンス」を見ていて、なんだか漠然とした繫がりや雰囲気も似ていたので、かなり集中してみることができたけれど、表情を追ったショットなどどう捉えて良いのか分からず不安を感じたところが結構あったので、いまいち作品に入り込めずに見続けていたような気がする。おそらく、よく分からないけど何となくこうかなぁーという印象を与えることがこの作品の意図のような気がしたけれど、あまりにも漠然とした展開が長すぎるように感じた。
後半は、漠然としていた前半の思いを解決してくれる内容で、すごく引きつけられた。
後半や終わり方だけでいうと、相当いい映画だと思う。俳優陣のパフォーマンスも素晴らしかったし、静を貫き通した映像にも非常に好感を持てる。それほど多くはない音楽もすごく効果的だったと思う。ただ、前半の長さを思い浮かべると、トータル的にこの作品をどう評価したらよいのか悩ましい。良き作品には時に忍耐を要するとは思うけれど、なんか違うような…いい作品だったとは思いますけど─。

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SH

4.0スクリーンの向こう側に行きたい

2018年9月5日
iPhoneアプリから投稿

函館の街を舞台に、若者たちの忘れられない想い出の1ページ。画面に映る俳優たちの瑞々しさが素晴らしく、それをひとつの映画に纏め上げる監督の手腕は流石です。映画を見ていて、ずっとスクリーンの向こう側へ行きたい、きっと撮影も楽しかったに違いないと、勝手に思ってしまいました。きらめく奇跡のような映画です。

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父さんキツネ

4.0居心地の悪い傑作

2018年9月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

観ている間中居心地が悪かった。もう年を取ってしまった私は、当然こんなの長く続くわけがないと知っているし、楽しいけど完全に分かりあえるものがない3人だと知ってしまっている。それに気がつく過程をずっと見せられるのは...つらい。
しかしそれはこの作品が圧倒的な力を持っているということであり、特にラストは最高にすごいと思った。あああそこまで描いてくれて、そしてあそこで切ってくれてありがとうと思った。原作読んでないからどういう判断なのかまでは知らないが。
あの3名は強いな。あの自分でもなんだかよく分かってない役は柄本佑にしかできなかったろうなと思った。ああいう人好きじゃないけど。染谷将太さんは立ってるだけですごいし、石橋静河さんはやけに女っぽくなってて強烈でした。
萩原聖人、うまく枯れたな...と思った。

しかしあんなアレンジの「オリビアを聴きながら」知らねえよ!と思ってしまった。年だな...。

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andhyphen

1.5路面電車

2018年9月2日
Androidアプリから投稿

単純

函館で暮らす本屋のバイトの男女とその男と同棲する失業中の男の3人組の話。

まともに仕事もせずだらだらと暮らす20代後半から30歳位の男女の心情や恋愛観、薄っぺらい友情と信念の物語という感じで、判らなくもないと感じるところもいくつかはあったけれど、何の責任感もなくヌメ~っと何も考えずに時間を経過させているヤツらにみえて、二十歳前後の学生ならまだしもという印象しかなかった。

印象はあてはまるものがないけれど…あったならば「面倒臭い」がマッチかな。

まあ、雰囲気映画ということで。

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Bacchus
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