きみの鳥はうたえるのレビュー・感想・評価
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不愉快になる作品
淡々と進み山場もない浅い内容で時間も長く感じた。自己目標がなく周りに流されているだけの若者の姿は見たくない。この先どんな不幸が起きようと自業自得としか言いようがなく不愉快になる作品。
2018-203
楽しい時は永遠には続かない
面白かったなぁ
佐知子の心の揺れを感じながら、私も彼らと一緒に楽しくて幸せな時間を過ごした作品だった
函館の本屋のバイト仲間から付き合い始めた僕(柄本佑)と佐知子(石橋靜河)。
僕には、同居人の静雄(染谷将太)がいて、いつしか、3人で遊ぶようになるが…
何事にもテキトー過ぎる僕と、
彼とは対照的に、キッチリしてるけど、優しずぎて押しの弱い静雄
その間にいる佐知子は、割と白黒つけたいタイプ
その中で、佐知子の選択は最初から決まってたと思う
(Tシャツを着た時の反応を見れば、よく分かる)
それを僕は薄々感じてたと思うし、静雄は優しすぎて強く出られない
だから、ついつい3人で遊ぶ時間が増えてしまう
それは、佐知子にとっては、前の恋を忘れさせる良い時間になったと思う
佐知子を決心させた決定打は、キャンプだったと思う
好きな人の顔にアザがあったら、嫌でも気付くはず
そこをスルーした佐知子って、結構残酷なことしてるなと、私は思った
その時、僕も何があったか、きっと悟ったはず
気の合う仲間がいて、彼らと会っている時の楽しさは永遠に続けば良いなと思うけど、どんな時も必ず終わりがやってくる
そこに、花火の後の線香花火のような寂しさを感じた映画だった
また、最後の最後にあぁいうことする僕に、ちょっとイラついちゃう
それは最後の佐知子の顔にもちゃんと現れていたと思う
彼らの楽しい時間は、それぞれをちょっとずつ成長させた時になったと思った
柄本さんの演技がバッチリ
クラブシーンが無駄に長かったように感じます。
石橋静河がなんで手近に男をとっかえひっかえできるのかが不思議だった。
柄本さんの演技がやる気のない若者にばっちしはまってました。
常にどうでもいい風に過ごしてた柄本さんが、最後に自我を出すというラストが響きました。
脚本、演出、役者の演技が一体を成す傑作
傑作。
といってもハリウッドの大作の5点とは違うんだけれどね。
小さな映画館で夜遅くに観るのがよい。
そういう、言ってみればマイナーポエットの良さ、ではあるんだけど。
言うまでもないが主演の3名の演技がとってもよいね。
柄本佑は評価の高い「素敵なダイナマイトスキャンダル」よりも、こちらのほうが良いように思えるし。
何より石橋静河がいい。彼女はスクリーンで観るとほんとうに魅力的だ。
冒頭、柄本のモノローグで「この夏がずっと続くと思っていた」の通り、永遠にこの時間が続くと、そうであればいいと思わせる映画でありながら、着実にストーリーは進む。
脚本、演出、役者の演技の一体感が素晴らしい。さらに言えばロケ地函館の街の空気感も含めて。
テキトーに生きているかのように見えるんだけど、もがいているんだよね。
その「もがき」を、石橋静河のアップの長いカットに収斂させるラストシーンも、秀逸で余韻を残す。
トホホ
綺麗に言うと、函館を舞台に僕・静雄・佐知子のフリーター三人が織り成す青春グラフィティー。しかし私には、大人になり切れないまま毎日をダラダラと過ごす若い男女の自堕落話にしか見えなかった。タイトルがビートルズの歌から取られたものと知ったのは後のこと。でもそれが作品のどことどう関わっていたのか今も良く分からず仕舞い。函館の一映画館が周年記念で製作した作品と聞いて少し期待していたのですが、原作未読のためか、世界観の違いのせいなのか、ちょっと残念な鑑賞になってしまいました。
自由奔放な青春の終焉を予感させる秀作
序盤、柄本佑と染谷将太が並んで歩いてくる絵にゾクゾクした。異常なほどの映画愛をもつこの二人の圧がすごい。
そして「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」の石橋静河が二人に絡む。彼女のボーイッシュでナチュラルな魅力が光る。
函館を舞台に三人の自由気ままで行先の定まらない時間を切り取る。決して責任を持とうとしなかった主人公の「僕」だが…
「好きだ」と伝えることの重さをずっしりと感じることができる青春映画の秀作だ。あのときを思い出した方も多いのではないか。
ずーっと観ていられる
主役はもちろん、出演者みんなよかった。「僕」は情けなくて、だらしなくて、やさしい。そしてかっこいい。静雄はほんとにいいやつ。幸子はかわいいしほっとけない。
ラストの解釈は人それぞれだろうけど、半年後にはみんなバラバラだと思った。
観終わった後、ポスターで選ばれた写真に納得。好きなシーンだった。
スマホの画面が割れていた。これを、評価すべきか?
スマホの画面が割れていた。という所、監督のセンスを疑う。
やはり、佐藤氏の作品は難しい。作品名「きみの鳥は歌える」
という作品名の「鳥」という言葉に躓いてしまった。「鳥」は
出てきたっけ?主人公が120まで数えたら…。という「120」
という数字さえ「どうして?」と思ってしまった。
石橋の映画での作品を観てみたいという気持ちもあったが「佐知子」と
いう謎めいた女性を卒なく演じていたと思う。可でも不可でもなく。
染谷の演じた「静雄」は、なんか他の二人を遠目で見ている感じで良かった。
もう少しひねくれた癖のある少年役でもよかった。映画の後半と原作の後半の流れは、若干違っている気がした。静雄が母親の所へ帰る件がなさすぎると思った。
原作では、もう少し「静雄」の出番が多いような。映画は、「僕」と「佐知子」の
別れの所で終わっているが。これで良かったのだろうか。
賛否が分かれるかもね…
レビューを見て、ちょっと不安になったんですが、監督と柄本さんのトークショー付きと知って行きました。確かにストーリーはグダグダしてて、何らかの感情を求めに行くと、カスってばかりかもしれない。でも、石橋、柄本、染谷の3人の役者さんの力量がすごくて、その空気感、佇まいを味わうだけで、もう満足でした。あと僕と大塚のからみが、個人的には好きでした。絶妙なあの間がいいんだよな。
不愉快な感情しか残らない。
佐藤泰志の原作は未読だが、「そこのみにて光り輝く」が小説も映画も傑作だったので期待はあった。
しかし。
これは原作もこんな薄っぺらで堕落した話なのか?
この三人は無気力がイカしてるとでも思っているのか?
バイトだからって精気のない仕事ぶりが許されるのか?
金もないのにキャンプとかどんだけ呑気なんだ?
佐知子という女には節操がないのか?
この三人には、「そこのみにて」の主役の二人のような、貧乏だけど筋は失わない矜持はないのか?
上昇志向がないのは構いはしないが、あんな生き方をさも美しいかのように描くはよしてほしい。いい役者つかいながらこんなもの撮りやがってというのが正直な感想だ。
このあと原作を読むつもりだったのだが、気分は萎えた。おそらくタイトルの意味はそこにあるのだろうが。
ジェラシー
震災明け、初めての映画。なんで、こんなだらしない男がこんな可愛い女の子に好かれるのか、終始嫉妬心で観ていた。クラブシーンも冗長でイマイチと自分は感じていた。しかし、一緒に観ていた家内は若者にありがちな不安だらけの自分、誰を愛しているのかわからないような感覚が痛いようにわかったと聞いて、なるほどと思った。
最強のアンサンブル映画
まあ映画らしい映画。シネコンにはかからないほうの。終わらない夏、しかも深い海の底みたいな映像設計がかっこいい。三宅監督、クラブシーンは流石だ。
とにかく冒頭から役者陣が素晴らしい。石橋静河は「夜空は〜」の比ではないくらいに素晴らしく、こういうもので新人賞をあげるべきだったのではないか、一度返してこっちでもらえ、と言いたくなる素晴らしさはきっと監督と共演陣の引き出しには天下一品の柄本佑と染谷将太が引き出させてるものだろう。ゆえに最強のアンサンブル映画が出来上がった。
この映画=時間の全てが愛おしい!
ストーリーでしか映画を語れない方々を
置き去りにして「ダンスフロア函館」は、
今日もスクリーンの中で輝いている。
あの光が、一刻も早く戻りますように。
つまらない!と切り捨てるか、染みると感じるか
つまらないと切り捨てるべきか、じんわりと染みると言うべきか…正直迷う。特に前半は劇的展開もなく現代社会の一部分を淡々と切り取ったような平坦な物語なので、興味を持てなければ100%つまらんだろうし、こちらから積極的に何かを読み取ろうとしなければ恐らく寝ちゃうような作品かも。
個人的には「オーバー・フェンス」を見ていて、なんだか漠然とした繫がりや雰囲気も似ていたので、かなり集中してみることができたけれど、表情を追ったショットなどどう捉えて良いのか分からず不安を感じたところが結構あったので、いまいち作品に入り込めずに見続けていたような気がする。おそらく、よく分からないけど何となくこうかなぁーという印象を与えることがこの作品の意図のような気がしたけれど、あまりにも漠然とした展開が長すぎるように感じた。
後半は、漠然としていた前半の思いを解決してくれる内容で、すごく引きつけられた。
後半や終わり方だけでいうと、相当いい映画だと思う。俳優陣のパフォーマンスも素晴らしかったし、静を貫き通した映像にも非常に好感を持てる。それほど多くはない音楽もすごく効果的だったと思う。ただ、前半の長さを思い浮かべると、トータル的にこの作品をどう評価したらよいのか悩ましい。良き作品には時に忍耐を要するとは思うけれど、なんか違うような…いい作品だったとは思いますけど─。
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