「空気のようなチルムービー」きみの鳥はうたえる 映画野郎officialさんの映画レビュー(感想・評価)
空気のようなチルムービー
自由でまったりの時間が流れる映画。
でもそれでいて退屈にならず、ぼーっと惹き込まれて観てしまう不思議な魅力がある。
一見冗長で無駄な時間に見えるシーンも艶かしくさせている。
クラブのダンスシーンもずっと観ていられる。
それは他でもない石橋静河の脱力系色気のせいだ。ダンスが得意なのもあって、ゆったりとリズムに合わせて体を揺らすだけで画になる。そして歌も上手いときた。カラオケでの歌唱シーンも見どころだ。
そして柄本佑のクズ男加減が絶妙。どうしようもないのに、どこか愛らしいキャラを見事に演じきっている。
それら全体に漂うセンスのある空気感は三宅唱監督の演出の力か。
エンディングテーマもイカしてる。
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