「嫌いじゃないのは役者がいいから」きみの鳥はうたえる M hobbyさんの映画レビュー(感想・評価)
嫌いじゃないのは役者がいいから
メインの3人が芸達者な役者を使ってくれたおかげで、最後まで眠らずに鑑賞できました。
正直、ストーリーは眠たーくなるような、のんびりというか、だらだらしてるというか、覇気がないというか、、、でしたが、まぁ、自分じゃとてもこんな風には生きていけないだろうから、映画で見る分には楽しめるな的な作品でした。
リアルにありそうな箇所と、
おいおい、ドラマチックやな!
と言いたくなる箇所があって、それが楽しかった。
なんせ主役の柄本佑も、染谷将太も、石橋静もみんな美しいな。オーラが。うん。存在感と空気感。
それに対する萩原聖人の枯葉感がまた素晴らしいね。
若者と少し年取ったおっさんの差がより、この世界をリアリスティックに描けていて、好感が持てた。
柄本佑演じる、「僕」がひょうひょうと、流れるままに、束縛されることなく何かに必死になるわけでもなく、なるようになれーと生きてる様や、佐知子(石橋静)のように、尻軽に、でも、好きなように異性と絡みながらもそれなりに不安になって思い悩んでたりする様は、羨ましかったりもしたなー。
ラスト。はっきりしてくれない作品は苦手だけど、今回はなぜだか、これで良い!と素直に思えた。
佐知子、どうしたかな、、、
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