彼女がその名を知らない鳥たちのレビュー・感想・評価
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沼田まほかるはユリゴコロと猫鳴りは好きだけどその他はあんまり。 映...
沼田まほかるはユリゴコロと猫鳴りは好きだけどその他はあんまり。
映画になってもその通りでした。
それにしても日本映画のベッドシーンって美しく見えないですね。
共感度はゼロ。満足度はヒャク。
最初から最後まで、とにかく気を抜けないストーリーだった。
実際のところこの映画、恋愛映画でもありミステリー映画でもあるので、鑑賞後は映画二本分観たような不思議な感覚になった。
前半は登場人物のクズっぷりが痛々しいのだが、後半は伏線の回収がキレイに行われ、また予想外の展開がたくさんあり、本当に面白い映画だった。
ラストシーンは本当に切なくて、思わず涙した。
このラストは本当、私の恋愛観が変わったような気がする。
個人的にはポスター4人の演技力には本当に驚きました。もう一度観たい作品です。
まだの人は是非。
いい。けどちょいしつこい
『ユリゴコロ』『ナラタージュ』ときて、これが一番良かった。ただテイストはいちばんえげつなく、グロテスクにいろんなものを映してる。映してるだけでなくて、グチャグチャ汚いものを噛む音や効果音もデフォルメされて、蒼井優は一向に綺麗に映されない。
しかし、汚い中で美しいのは阿部サダヲでした。「ああ」と全体像が見えてからの芝居が長すぎではないか、というくらい長くて、つまりかなり全体もったいぶったところが立ちすぎてるのが感動を半減させていくという珍しい体験をした
。
蒼井優。やっぱりのど迫力。ラストに近くなってのあの表情はなんと表現したものか。
白石和彌らしいラブストーリー。竹野内豊の使い方がほんとにうまいなぁ。彼もよく受けたと思う。決して下品にならずよく演じきったと思う。今までに見たことのない竹野内豊。これからが楽しみ。
しかし。ラストはちょっと唐突すぎる。もうちょっと哀しみを高める工夫したらよかったのではないか。
クズっぷり
黒崎、水島のクズっぷり。凄かったね。びっくりするぐらいのクズ。十和子は、そんなクズなオトコにハマりやすいダメ子。蒼井優のダメ子ちゃんな演技、良かった。ジンジという人には、色んな意味でびっくりさせられた。
彼と彼女の関係を知った時、涙が止まらなかった。
幕が開いた瞬間。関西弁なんかずるいと感じながら観させてもらった。いや~、ラッツ&スター(シャネルズ、松崎しげるでも可)ばりの陣治(この名前結構好きです。)に泣かせてもらいました。久しぶりの号泣。阿部サダヲしか出来ない男。
菓子パンを踏んづけて中身が出ちゃう所。なんて愛くるしい男なんでしょう。何であんなドジな男を十和子(漢字変換で出にくい)は、邪険に扱うのでしょう。そんな女を陣治は必死に彼女を愛そうのはなぜなんだろう。話が展開していくうちに、驚きの連続。素直に考えてみれば、蒼井優の「オーバーフェンス」のような怪演を見ていない。おかしいなぁとは思ったが。う~ん、やっぱしと思った。これも蒼井さんしか出来んよ。
陣治が、ラストやってくれたじゃないですか。蒼井VSサダヲ、今回は、完全にサダヲの圧勝だよ。
それにしても、二人でステーキを喰う場面も挿入。やたら喰う場面が出てくるね。どうしてなんでしょう。(寿司といい餃子といい。)
回想場面で、十和子が陣治と初めて出会うとき、十和子の顔が包帯で巻かれていたが、あれはどうしたのでしょう。あの頃から黒崎と付き合っていたということか?
陣治と十和子の関係が理解できた。その時、もう泣かずには、
いられない作品であった。泣きつかれた。
うどんでも喰いに行こうか。
ユリゴコロに続き
大好きな沼田まほかるの作品が映画になる。それも続けて2作品も。と言う事でユリゴコロに続き、観てきました。
内容は原作読んで知っているのですが、脚本がユリゴコロよりは変更していなくて嬉しかったです。
改めて映像として観るとなかなかのドロドロっぷりと阿部サダヲ、蒼井優の演技のうまさに終わった後の余韻と言ったらなかった。。。また観たい映画です。
とにかく阿部サダヲが可哀想で可哀想で。
とにかく蒼井優が普通のその辺にいそうな女性を演じるのが上手くて上手くて。
陣治が十和子と付き合ったばっかりに転落して行った所ももうちょっとクローズアップしてもらえると十和子のクズっぷりがもっと際立ったかなぁ。十和子の為にエリート会社をやめたりする件とかあるとなー。
まぁ、そうじゃなくても元々不潔で粗野な男として描かれているので、その設定だけで良かったのかな。
また沼田まほかるの新作でないかなぁ。
面白かったです!!!
とにかく俳優部のみなさんが素晴らしい! 陣冶の献身の行為は、最後の...
とにかく俳優部のみなさんが素晴らしい!
陣冶の献身の行為は、最後の十和子の一言に全て報われたのかなと思っています。
これを愛と呼べるか。
クズで最低な人間しか出てこないが、予想外の結末に、とても驚かされた。そして、これは美しい愛の物語だった。
阿部サダヲがとてもいい役で出ていたので良かった。
ユリゴコロと原作者が同じなので観てみたけど、ユリゴコロの方が面白かったかな。けどこっちも名作。
これが愛なのか!
いやあ!ホント登場人物クズばっかしだったけど最後はウーンとうなされてなかなかに深い愛の物語だと思いました!
ただ「君の名は」のサントリーBOSSのように麒麟の製品がアピールされてたのが気になりましたあ。やっぱし元キリンビバレッジの顔蒼井優と現キリンビールの顔阿部サダヲ主演ならではでしたねッ‼️
黒崎と水島は確かにクズでしたが、十和子とジンジには共感はできないが...
黒崎と水島は確かにクズでしたが、十和子とジンジには共感はできないが、クズまではいかないかと。
十和子に出会った頃のジンジはそれほど不潔感もなかったのに、病んでる十和子に翻弄されてる間にあんなジンジになってしまったのか、付き合う相手って大事だなと思った。
ジンジのどこまでも深い愛に十和子がもう少し早く気付けていたら...
水島との馴れ初めがちょっと不自然で腑に落ちなかったです。
あと水虫のジンジの足指に埃まで詰めて撮影したと阿部さんは言ってましたが、それを発見できなかったのが残念です。
ご勝手に。
エゴイズムの塊。
誰しも持つエゴイズム。
それ自体悪くない。
ただ、少しでも、
人を思う気持ちがあれば、
良いのになと自分の襟正す。
ラストのセリフ。
「ご勝手に」と思った。
主演お二人の演技に、
引き込まれた。
出てくる人みんなクズって聞いていたからどんなもんかと思ってたけど、...
出てくる人みんなクズって聞いていたからどんなもんかと思ってたけど、意外と近しい人結構いますよ〜と思ってしまった…どれも共感はしないけど。最後まで見たらジンジには納得。ストーリーもキャストもみんなハマってたしすごく楽しかった。涙もしたし原作を読んでみたいなぁ〜と、もっと深く知りたくなりました。タイトルの意味はどういうこと?だったのかなぁ。
彼女の魅力
こんな女のどこがいいんだろと思いながら
観てました。
あなたにしか見えない彼女の魅力が特別だなんて
気に入らないの
そんな歌詞の歌があったけど
陣治にとっての彼女は、そんな特別な存在だったのでしょう。
彼にしか見えない彼女の魅力。
男と女って、結局周りには理解できない何かに惹かれるんでしょうかね。
羨ましいよな不思議なような。
阿部サダヲさん、とてもよかったです。
蒼井優さんも。
タッキリ(死)マカン(無限)
原作未読で映画のみ鑑賞。多分映画化しやすい作風かもしれない。ただ、題名と映画のテーマが何処で結びついているのか、メタファーが何処に隠されているのかは分からなかった。まさか最後の飛び降りでの、代わりに鳥たちが浮上して旋回するするところではないよね?!
ストーリー展開はそれ程複雑ではなく、あらすじにも書かれているように多分誰も共感できない役ばかりだが、阿部サダヲはともかく、竹野内豊、松坂桃李のクズッぷりの演技がキモなのかと思う。とはいえ、男優が汚れ役をやるというのはそんなに響かないのだが。女性観客ならばまたイメージも違うのかなと考えたりするのだが。
ハリウッドやフランス映画ならばもっと綺麗な映画になるのかもしれない。折角、前半の蒼井優と松坂の濡れ場後の、ピロートークで砂が上から落ちてくるイメージ演出を施していたのに、後半そういったものがなかったのが、寂しいと感じてしまったので。
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