「映画史上最低の駄作」ジュラシック・ワールド 炎の王国 touさんの映画レビュー(感想・評価)
映画史上最低の駄作
主人公サイド→頭の悪い偽善者集団
悪役サイド→更に頭の悪いバカ集団
出てくる人間全てに嫌悪感しか湧かないしシナリオが違和感だらけ。
前半で崩壊していく島に飲み込まれる恐竜達を悲痛な表情で見詰める主人公達だが、数分前に襲ってきた肉食恐竜を閉じ込めて溶岩で焼き殺してる癖に何それ?と既に違和感MAX。
子供がエレベーターのボタンを押しただけで侵入できる地下の秘密施設。
「お前も金の為に恐竜の調教してただろ」と言われてどう言い返すのかと思いきや無言で殴るだけの主人公。
孫娘が祖父に悪役の所業を告発するも「彼がそんな事をするわけない」と聞く耳を持たない。そして金持ちが恐竜オークションの為に集まってきて初めて気付いたくせに「お前のやっている事は全て分かっている。今すぐ警察に自首しろ」。
爺さん、ボケてますね?
と言うか、悪役も何故オークション会場をジジイの屋敷にする??バレるに決まってるだろ。
「ぼくのかんがえたさいきょうのきょうりゅう」
↑こいつの存在が一番駄目。1作目に対する敬意とか無いのか?
悪役ハンターとのコントのようなやり取りが冗長過ぎてため息も出ない。
そして最悪のラストシーン。
人間は大勢いるから希少な生き物の糧になって下さいね。純真な子供に判断させましたんで。
欧米で捕鯨の反対運動とか起こって支持されるのは自分達が命を選別できる立場にいると勘違いしてる傲慢な人間が多いからだろう。
この映画からはその類いの歪な動物愛誤しか伝わって来ない。
自分が見てきた映画の中で全てがダントツに酷い。子供の頃に見た名作を下地にして金を掛けて大作として仕上げているだけに余計に酷さが際立つ、映画史上最低の駄作。