「人間の踏み込んではいけない領域、再び。」ジュラシック・ワールド 炎の王国 アルさんの映画レビュー(感想・評価)
人間の踏み込んではいけない領域、再び。
シリーズ通して変わらずの警鐘感は強いが、今回はさらに踏み込んだ考えさせられる内容。クローンに対する危機感、倫理観などを、上手く娯楽に組み込んでいる。
前作以上の圧倒的なスケールと恐竜への期待。重厚なストーリーと今後のワールドへの期待。求めるところで本作の評価が分かれる印象。緊張感とアクションをバランス良く、テンポ良く観せてくれており個人的には大満足。
後半のスケールに評価が分かれている様だが、自分には『人間の小ささ、倫理の最後の砦』と感じる場所だった。オーウェン側も、イーライ側も、その『扉』を開けるのか、閉じたままか。その選択を観ている側に投げかける場所。
そして何より特筆すべきは、本作の鍵となる、イザベラ・サーモン演じるメイジーが可愛い。芯のある眼差しと、セリフを含ませる表情。えっ!?出演作品は本作が初!?とは、とても思えない将来性を感じる。続編にも出演予定なので、成長した姿に期待大!
ハワイに行った際は、是非【ジュラシック・ワールド】のロケ地である『クアロア・ランチ』を観光して欲しい。あの壮大な風景、あの映画のロケのセット、あの現場の雰囲気の興奮は、絶対に日本では味わえないので、オススメです。(だけどランチの味は酷いです、要覚悟w)